人とのコミュニケーションが上手く
行かなかったり、
突発的な行動をしてしまい、
変な人と思われてしまう。
このようなことは、
発達障害の人でなくても、
体験したことがあると思います。
しかし、軽度発達障害や
グレーゾーンの人は、
その頻度が普通の人以上、
発達障害の人未満で起こります。
そのため、スクールカーストでは
中下以下の階層になってしまいます。
会社においては、微妙に出来ない人
扱いされてしまいます。
また、軽度発達障害や
グレーゾーンの人は、
発達障害と認定されていない為、
支援の対象から外れてしまい、
多大な生きずらさを感じてしまいます。
発達障害(ASD、ADHD)の特性は、
人との関りの困難さや、日常生活や学校、
職場などにおいて、さまざまな問題が
発生してしまいます。
そのため、現代社会を支援や理解なしで
生きていくことは、不可能に近いです。
軽度発達障害やグレーゾーンの場合、
この辛さを半分背負いながらも
普通の環境で生きていかなければ
ならないのです。
支援もないため、ストレスを抱えてしまい、
鬱や社会不安症など、
二次障害に繋がる恐れもあります。
現代社会では、普通とは違うだけで、
物凄く生きずらい世の中なのです。
今回は、軽度発達障害・グレーゾーンの
人の生き辛さや、原因について
お伝えしていきます。
軽度発達障害・グレーゾーンの生き辛さ
発達障害と明確に診断されていれば、
障害者手帳を取得して、
社会的な支援を受けられます。
学校では支援学級に入れますし、
就職では、障害者雇用枠での採用も可能です。
発達障害者の場合は、明確な困り事があり、
普通の人ができることができないからです。
しかし、軽度発達障害やグレーゾーンの
人の場合、困り感があいまいな為、
正確な診断はされず、
支援も受けられないのです。
普通に出来なくはないけど、
普通の人とは明らかに劣ってしまう。
そのような状態で、普通の人(健常者)と
同じように人生を生きていかなければ
ならないのです。
発達障害の特性を少しでも抱えるだけで、
学校や会社など組織的な環境では、
多大なハンデとなります。
学校では、コミュニケーションが微妙に
変になってしまって、スクールカーストの
底辺的な存在になってしまいます。
会社では、仕事のミスが多かったり、
周囲との同調ができずに、怒られたり、
孤立しがちです。
軽度の為、社会的な理解やサポートもなく、
家族や友達に相談しても、単なる能力不足と
捉えられてしまいます。
ストレスを抱えやすく、精神的二次障害を
抱えてしまうこともあるのです。
軽度発達障害・グレーゾーンの原因
発達障害の人の割合は
近年急速に増えてきています。
50年前は、5000人に1~2人、
今では文科省によると、15人に1人です。
そのため、発達障害の特性が
多少みられる人が多いのも仕方がない
のかもしれません。
背景には、化学が発展したことによる、
環境の変化があるとされています。
農薬や化学肥料によって、
野菜のミネラルの減少や、
遺伝子組み換え食品の体への影響など。
科学技術の進歩によって、
人間の脳神経に悪影響を与えてしまって
いるのです。
親が高齢の時に生まれた子供も、
発達障害の傾向が強まるとされています。
以前は母親の年齢による影響が強いと
考えられていました。
しかし、最近では父親の年齢の方が
発達障害の傾向に影響があると
言われています。
母親が高齢の場合は、知的問題や
ダウン症の影響があるようです。
発達障害は先天性の脳の機能異常であり、
環境的・外部的な要因が原因ではないと
されています。
しかし、幼児期に虐待や放置された環境で
育った子どもは、脳に悪影響を及ぼします。
子供の脳は3歳までが発達のピークと
されています。
その時期にマイナスの成長を
してしまう外部的影響があると、
発達障害と似たような脳(グレーゾーン)に
なってしまうのです。
また、劣悪な家庭環境で育ったり、
精神が弱くて学校でイジメられるなど、
自己肯定感が育たない状態でも
脳に悪影響を及ぼします。
そして、発達障害と似たような
「社交不安症」「総合失調症」
「パーソナリティ障害」などの
二次障害を抱えてしまうのです。
軽度発達障害(グレーゾーン)は、
親からの遺伝的な要因もありますし、
環境によって脳の異常をきたしてしまう
原因もあるのです。
ネットの反応
軽度発達障害・グレーゾーンの人の
コメントをネット上で拾ってみました。
発達障害を疑っていますと伝えたんだけど、
それ以外の資料↓も役に立ったと思う。出生時から高校、
大学までの生育歴をそれぞれ箇条書きにする就職してからの失敗談、
上司から怒られた指摘でASDやADHDっぽい
のをチョイスして箇条書きにする前医で受けたWAIS、
セルフチェックのAQ-JとASRSの結果を添付止めとけ
マジで年金下りないで作業所、
障害者枠で終わる人生だぞ底辺でもな 彼女出来たり、
貧乏ながら結婚出来るって
幸せなことなんだぞそれらを全部捨てて
誰からも相手にされない
あいつは障害者だから
無視しようでスルーされる野垂れ死に覚悟でクズになりきる覚悟で
寄生する気あるか?簡単に障害者認定されるだろう
なんて夢見てんじゃねぇぞこれについては真面目に
話しておきたいけど
障害認定されようがされまいが
障害者としての人生を送る=
色んなデメリットやいわれのない差別を
受けるって覚えておいた方がいい普通の人が享受するであろう人間関係も
人生のイベントも何もかも
捨てる覚悟があるか?最悪、野垂れ死にの可能性も
あるけど受け入れられるか?そういう覚悟がないなら底辺なら底辺なりに
足掻いて普通の人生生きた方が
きっと幸せな人生送れるよ
さまざまな意見がありましたが、
発達障害に認定されたところで、
世の中を生きていく上で
リスクが大きすぎるということです。
発達障害と認定されてメリットと
感じられることはいくつかあります。
・障害者手帳を取得できる
・障害者雇用枠で働ける
・障害者年金を受けられる
・心が楽になる
発達障害者の場合、
知的な問題を伴わない限り、
障害者手帳は3級までですし、
年金も3級までだと思います。
障害者手帳の3級では、
公共料金が安くなります。
精神障害者年金は、
2級でないと意味がないようです。
障害者雇用枠での就職は、
身体障害者が有利ですが、
能力があれば、雇ってもらえます。
発達障害と認定されることで、
普通にできない原因を特定でき、
心が楽になります。
デメリット
世間的に区別される。
障害者雇用枠では、
給料が激安。
普通ではない境遇になり、
結婚や子どもをもつ
ハードルが高くなる。
発達障害と認定されたことで受けられる
メリットは、中学校卒業までだと
思います。
中学生までは、子供が発達障害と
診断されていれば、
特別支援教育が受けられたり、
理解やサポートのある環境が
用意されているからです。
高校以降は、特別なサポートは
ほとんどないですし、
自立が求められます。
就職でも障害者雇用枠は
身体障害者優先ですし、
給料は激安で昇給も見込めません。
なにより、世間から特別視されて
区別される恐れがあることです。
普通とは違うというだけで、
社会生活、恋愛において
偏見な目で見られることは確かです。
私は広汎性発達障害で軽度知的障害
といわれるIQです。
それでも社会的サポートは
一切受けていません。
そのため、ボロボロの人生を送ってきた
わけです。
最近ブログネタが無くなってきたので、
障害者手帳や障害者年金の申し込みを
してみようかとも考えています。
しかし私は、もの凄く運が悪い人間です。
だから、どうせ何の支援も受けられない
という考えになってしまいます。
今まで誰にも相談していないし、
誰も助けてはくれませんでした。
発達障害と認定されても、
本当に意味がないのです。
人生で上手くいかなかった理由が
明らかになり、心が軽くなるくらい
だと思います。
まとめ
発達障害の診断は医師によって
判断が違うようです。
個人で経営している精神科や
心療内科では、発達障害と診断されても
専門機関では、違うといわれることも
あるといいます。
発達障害(ASD、ADHD)の
明確な基準は、WAIS-Ⅲでの
知能の凹凸や、過去の生育歴です。
ASDの場合は、明らかに人との
コミュニケーションにおいて、
上手くいかないことがほとんどです。
また、異常なこだわりもあります。
普通の人とは違う感覚異常もあります。
ADHDでは、頻繁に遅刻、物忘れ、
片付けができない、衝動的な行動など
普通とは違う側面があらわれます。
これらの症状が、過去にあったかどうかが
判断基準になるのです。
軽度の発達障害の場合は、
これらの特性が軽い、もしくは
表れにくく、気づかないのです。
そのため、普通とは違う苦しさを
味わってしまいます。
発達障害という明確な診断もないため、
余計に生きずらさを感じているのです。
発達障害のグレーゾーンの人は、
普通の人(健常者)と同じ条件で
過ごさなければなりません。
そのため、精神的な負担を抱えてしまい、
二次障害になってしまうのです。
普通と違うだけで、人生は
ハードモードになってしまうのです。