私自身が長期引きこもりであり、どうにかして抜け出したいと思っています。
自分自身で脱出するのは不可能なので、他者に期待する気持ちがあります。
今回は、引きこもりを就労させる事業が話題になっていましたので、書いていきたいと思います。
ニートや引きこもり、
病気や障害など、様々な理由で
働けていない「潜在労働者」の
就労を促す試みを日本財団が
行おうとしています。
その数はおよそ600万人とも
いわれており、全ての人が
働けるようになれば、
日本の労働力不足は一気に
解消されます。
現在日本は少子高齢化、
人口の減少などの影響で
労働力が不足しています。
そのため日本政府は、外国人労働者を
積極的に受け入れる政策を
しているのです。
現在日本では150万人以上の労働力が
足りていないとされており、
2030年には5倍となる
644万人の人手不足に陥ると
算出されています。
現在すでに外国人労働者に依存している
産業もあり、このまま進むと
さらに悪化する恐れがあります。
その対策の為かはわかりませんが、
日本財団が「潜在労働力」に着目
しています。
しかし実際、今現在何らかの理由で
働けていない人を働けるように
サポートすることは、並大抵の労力
ではないと思います。
一人ひとり抱えている問題や
大きさも違いますので、
支援も多種多様になります。
そして、いま働けていないということは、
能力が普通の人以下である場合が
ほとんどです。
私もそうですが、はっきりいって
生産性は低いと思われます。
今回のプロジェクト
「日本財団WORK!DIVERSITY」では、
就労だけでなく、
「個人の幸せ」
「社会保障・医療費」の安定化、
「経済の活性化」
など、潜在労働力を活用することで、
日本全体に良い影響をもたらすという
考えです。
5年のスパンで考えられており、
今(2018年12月)は構想段階であり、
実現するにはまだまだ先のようです。
ハローワークや発達障害支援センターなどと、
「どのような違いがあるのか」に
着目したいと思います。
ハローワークや発達障害者支援センターに、
積極的に職や支援を求めて行動できる
潜在労働者は少ないと思います。
信用があまりないからです。
ハローワークで募集している企業は
ブラック企業というイメージがあります。
発達障害支援センターでは、
職員の対応や組織形態が地域によって
差があり、ネットでの評判は
あまりよろしくありません。
また、働きたくても
「自分ではもう無理だ」と
諦めている人が多いからです。
私もそうです。
潜在労働者は、行動できないから
潜在的なままなのです。
潜在労働者の行動を促せる政策が
できるかどうかが鍵だと思います。
具体的には、「安心して働ける」
「将来的な希望がある」「給与面」
などだと私は感じます。
日本財団は、競艇(ボートレース)の
収益金や寄付によって運営されている
ようです。
総資産額は約3000億円とも
いわれています。
ボランティア活動や災害支援など
多種多様な活動をしています。
ネットでの評判を見ると
賛否両論がありました。
私もよくわかっていないので、
ここでの言及は避けたいと思います。
ただ、困っている人に対する支援を
積極的に行なっているようです。
今回の「すべての人に就労支援を」
のプロジェクトも、様々な理由で
働けない人を支援する目的と、
それによって日本経済を良くする
狙いがあると思います。
慶應義塾大学の前塾長がプロジェクトの
会長に就任したり、
元厚生労働省事務次官や
社会保障審議会の委員など、
頭の良い有能な人材を起用している
ことから、本気度がうかがえます。
私の中では、「頭が良い人」
「立場が偉い人」「結果を残した人」が
絶対的に正しいという、
根拠のない信用があります。
アスペルガーの特性上、
何でも信じてしまうし、
疑う思考が苦手なので、
間違っているのかもしれません。
しかし、何かしらの理由で働けない人に
とっては、希望のプロジェクトだと
思います。
今まで就職氷河期世代は
見捨てられ続けてきたし、
日本では発達障害の理解も少なく、
肩身の狭い思いをしてきました。
国が働けない弱者を積極的に救済する
対策をせず、少子高齢化や労働力不足を
招いています。
その現状に、少しでも改善する方針を
打ち出しているのであれば、
頑張って欲しいと思います。