「私の普通、あなたのふつう、
ふつうってなんだろうね。」が
キャッチフレーズのNHKアニメ、
「ふつうってなんだろう?」の2回目の
放送を見ました。

第1回目の記事はこちら

2分という短い時間のアニメなので、
今回も物足りなさは感じました。

しかし、要点はしっかりと押さえられており
ふつうの人(定型発達)が見ても、
アスペルガーの困り感の一部は
わかってもらえると思います。

今回は、NHKアニメふつうってなんだろう?
第2回目の放送のあらすじと感想を
書いていきたいと思います。

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2話目のテーマ「アスペルガーの思考停止パニック」あらすじと感想

主人公はユウ(18歳)。
中学生の頃に、アスペルガー症候群と
診断されました。

ユウは、予想外のことが起きると、
パニックを起こしてしまい、
しばらく返事ができなくなる。

先生に怒られたり、人に大声で言われると
パニックから固まってしまう。

例えるなら、歯車が静かにゆっくり
回転してていたところに、
突然100デシベルで
「もっと早く回転させろ」と
命令されたような感じ。

作業員たちは慌てふためいてしまい、
壊れて動かなくなる。

パニックが起こると脳内では
上記のような症状になる。

見かけでは「ボーっとしている
ようにしか見えない。

返事がなく、聞いているのかいないのか
わからないため、怒られてしまう。

(アスペルガーの特性が理解されず)
パニックで鬱と睡眠障害になってしまった。

今でも(心を落ち着かせる)薬が必須。

将来の夢は、障害者の役に立つような
服飾デザイナーになること。

困っている人に役立つことが
私らしく生きることだと思う。

以上が今回のあらすじです。

このアニメを通してふつうの人に
伝えたいことは、
アスペルガー症候群の人がパニック
になると脳内がフリーズしてしまい、
行動ができなくなる

ということです。

脳内の処理が追い付かないので、
ぼーっとしていると思われて、
人から勘違いされて、
怒られたり、変な人と
思われてしまうのです。

私もASD(アスペルガー)であり、
パニックも何度かなったことがあるので
物凄くわかります。

予想外のことや、精神的なダメージで
パニックにおちいると、
思考停止状態になり、
体がフリーズしてしまうのです。

アスペルガーは予想外の出来事が
非常に苦手
です。
ふつうの人であれば、経験や周囲の状況から
判断することができます。

しかし、アスペルガーは、
マルチタスクの困難や想像力の欠如から、
不意に起こるものごとに対して
脳の思考が追いつかないのです。

また、大声で怒鳴られたり注意されると、
精神的なショックから脳の働きが止まり
パニックになります。

ふつうの人であれば、何かしら言い訳の
言葉が思いついたり、
仕草で伝えようとします。

しかし、アスペルガー症候群の人は、
思考停止状態に陥ってしまい、
考え込んでしまうため、
フリーズしてしまうのです。

今回のアニメでは、アスペルガー症候群の
パニックの困り感を
伝えようとしていたと思います。

発達障害(自閉症 アスペルガー)パニックになる原因や特徴と対処法

2分のアニメなので、
かなり内容は端折っていましたが、
伝えたいことは理解できました。

アスペルガー症候群を知らない
ふつう(定型発達)の人が
どう感じるのかはわかりません。

ですが、アスペルガーの人の困り感
については、理解していただける
のではないかと感じました。

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