子供が発達障害かも?と悩んでいる
保護者と、以前悩んでいた親が話し合う
ウワサの保護者会を見てみました。

出演者は、教育評論家の尾木直樹さんと
ホゴシャーズ。

初めて見た番組だったのですが、
子どもがグレーゾーンかも?と
悩んでいる保護者の気持ちが理解できて
とても為になった番組でした。

今回は、うわさの保護者会
「発達障害かも…どうすれば?」の
あらすじ(内容)や感想、不満に
感じた点を書いていきたいと思います。

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グレーゾーンで悩む保護者の葛藤

番組は、
子供の発達障害を疑っている保護者2人と
以前悩んでいた親、
教育評論家の尾木直樹さん
で討論が行われました。

討論を行った出演者

子どもの発達障害の疑いに悩む保護者

・アメジスト
・なんてん

以前悩んでいた親

・ホゴシャーズ

進行役

尾木直樹(尾木ママ)

相談者1人目:アメジストさん

中1の息子が忘れ物や提出物を
忘れるなどが頻繁にあります。

何度注意しても治らない。
整理整頓もできない。
計算ミスや数字を写せない。

もしかして発達障害かも…と
心配して調べてみると
ADHDの項目に当てはまっている。

友達もいなくて心配。

でも成長すれば治るはず
普通の人ができることが
(自然に)できるようになって欲しい。

今はできないけど、来年や高校生に
なったらできるようになるのでは

という期待をしています。

尾木ママ

学校の先生に(問題行動を)言われたことは?

アメジストさん

先生にはスルー(問題視されず)されました。
先生がスルーするから、
うちの子は大丈夫かな?と
ポジティブに解釈しました。

病院には行っていません。
子どもの脳が他の人と違うとわかって
しまったら、「努力しても無駄」
できないことがあってもしかたない
思われてしまうのがちょっと・・・。

できれば(子供が)努力して失敗して、
失敗から学んでほしい。
今は病院には行けません・・・。

相談者2人目:なんてんさん

子どもが算数が壊滅的にできない。
努力してもできないのは発達障害では・・。

でも病院での診断はためらいがある。

はっきりと言われるとショックを受けるから。
親戚にも言っていない。
自分の親にも言えない。

発達障害と診断されて万が一にも黒だと
言われたら、受け止める自信がない

できればなんとかならないかな
ふつうにできてくれればいい。

でも今何を子どもにしてあげれば
助けられるのか。
何もできない。
助けられない気がして辛い。

相談者のアメジストさんとなんてんさんは
子どもが発達障害のグレーゾーンだと
気づいています。

しかし、発達障害と確定されるのが怖い為、
病院へ行けず、悶々と悩んでいます。
できれば、間違いであってほしい。
自然に治らないかな・・・
と考えています。

私(当事者)から言わせてもらえば、
子どものことを第一に考えているなら
絶対に今すぐ精神科、もしくは
心の診療科で診察を受けてほしいです。

親が子どもが発達障害と診断されたら
どれだけ辛いかは、わかりません。

ただ、子どもの未来が相当険しい道に
なることだけは確かです。

発達障害は放っておけば
放っておくほど、本人(子供)は
辛い思いをし続けるのです。

辛い思いをし続けるだけならまだしも、
二次障害を抱え、将来的にさらに
困難
な目に合ってしまいます。

ASDでもADHDでも脳の欠如から
普通の子ができることがどう頑張っても
できるようにはなりません。

絶対に周囲のサポートや
理解してくれる人が必要
なのです。

保護者が一番やってはいけないことは、
放置と無関心なのです。

相談者が悩み過ぎていて、
一番大事な行動ができていない現状に
私はもの凄く不満を感じてしまいます。

児童発達支援OKプラネット
代表・林田さん

子どもの発達障害を受け入れることは
親にとっては非常に難しい。

Q グレーゾーンで悩む保護者はどうすれば?

グレーで受け止め続けて悩むよりも
今こどもにできることは何か?を考えて。
困りごとに注目してほしい。

大切なのは、子どもが困っているときに
親がどう助けられるのか。
診断の有無に限らず、
子どもの困っている特性に合った
解決策を親が学べると、
(発達障害を)受容できるようになります。

以前悩んでいた:ホゴシャーズ

ホゴシャーズ1

白か黒かをはっきりさせるのではなく、
子どもの困りごとを考えながら
受け入れる気持ちを持つことが大切。

ホゴシャーズ2

放課後デイサービスで
息子の特性を受け止めてもらえた。
子どもにも笑顔で感謝された。

学校の先生にも特性を伝え
サポートをお願いできるようになった。

尾木ママ

反省を活かすとか、失敗から学ぶとか
発達障害の子どもには通用しないよ。

ホゴシャーズ

発達障害と判明されたら、
親は凄いショックを受ける。

何もかもが上手くいかない恐怖がある。

相談者:なんてんさん

いつも思うのは、私が格好悪いと
感じるから診断に行かないのかも。

葛藤することに時間を使ってしまう。
何が正解か答えがでない

ホゴシャーズ

(日本の世の中は)みんなと同じで
あるべきという圧力が世の中に
凄いある
から。
そこに親がある程度縛られるのは
当然なのかもしれない。

相談者:アメジストさん

一人で病院へは行けるけど
子どもを連れて行くのはハードルが
高すぎる・・・。

ホゴシャーズ

親がどうじゃなくて、
子どもがどうなんだろうと考える

相談者:なんてんさん

本当は心の中では
黒に近いグレーだと理解している。
子どもにしてあげなければならないことは
沢山あると思っている。

でもこそこそ調べて助けたい。
なんとかならないか・・という希望が
捨てられない
まだそこ(診断)までたどりつけない

ホゴシャーズ

私も年数が必要だった
悩みながら少しずつやっていければ。
グレーから発達障害って言われたら
絶対親は受け止められない。

相談者:なんてんさん

悩みを話せたことで世界が広がった。
今はその気持ちだけでいっぱい。

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感想としては、
親には親なりの辛い葛藤があるのだと
思いました。

今回の相談者さんは、
発達障害と確定診断されることに
物凄く拒絶反応を示していました。

でも私としては、
悩んでいる暇があったら
今すぐに診断テストを受けて子どもを
サポートしてあげて欲しいと
思ってしまいます。

私は視野が狭く、想像力が著しく
劣っています。
ですので、どうしても当事者である
子どもの視点で考えてしまいます。

でもこの番組で親の葛藤をみていて、
考えさせられました。
子どもだけでなく、保護者も相当辛い
気持ちを感じていることに。

ホゴシャーズのコメントにもありましたが、
日本は普通と違ってはダメ
周りの子と同じでないと
「生きていくのは大変」
というニュアンスの言葉が
非常に気になりました。

発達障害は個性(特性)が目立って
しまいます。
そのため、日本では物凄く生きずらく、
特殊な目で見られてしまいます。

子どもと親が普通から外れてしまう恐怖や
世の中の圧力は、想像を絶する苦痛だと
思います。

私も子どもの頃から、酷い環境と
劣等脳だったので、
普通になりたいと思っていました。

周囲の人と違う(貧乏、頭が悪い)だけで
様々な困難があります。

そんな状況に、今まで普通だった人が
突然落とされると考えると
辛すぎるのだと思います。

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