発達障害に生まれた子どもの人生は、過酷で悲惨です。
普通の人ができることができず、ハンデとなって様々な支障が生じるからです。
私自身も発達障害の影響で、ボロボロの人生を送ってきました。
また、親にしても発達障害の子どもを育てていくのは、健常者(定型発達)と比べると圧倒的に苦労します。
ですので、発達障害の特性(ハンデ)がある子どもを産みたくないというのは、誰しもが願うことだと思います。
それでは、子どもが発達障害に生まれてこないためにはどうすればいいのでしょうか。
その為には、子どもが発達障害に生れてしまう原因を知ることが大切です。
発達障害の子どもが生まれる原因
子どもが発達障害(自閉症 アスペルガー、ADHD、LD)に生まれてくる理由は2つあります。
1つ目の原因は、親の遺伝です。
親が発達障害だと、子どもにも遺伝する可能性は非常に高くなります。
遺伝する確率は明らかになっていませんが、自閉症スペクトラム(ASD アスペルガー症候群)の場合は50%以上と言われています。
両親がともに発達障害の場合、ほぼ100%子供も発達障害になるのではないかと思います。
何故なら子どもの体のパーツから知能まで、全て親の影響を受けるからです。
例えば、顔のパーツ(目、鼻、口など)は親に似ますよね。
さらに、肌の色もどちらかの親の影響、もしくは中間色になります。
知能も同じです。
IQが高い親からは、IQが高い子供が生まれ、頭の悪い両親からは頭の悪い子どもが生まれます。
ですので、思考や脳の特性(発達障害)も受け継がれてしまうと考えられています。
片方の親が発達障害、もう一方が定型発達の場合は、性別によって確率が変わってきます。
父親が発達障害の場合は男児に、母親が発達障害の場合は女児に発達障害が受け継がれる可能性が高いようです。
しかし、自閉症スペクトラム(ASD アスペルガー症候群)は男児の方が女児よりも、4倍以上の確率で遺伝してしまうといわれています。
これは、男女の脳の仕組み(思考)の違いによるものが影響しています。
男性脳は、論理的な考えや、細かい部分に注目する考え方をする、
女性脳は、言語能力に優れており、感情表現(想像力)が豊かだと一般的にいわれています。
そのため男児は、自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)の特性(想像力の欠如、社会性の欠如、コミュニケーションの欠如)の影響を受けやすいのです。
ちなみに私(男)の場合は、父親の影響をもろに受けてしまいました。
発達障害(コミュニケーションが取れず)、頭が非常に悪く、色白、精神が物凄く弱い、胴長短足など、身体および劣等脳等、全てにおいて影響を受けてしまいました。
2つ目の原因は、環境(育成)です。
発達障害は、産まれた時点で脳に何らかの欠如がある「脳機能障害」の影響であるとされています。
しかし子供が育った環境や、周りの影響によって引き起こされる「脳への影響が原因」という説もあるようです。
幼い頃から児童虐待を受けていたり、育児放棄をされた子どもの脳はストレスを受けてしまいます。
子どもの脳は3歳までが発達のピークとされており、その期間に受ける影響が脳に物凄く関係しているとされています。
0~3歳までの間に、子どもの脳がマイナスになる環境で育つと、対人恐怖症や感情表現が苦手になるなど、脳に悪影響を及ぼします。
その結果、脳に異常をきたし、発達障害となってしまうのです。
また、幼児期に身体に良くない食事も脳にダメージを与えてしまいます。
食品添加物や農薬など子どもに害のある食べ物は、発達障害に限らず脳や身体に悪影響を及ぼします。
その他の原因
母親の妊娠中にアルコールやタバコ、薬なども、子どもが発達障害になるリスクが高くなるようです。
これらも発達障害に限らず、胎児にさまざまな悪影響を与えてしまいます。
両親の年齢も発達障害の子どもに生まれるリスクが高くなるようです。
35歳以上の母親から生まれた子供はダウン症の可能性が高くなるとされています。
さらに、父親が40歳以上の場合は、子どもが自閉症になる確率が約6倍ともいわれています。
20代の父親と40代の父親では、28%以上もの確率が跳ねあがるそうです。
まとめ
子どもが発達障害に生れる原因は、遺伝によるものがほとんどです。
自分、もしくはパートナーが発達障害の場合は、遺伝する可能性が高くなりますので、注意が必要です。
夫婦ともに発達障害が無く、高齢出産でない場合は、出産時のトラブルや環境による影響など余程のことがない限り、発達障害児にはならないはずです。
近年、日本での発達障害児は増加傾向にあります。
なぜ増え続けているのかは、明らかにされていませんが、昔に比べて結婚の年齢が上がっいたり、環境の変化が原因なのかもしれません。
発達障害に生れると、子どもの人生は本当に最悪です。
「普通の人と同じことができない」というだけで、物凄く苦労してしまいます。
今後、1人でも発達障害の子どもが生まれないことを、本当に願っています。