NHKアニメ「ふつうってなんだろう?」
第4話目の放送を見てみました。

今回は以前、発達障害キャンペーンの
紹介番組で、アニメの制作現場の取材で
登場した人をモデルにした作品でした。

内容も制作現場での取材とほぼ同じで、
うまく表現できていると感じました。

今回は、第4話目の内容と感想を
書いていきたいと思います。

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第4話目ふつうってなんだろう?の内容(あらすじ)

主人公はフミヤくん、20歳。

フミヤくんは、物の感じ方が他の人と
違うことに悩んでいました。

食事では、サラダを食べると
ラーメンにチョコレートを入れたように
感じてしまいます。

(ふつうの人であれば違和感がない味も)
全く違う食べ物が混ざり合っているように
感じてしまい、気持ち悪くなる。

外を歩くと、周囲の物音や情報を強く
感じ取ってしまい、疲れてしまう。

自分だけがいつも辛い思いをしていると
感じていた時、
大きなきっかけを与えてくれた
先生
の存在がありました。

先生は、フミヤくんの話を
怒ったり、否定したりせず、
興味を持って話を聞いてくれました。

フミヤくんの特性を理解し、
肯定してくれた先生。

これでいいんだ
無理に自分を変えなくていいんだ
とフミヤくんは前向きに考えることが
できるようになりました。

フミヤくんが一番伝えたいこと

枝を切り落とさずに、
子どもの考えや行動を尊重してほしい

第4話目ふつうってなんだろう?の感想

ASDの5つの感覚異常の中の、
味覚過敏」があると思いました。

味覚過敏では、甘い、辛い、苦い、しょっぱい
などの味覚が鋭く感じすぎてしまい、
食べられなくなってしまいます。

あまりにも辛すぎる特性だと思います。

フミヤくんの場合は、サラダですら
味覚異常で食べられなくっています。

普段からサプリメントで
栄養補給しているのでしょうか。

人間の三大欲求の1つである「食欲」を
満たすことができないのは、
人生において相当な辛さだと思います。

さらに、フミヤくんは、
周囲の情報を強く感じ取ってしまう
とういう特性もあります。

これはASDの聴覚、視覚の問題
なのでしょうか。

それともADHDにある
感受性の強さからくる
「普通の人とは違う感覚」
がもたらす特性なのでしょうか。

前者であれば、困り感は強いのですが、
後者であれば、その特性が強みになる
可能性もあります。

人とは違う感受性を持っている
ADHDの人のブログを見たことが
あるのですが、
その特性を生かして、
想像的な仕事をされていました。

ADHDのお薬で一時期、
その感受性の強さを押さえていた
ようですが
自分らしさが一番」という結論に達し、
薬をやめていました。

でもそのおかげで、
想像力だけは普通の人が感じないものを
持っているギフトになり、
仕事に生かしているのです。

フミヤくんの特性も、
ギフトであればいいな、と思っています。

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