所さん!大変ですよ
「誕生!?伝統工芸の救世主」の
才能のある発達障害の人を特集した
番組を見ていました。

ですが、ちょっと違和感を感じました。
あまりにも成功者の体験談過ぎるような
気がするのです。

NHKでは発達障害キャンペーンとして
今月たくさんの放送をしてくれています。

目的としては、発達障害の理解、普及を
考えてくれているようです。

私はNHKの発達障害キャンペーンで放送
されている番組をネットのテレビ欄で
検索して、ほぼ全てを録画して見ています。

今まで見てきた番組と、
今回の「所さん!大変ですよ」を見ていて
感じたことがあります。

発達障害の特性で辛い思いをしている、
苦労している人をほとんど番組で放送
されていないことです。

今日の所さん!大変ですよ
「誕生!?伝統工芸の救世主」では、
番組説明欄に「ある種の天才」と
されているので、一部の人と解釈できます。

ですが、それでも発達障害の人の中の、
ギフテットと呼ばれる、ごく一部の才能の
ある人にフォーカスしています。

さらに、当事者の特性を周囲が理解されて、
サポートのある環境で、運よく自分の才能を
開花できた人です。

日本では発達障害の理解やサポートが
他の国と比べて、遅れていますから、
一般の人に知ってもらうには、
発達障害のポジティブな要素を
見てもらう方が良いと思います。

テレビ的にも、発達障害の特性により、
絶望な人生を歩んでいる人をテレビで
紹介しても、見ている人には
ネガティブな印象を与えてしまうと
思います。

ただ、もうちょっと良い面と悪い面の
バランスを考えて欲しいと思います。

今回の「所さん!大変ですよ」では、
ASD(自閉症スペクトラム・
アスペルガー症候群)の人なのに、
想像力豊かで絵心がある人が2人も
紹介されていました。

ASDは基本的に想像力が著しく劣って
いて、今回テレビでASDといわれた人の
絵の描写力や想像性、クリエイティブな
才能がある人は、本当にごく一部だと
思います。

天才記憶と呼ばれる
フォトグラフィック・メモリーの才能と
酷似していました。

発達障害は、症状も様々ですし、
同じような例の人はいません。

ですので、発達障害の凄い人をテレビで
放送するだけでなく、
特性による生きずらさにも
注目して欲しいです。

昨日(11月21日)、テレビの
再放送で少年院か更生施設か忘れましたが
発達障害の人が3割がいるとかいう
ナレーションがありました。

このような誤解かどうかわかりませんが、
印象操作は止めて欲しいと思います。

発達障害だから悪いことをする人がいる
というのは全く違います。

本では、健常者と全く変わらないと
書いてあります。

私が感じるのは、
家庭環境や育った環境によって
悪いことをする人が決まるということです。

私は生きてきた中で2人程、
極悪人に出会いました。

それ以外にも私を騙した
人も結構いました。

最初にあげた極悪人の1人目は、
中学時代に徹底的に私をイジメた人です。

その人の親は、何かの冗談かと思いますが、
父親が警察官なのです。本当です。

しかし発達障害ではありません。
悪いことに物凄く頭が働く人で
定型発達です。

2人目は、道をたずねてきて、
そのまま私を拉致して脅した人です。

その人も、今思うと発達障害とは
無縁の極悪人でした。

普通に人を脅し慣れていたし、
暴走運転をしていました。

発達障害当事者の私は、今までの
出会った人や、本での知識で、
大体発達障害の人かどうか
わかるようになってきました。

今まで私が過去に出会ってきた人での
極悪人や騙そうとした人は、
大抵頭が働いて、対人関係や
コミュニケーションが上手く、
発達障害とは無縁の人です。

私の体験だけですから、
何とも言えませんが、
悪いことをする人は、
むしろ知能がまともである、
悪いことに頭が働く人だと思います。

題名の主旨とちょっと違ってしまったので
この辺でやめておきます。

テレビ的には、やはりまずは発達障害の
良い面を放送されて、
一般の人の認識と理解を促していきたい
考えだと思います。

理解が深まったら、発達障害の闇の部分や、
深いところまで放送されのでしょうか。

とりあえず今の段階では、
発達障害の概要や、良い面、発達障害を
公表した有名人を取り上げただけの
感じになっています。

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