発達障害のASD(アスペルガー)の特性を持つ脳に生まれたことによる「人生のメリット」とは何があるのでしょうか。
発達障害と聞くと、ネガティブなイメージが先行しがちですが、ASD(アスペルガー)を持つ人には、多くのメリットや強みがあります。
例えば、細部に対する驚異的な注意力や、特定の分野に深い知識と情熱を持つことができる点です。
これらの特性は、科学、芸術、技術などの分野で革新的な貢献をする可能性を秘めています。
しかし、これらのメリットを最大限に活かすためには、自己理解と適切なサポートが不可欠です。
自分の強みや興味がある分野を理解し、それを生かせる環境や仕事を見つけることが重要です。
また、周囲の理解と協力も、ASDの人々が社会で活躍するためには必要不可欠となります。
そこで今回は、ASDの強みを探るクイズや生かす方法について書いていきたいと思います。
ASDの独自の強み(メリット)を探るクイズ
ASDと診断されると、社会の中で自分の位置を見出すのが難しいと感じることがあります。
しかし、この「違い」が実は隠された才能や、特別な能力を意味することもあるのです。
ASDを持つ人々は、特定の分野で驚くべき集中力と細部への鋭い洞察力を発揮することがあります。
このクイズを通じて、ASDがもたらすユニークな強みや利点について学びましょう。
【注意事項】
このクイズは、ASDの人々が持つ可能性と強みに焦点を当てていますが、ASDは非常に個人差が大きいため、ここで述べられている特徴がすべての人に当てはまるわけではありません。
また、ASDの人々が直面する課題についても理解し、支援することが重要です。このクイズが、ASDの人々の多様性と彼らの才能をより深く理解する一助となることを願っています。
ASDのメリットを人生で生かすには
ASDの人が自分の特性(メリット)を生かして、充実した人生を送る為にはどうしたらいいでしょうか。
ASD当事者として思うのは、自分の強みを全面に押し出して、弱みを極力出ないような環境に身を置くことだと思います。
ASDの人は、自分の強みが生きる場面では、普通の人以上の生産性や成果、活躍をすることができます。
asdの私も、数学だけは何故か生まれつき普通の人よりも得意だったので、学習力が高かったです。
しかし、逆に数学以外の科目は全く身に付かない、いくら頑張っても普通の人の5分の1以下でした。
もし数学やそれに関連する道に進めていれば、今のような悲惨な人生にはなっていなかったと思ってます。
しかし、当時は発達障害の概念がほぼ無い時代であり、自分の状態が分かっていなかった為、全く不向きな進路に進んでしまい、崩壊してしまいました。
そうならない為にも、ASDの人は自分の強みを生かした道に進むべきです。
では、自分のASDのメリットを生かすにはどうすればいいのでしょうか。
自己分析をしっかりすること
誰でも自分の得意分野や好きなことややりたい事の道に進むと思います。
しかし、ASDの人の場合、それが分かっていなかったり、気付けないことが多いと思います。
想像力の欠如、視野の狭さ(こだわり)の特性があるからです。
その結果、適当な未来を選択してしまったり、自分に適切でない将来像になってしまうのです。
これは、ASDの私の実体験に基づいた感想ですので、全てのASDの人に当てはまるわけではありません。
ただ、asdの特性によって「未来を考える力が弱い」傾向があると思います。
そこで、間違った人生の選択をしない為にも、自己分析をする必要があるのです。
自己分析をする方法
ASDの人が自己分析をするにはどうすればいいでしょうか。
ASDの人は、自分で自分の事を顧みることが非常に苦手だと思います。
なので、他者に頼る必要があります。
専門家に相談する
ASDの人は、自分の特性や能力について深く理解するために、心理学者やカウンセラーなどの専門家に相談することが有効です。
専門家は、個々の状況に合わせたアドバイスやサポートを提供し、自己理解を深める手助けをしてくれます。また、適切なキャリアパスや生活スタイルの選択についての指導も受けることができます。
親や家族、友達などに聞いてみる
家族や友人に自己分析のプロセスに参加してもらうのも、有益なアプローチの一つです。
普段交流のある人は、あなたの長所や短所、成功体験や挑戦について異なる視点を持っている可能性があり、それらの情報はあなたが自分自身をよりよく理解するのに役立つからです。
また、彼らはあなたが気づいていないあなたの強みを指摘することができるかもしれないです。
家族や友人との対話を通じて、あなた自身の行動パターンや関心事についての新たな洞察を得ることができるのです。
ただし、彼らの意見が必ずしも絶対ではないことを念頭に置いてください。
診断テストを受けてみる
自己分析を深めるもう一つの方法は、オンラインや紙ベースで提供されている多様な自己評価テストや診断テストを利用することです。
これらのテストは、特定の能力や興味、性格の特性など、自己認識を深めるのに役立ちます。
例えば、キャリア適性テストやMBTI(マイヤーズ=ブリッグスタイプ指標)などの性格診断は、あなたの興味や性格がどのような職業や活動に適しているかについての洞察を提供しています。
得意な分野に進む
ASDの人が得意な分野に進むためには、まず自分が本当に熱中できること、夢中になれることを見つけ出すことです。
ASDの人は、一度興味を持ったことに対して深い集中力と持続力を発揮することがよくあります。この特性を生かせる分野を見つけることが、自分自身を満足させ、同時に社会に貢献する道へとつながるのです。
自己分析を通じて得た洞察を基に、自分の関心がある分野でどのような職業が存在するのか、またその分野で成功するために必要なスキルや知識は何かを探求しましょう。インターネットの情報、図書館の資料、専門家からのアドバイスなどを利用して、幅広い知識を集め、自分に合った道を模索してください。
ASDの人が自分の得意分野に進むことはマストです。
不得意分野に進むと、まず人生が失敗する確率が高くなります。
また、どちらとも言えない普通の分野だとしても、ASDの特性によっては、普通の人が遭遇しない困難や辛い状態になってしまうこともあります。
自分では普通に出来ると思っていても、発達障害の特性が問題になる事がよくあるのです。
ですので、ASDの人は、自分の得意な分野に進む必要が限りなく絶対的に重要なのです!
まとめ
今回は、発達障害のASD(アスペルガー)の人のメリットや強みを生かす方法についてお伝えしてきました。
ASDの人は、独自の強み(メリット)があるけど、逆に弱みも持ち合わせています。
その弱みの部分が、「普通」を難しくしています。
ですので、ASDの人は強みを全面に押し出した道に進むことが本当に最重要課題なのです。
その為には、自己分析を完璧に行い、将来的にどのようになるのか模索する必要があります。
しかし、ASDの人は特性によって、自己分析が苦手な傾向があります。
なので、他者や他の機関に自分の状態を分析してもらうべきです。
ASDの私は、他人の意見を聞き入れなかったり、アドバイスを聞く意味が分からない状態でした。
その為、自分で考え、行動した結果、全てが上手くいかず、人生が崩壊しました。
運の悪さもあったと思います。
しかし、私の経験上、ASDの人は絶対に自分一人で考えて行動するのではなく、他人の意見やアドバイスを絶対に聞いた方が良いということです。
想像力の欠如や視野の狭さ、コミュ力の欠如、社会性の無さなど、人生を生き抜く上での能力の凹凸が激しく、難しい状況になってしまいがちだからです。
もちろんすべての人がそうなるわけではありません。
ASDの特性はひとそれぞれであり、同じ人はいないとされています。
また、環境や運などの要素も全く異なりますので、一概には言えません。
しかし、個人的な見解としては、ASDの人は専門家や周囲の人の意見を聞き入れ、自分の長所を生かした道に進むべきだと確信しています。