いつ頃からかはわかりませんが、耳鳴りがずっと続いています。
そのせいか、布団に入って眠ろうとすると耳鳴りが気になるようになってきました。

寝る前以外の日常生活上では全く聞こえない、もしくは気にならない感じです。
普段は、何かしらの音や他の物事に集中しているからでしょうか。

音が聞こえない静かな時ほど、耳鳴りが気になる気がします。

私の場合、発達障害ASDで重度の聴覚過敏があるので、それが関係しているのでしょうか。

ここ2日くらい7月中旬とは思えないほど低い気温が続いています。
27度くらい。(夜では25度くらいまで下がっている)

でも相変わらず、室外機の苦情の手紙を入れた家からはエアコン(冷房)を使っている騒音がずっと続いています。
周囲の他の家は誰も使っていない。

その低周波音の影響なのかはわからないのですが、とにかく寝るときでも「音を感じる回路」が休まっていないのではないのかと。
そして、静けさの中でも脳が何かしらの音を感じ取るようになってしまって、耳鳴りとして発生しているのかもしれない。

私が感じている耳鳴りは、よく言われるような「キーン」という鋭い音とも、静かな環境で聞こえる「シーン」というような音とも、少し違います。

たとえるなら、夏の夕方の河原で、虫の声や遠くの音が静かに響いているような「シーン」という音と、金属がかすかに鳴っているような「キーン」という音の中間くらいの音です。

多分普通の人が感じている耳鳴りの音や音量とは違う謎の一定の音が、常に耳の奥で響いている感覚です。

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耳鳴りとストレスの関係について

私は常に室外機の低周波振動騒音に悩まされ続け、さらに近所の人の動向や足音、咳払いなど、とにかくちょっとした音でも感じ取っています。

家がボロボロで壁が薄い、という原因もあります。
常に家の扉や窓など全て閉め切って密封状態で生活していますが、それでも外の音や隣人の生活音が聞こえてきます。

発達障害の重度の聴覚過敏、真性ひきこもりで毎日、音に対するストレスを感じて、想定外の音に対する不安感に怯えています。
その結果、無意識にストレスが溜まって耳鳴りへと発展してしまっているのでしょうか。

ストレスによる耳鳴りの影響は?

普段から音に対するストレスを感じていると、耳や脳が常に緊張した状態になるようです。

私の場合、近所の生活音や室外機の低周波騒音に悩まされて、気づかないうちに神経がすり減っていた。
そして音に対するストレスが積み重なると、「耳を休めたい」と思っても耳が過敏になっている。

寝る前は静かなはずなのに、頭の中では音を探しているような状態になっている。
その結果、耳鳴りへの影響がより増しているのだと考えられます。

また、ASDの重度の聴覚過敏があるので、「聞こえる音」だけでなく、「聞こえてしまう状態」にも敏感です。

ほんのわずかな振動音や、周囲が気づかないような低い周波数の音も、無視できないほど脳に強い刺激として感じられます。

このような環境の中で生活していると、心身が休まらず、耳鳴り現象がストレスのサインとして現れているのだと思います。

そして耳鳴り自体がストレスになっているので、音から少しでも距離を取る方法や、気持ちを切り替える手段が必須です。

耳鳴りと発達障害の関係性について

発達障害と耳鳴りには、何かしらの関係があるのでしょうか。

発達障害の中でも、ASDは感覚の過敏さが極端に出ることがあります。
普通の人が感じ取らない低周波音や小さな音、周囲の雑多な雑音などを感じ取ってしまいます。

幻聴のように思われるかもしれません。
私も実際、自分そう思っていました。
でも、本当にどうしようもなく聞こえてきます。

私の場合は「音」に対して人一倍敏感で、特に予期しない音や、一定ではないリズムの音に対するストレスは尋常では無いです。

いつもと違う音や、環境の変化にもとても弱く、そうした変化に過剰に反応してしまいます。

このような状態が続くと、常に「音に備えている」ような感覚になります。

発達障害のASDの特性として、「外の刺激」と「自分の感覚」の境界が曖昧になることもあるため、脳が無音の中に音を作り出すということも考えられます。

また発達障害は、神経系の働きにも違いがあると言われており、ストレスへの反応が強く、音の情報処理にも独特な傾向があるようです。

耳鳴りについても、感覚全体のバランスが乱れてしまい、普通の人よりも耳鳴りが起きやすい、音の聞こえ方が違うのではないかと思います。

耳鳴りの音の違いについて

一般的に耳鳴りと聞くと、ほとんどの人は「キーン」という金属音のような、高くて一定の持続した音を思い浮かべるのではないでしょうか。

でも冒頭で書いたように、私が感じている耳鳴りは、それとは少し違います。

「キーン」という鋭い金属的な音というよりは、静けさの中で虫が奏でる「シーン」というような音の中間のような、なんとも言えない曖昧な音が耳の奥にずっと存在している感覚です。

なぜ耳鳴りの「音の感じ方」に違いがあるのか?

耳鳴りは「耳が鳴っている」のではなく、脳が音があると誤認識している状態とも言われています。
耳自体ではなく、脳の聴覚処理の部分に原因があるのではないかということです。

なので、どんな音として聞こえるかについても、個人差があるということです。

私のようにASD(自閉スペクトラム症)で感覚過敏がある人の場合、音に対する処理が普通とは違う、そして敏感なために、他の人よりも微細な音、低周波、あるいは存在しない音を脳で感じ取りやすいのかもしれない。

ASDの特性として、感覚情報のフィルターがうまく働かないこともあります。

普通なら脳が無視してくれるような小さなノイズや環境音でも、はっきりと聞こえてしまう。
そして、脳が無音を不安定に感じ、音がない状態を埋めようとするように耳鳴りを生み出してしまう可能性もあるかもしれない。

また、ストレスや不安によって自律神経が乱れていると、音に対する感受性がさらに高まり、耳鳴りをより強く、より複雑に感じることもあるようです。

私の場合の耳鳴りの特徴

私が感じている耳鳴りは、ただの「音」ではなく、環境や精神状態によってその感じ方が変化するものです。

  • 日中や生活音がある時は、ほとんど意識にのぼらない
  • 寝る前に布団に入ってリラックスしようとした瞬間に急に気になり始める
  • 完全な無音の空間にいると、逆に脳が音を探してしまうような感覚になる
  • エアコンや室外機などの低周波音に常に晒されていることも影響している気がする

このような条件が重なり、脳が常に「音に反応している」状態になってしまっているのではないかと思います。

引きこもりと耳鳴りの関係性

私は真性の引きこもりなので、ずっと家にいます。
外出する機会はほとんどなく、閉め切った部屋の中で過ごしています。

末期的な生活なので、外からの刺激が少ないぶん、自分の内側の感覚に意識が向きやすくなっている可能性があります。

特に「音」に関しては、日常的に気にせざるを得ない状況が続いていて、それが耳鳴りにも影響している。

引きこもり生活では、外の世界との接触が少ない分、自分の感覚が過敏になりやすいです。
普段聞く音の情報(種類)が限られているので、小さな物音や低周波のような目立たない音にまで神経が集中してしまいます。

これが、本来なら無視できるような音や、実際には存在しない音を感じてしまうということです。

また、日中もカーテンを閉め切り、窓や扉をしっかり閉めて生活していると、「音が少ない静寂な空間」で過ごす時間が多くなります。

そうなると、脳が音のない状態を「異常」と認識し、無理に音を補おうとして、耳鳴りのような現象が起きてしまっているのです。

さらに、ちょっとした音でも、ストレスや不安を抱えやすいです。

私の場合、騒音や近所の人の気配、少しでも違う音が聞こえると敏感になってしまい、それが積み重なってストレスとして蓄積されていく。
そのストレスが、耳鳴りという形で表に出てきているのです。

引きこもりは家にいるだけなのでストレスは溜めないと思われがちですが、実際は近所の人や世間の評価など、様々な不安や辛さを感じています。

ストレスの感じ方が普通の人とはベクトルが違うだけで、強さ的には同レベルだと思います。
そして、耳鳴りに発展する過程も引きこもりならではの、「内的な感覚への過集中や刺激の乏しい環境による脳の過活動」が関係しているのかもしれません。

まとめ

今回は、最近気になり始めた耳鳴りついて考えてみました。
今のところそれほど深刻ではありませんが、どう考えても悪化していく未来しか見えないので不安です。

そういえば、歯を食いしばると耳鳴りが強くなるという現象についても、気になっています。
これは、顎や首まわりの筋肉の緊張が、耳の中や神経に何らかの影響を与えているようです。

実際に、耳鳴りの症状と顎関節や首の緊張との関係性は、医学的にも指摘されています。
普通(定型発達)の人でも同じような現象が起こることはあるそうですが、私のように感覚過敏がある場合は、その刺激をより強く感じやすいのかもしれません。

私も歯を食いしばる状態だと、普段聞こえない耳鳴りが発生したり、耳鳴りの音が強化されます。

今のところ、耳鳴りが原因で眠れなくなるほどの支障はありませんが、これが慢性化したり、もっと強くなっていったらどうしようという不安もあります。

一般的な耳鳴りは直るようですが、私の場合は、年齢、ストレス、生まれつきの聴覚過敏など、いくつもの要因が複雑に重なっています。
なので、今後ずっとこの耳鳴りと付き合っていかなければならないという辛い思いがあります。

でも今更、私にこの程度のマイナス要素が発生したところで焼け石に水?です。
既に人生の末期なので、どうでもいいという吹っ切れた感情もあります。

また、耳鳴りは痛みではないので、何とか耐えられるかもしれない。
そして、一定のシーンとキーンの間くらいの音の音量がずっと続いています。

もし室外機のように不定期にランダムに耳鳴りが起こっていたらかなり危険だと思う。
ストレスでおかしくなる未来しか見えないです。

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