
「AI×稼ぐ」に挫折して、目標を完全に失っていました。
最後の人生をかけて頑張ったけれど、結果はダメだった。
やはり私は無能で、そして運が異常に悪いのだと思い知らされました。
なぜ挫折したかというと、想定外のことが起こりすぎたからです。
その前に、そもそも大きな間違いをしていました。
最初に必要なリサーチをしていなかったこと。
そして最後のゴールを明確にしていなかったこと。
全て自分が「こうすればいい」という自己流で進めてしまっていたのです。
ASD特有のこだわり特性で、自己流や独自解釈を優先してしまう影響からでした。
結果、頑張る前よりも酷い状態に陥り、再起不能にまで追い込まれました。
そして、再び頑張ろうとしても気力が湧きません。
なぜなら、目標を見失ってしまったからです。
完全に鬱状態です。
それでも、頑張ることや目標を完全に捨てたわけではありません。
「AIを使って頑張る」という希望は、最後まで捨てていないつもりです。
ただ、私はマニュアルが無いと何もできない人間です。
もしくは、するべきことが明確になっていないと行動ができません。
もちろん、出来ないわけではないです。
しかし途中で分からなくなり、さらに頭がこんがらかって、辛くなる。
ASDとIQの低さからくる脳の燃費の悪さもあり、脳疲労は普通の人の何倍も負荷がかかっています。
また、モチベーションは完全にガタ落ちしていました。
よく「モチベは関係ない、とにかくやれ」と言われます。
でも、ASD脳の影響からか、実行機能が弱く、手を動かすこと自体が無意識に拒絶反応を起こすのです。
そして、なぜできないのか分からない自分に葛藤し、憂鬱な状態が続いていました。
それでも私は、違うアプローチを考えています。
もちろんAIを使って頑張ることです。
しかし当然、マニュアルなんて無く、自分で調べて考えて行動しないといけません。
情報があるとしても、高額コンサルや詐欺、表面上だけを解説しているサイトや動画くらいです。
ネットで稼ぐ副業というのは、そもそも前提条件としてある程度のIQの高さが求められます。(個人的には最低でも110以上だと思っています)
そして、発達障害を持っていると、その難易度が一気に跳ね上がってしまいます。
これが本当に過酷だと感じます。
言い訳に聞こえてしまうかもしれませんが、これは私にとって紛れもない事実であり、受け入れざるを得ない苦しさでもあります。
そこで今回は、発達障害ASDがなぜ目標や手段が無いと行動できないのか、その理由と、少しでもモチベーションを上げるための対策について考えてみたいと思います。
ASDが目標や手段がないと頑張れない理由とは?
ASDの人は、目標や手段が明確でないと、何をどうすれば良いのか分からなくなることが多いと思います。
私自身もそうですが、「ただやるだけ」という抽象的な指示では動けないことがほとんどです。
・ゴールが曖昧である
・道筋が見えない
・何から手を付けるか分からない
このような状態になると、脳がフリーズしてしまいます。
「やらなきゃ」と頭では分かっているのに、体が動かない。
そして動けない自分に対して、さらに自己嫌悪してしまいます。
ASDの人(私)にとって、目標設定や手段の明確化は、行動するための前提条件であり、必須級です。
ASDの行動に対する気力やモチベーションを上げるには
私の場合、「やれば必ず結果が出る」とか、「この作業をすれば確実に何かが得られる」といった、最終的な成果が明確に決まっていないと動くことが難しいです。
今回のように、一回挫折して再度行動しなければならない状態だと、もう絶望的です。
「自分で考えてやる」という曖昧な指示ではなく、最初から最後まで道筋が用意されていてほしいです。
全てがおぜん立てされていて、あとは決められた作業をこなすだけで良い、という状態。
それでようやく私は行動できます。
甘えていると思われるかもしれませんが、ASDの私は完全にマニュアル人間で、指示がなければ動けない指示待ち人間です。
使う側ではなく使われる側の人間。
社会の底辺的存在。
悲しい。
期限を必ずつける
「いつかやろう」は永遠にやらない。
これはASDに限らず多くの人に当てはまると思いますが、ASDの場合は特に期限が無いとタスクが存在しないも同然になります。
私も、いつまで経っても終わらないタスクを抱えて、結局脳内から存在を削除してしまった経験がたくさんあります。
どんなに小さな作業にも「〇時までに終わらせる」「今日中に終わらせる」など期限を付けないと、本当に後回しにしてしまい、ぎりぎりまで行動しません。
でも実は、そのぎりぎりをわかっているので、最後にはやり切れるという謎の行動力もあります。
目に見える形で進捗を記録する
ASDの脳は、達成感が少ないと簡単にやる気がゼロになります。
逆に、見える形で進捗が残っていると、少しでもモチベーションが上がると思います。
私の場合は、ブログだったり、noteに、
・やるべきことをリスト化する
・終わったら線で消す
・小さな進捗も記録する
などをしています。
「これだけしかできなかった」ではなく「これだけはできた」と考え方を変えるだけでも、気力がほんの少し戻ってきます。
ASDの強み・行動できない苦しさの裏にある才能とは?
ASDは感覚過敏やコミュニケーションの困難さなど、普通の人には無い辛い問題が沢山あります。
でも、一点集中という面では、他の人にはない集中力や継続力があると思います。
明確な目標や希望があれば、驚くほどの集中力を発揮できる
目標ややるべきことが具体的であればあるほど、その分野に没頭しやすいです。
さらに、自分に興味がある事であれば、時間を忘れてずっとやってしまいます。
私自身も、やるべきことが完全にクリアになったときは、休憩を忘れるくらい集中してしまうことがあります。
ただ、休憩しないと精神と肉体が共に燃え尽きるという、まさに諸刃の剣でもあります。
深いリサーチ力や分析力
ASDの人は、気になることがあるととことん調べる力があります。
私もAIやブログ、気になったことを調べるときは、解決するまでずっと注力し続けることがあります。
ただし、調べすぎて実行に移す時には疲弊してしまっていて、体力が無くなることもあるので注意が必要ですが…。
ASDの私は、確かに普通の人(定型発達)には無い致命的な問題があるのですが、同時に他の人には無い強みもあると感じています。
主に忍耐や一点集中。
だから、自分を無理に変えようとするよりも、強みを活かしつつ対策を取っていく方が現実的だと思います。
まとめ
今回は、ASDの私が目標を失ったときに全く動けなくなる理由と、その対策について書いてみました。
未だに希望を失って、まごまごしている状態ではあります。
でもASDについて改めて考えてみると、「確な目標さえあればできる」、「やるべきことを明確化する」ことでモチベや希望に繋がるとは思っています。
・ASDは目標や手段が曖昧だと脳がフリーズする
・小さなゴール設定、期限をつける、進捗を見える化するなどの対策が有効
・ASDには集中力や独自の視点など、強みもある
AI×稼ぐで再起不能になった今も、諦めきれないからこそ、こうして対策をまとめている自分がいます。
この文章も、未来の自分に向けたマニュアルの一部です。
どうせまた挫折するかもしれないし、そもそも挑戦できる場所にすら辿り着けないかもしれません。
それでも、止まったら本当に終わってしまうから、今日も、たとえ無駄だとしても行動しています。