発達障害の子供に薬を処方することについて、様々な意見があります。
私自身も発達障害のグレーゾーンにあると思われる人間として、この問題に関心があります。
私はADHD（注意欠陥多動性障害）の薬であるストラテラを試したことがあります。
その時の感想や、他の発達障害の方の体験談をもとに、発達障害の子供に薬は必要かどうか、私なりの考え方をお伝えしたいと思います。
ストラテラを飲んだ私の感想
私は衝動的な行動や不注意が多く、ADHDの症状に近いものを感じていました。
そこで、医師の診断を受けて、ストラテラを処方してもらいました。
ADHDの方は、衝動的だったり落ち着きがなかったり集中力が低かったりすることが多いですが、ストラテラという薬はそのような症状を緩和するのに役立ちます。
この薬は、脳の中で神経のやりとりに関わる物質のバランスを整えることで、自分の思考や行動をよりコントロールしやすくする効果があります
私はストラテラを飲んでみましたが、効果はあまり感じられませんでした。
むしろ、自分らしくない感覚に苦しみました。
落ち着きすぎて、感情が平坦になったように感じました。
副作用として、頭痛や眠気もありました。
私は、一生この薬に頼ることはできないと思いました。
自分の本来の姿を取り戻したいと思いました。
そこで、医師と相談の上で、ストラテラの服用をやめました。
ストラテラをやめたADHDの人の体験談
私と同じように、ストラテラをやめたADHDの人の体験談をネットで見つけました。
その人は、ストラテラを飲んでいた時に失ってしまったものがあったと言っていました。
その人は、ADHDの人にありがちな芸術性や想像力が豊かな人でした。
普通の人が見過ごすようなものにも感動したり、創造的なアイデアを思いついたりすることができました。
しかし、ストラテラを飲んだことで、その能力が失われてしまったと言っていました。
花を見ても美しさを感じなくなり、普通の人と同じようになってしまったと言っていました。
ADHDの症状は軽減されたが、自分の個性や魅力もなくなってしまったと言っていました。
仕事や日常生活はスムーズになったが、元の自分に戻りたいと思い、ストラテラの服用をやめたと言っていました。
この体験談を読んで、私は共感しました。ADHDの薬は確かに効果的な場合もあるかもしれませんが、自分が変わってしまうリスクもあるのです。
子供の場合は、親がそのリスクを十分に理解して、子供の本当の性格や感情を見失わないように注意しなければなりません。
発達障害の子供に薬は必要か？
発達障害の子供に薬を処方するかどうかは、一概には言えません。
発達障害の症状は人によって異なります。
薬物療法が必要な子供もいれば、必要でない子供もいるでしょう。
私は、発達障害の子供に薬を処方する前に、以下のことを考えてほしいと思います。
・子供の症状の程度や影響を客観的に把握する
・子供の意見や希望を尊重する
・薬の効果や副作用、服用期間や中止方法を医師や専門家から詳しく説明してもらう
・薬だけに頼らず、周囲の人の理解やサポート、支援学級などの利用も検討する
・薬の効果や子供の様子を定期的にチェックし、必要に応じて服用量や種類を変更する
私は、発達障害の子供に薬を処方することに反対ではありません。しかし、薬はあくまで一つの手段であり、万能ではありません。
子供の発達や幸せを考えるとき、薬だけに頼るのではなく、他の方法も模索してほしいと思います。
私がASD（自閉症スペクトラム障害）の薬を飲みたいと思う理由
私は自分がASD（自閉症スペクトラム障害）と診断されています。
ASDは、コミュニケーションや社会性に障害があることが特徴です。
私は、想像力が欠如していることや、聴覚過敏に悩まされていることが、私の人生に大きな影響を与えていると感じています。
想像力が欠如しているということは、他人の気持ちや考え方が理解できないということです。
私は、人と話すときや、文章を書くときに、相手の反応や感想が予測できません。
そのため、人との関係がうまく築けなかったり、自分の意見や感情を伝えられなかったりします。
聴覚過敏というのは、普通の人にとっては気にならないような音が、私にとっては耐えられないほど大きく感じられるということです。
私は、電車の走行音や人の話し声、時計のカチカチという音などに、強い不快感や苦痛を感じます。
そのため、外出するのが嫌になったり、集中力や睡眠が妨げられたりします。
私は、もしASDの薬があれば、副作用や性格変化などを気にせず、ずっと飲み続けたいと思います。
私は、自分の発達障害の特性がもたらす苦しみや不利益が、私の人生を台無しにしていると感じているからです。
私は、子供の頃に発達障害の概念がなく、ASDの薬も開発されていなかったことを悔やんでいます。
もし、そうだったら、親に薬を飲ませてもらって、人との関わりや学習に支障が出ないようにしてもらいたかったと思います。
子供の頃の成長はとても重要です。
発達障害の特性の影響で、友達ができなかったり、勉強ができなかったりすると、自己肯定感が低くなります。
大人になっても、メンタルヘルスや就職などに困難が生じます。
発達障害の子供に薬を処方することは、親の判断に委ねられます。
私は、発達障害の子供に薬を処方することに反対ではありませんが、賛成でもありません。
私は、発達障害の子供にとって、一番幸せな方法を選んでほしいと思います。
まとめ
発達障害の子供に薬を処方することについて、私の体験談と考え方をお伝えしました。
私は、発達障害の子供に薬を処方するかどうかは、一概には言えないと思います。
発達障害の症状は人によって異なりますし、薬の効果や副作用も個人差があります。
私は、発達障害の子供に薬を処方する前に、子供の症状や意見を尊重し、医師や専門家と相談し、周囲の人の理解やサポートも求めることが大切だと思います。
薬はあくまで一つの手段であり、万能ではありません。
子供の発達や幸せを考えるとき、薬だけに頼るのではなく、他の方法も模索してほしいと思います。
私は、自分がASDであると自己診断しており、もしASDの薬があれば、ずっと飲み続けたいと思っています。
私は、自分の発達障害の特性がもたらす苦しみや不利益が、私の人生に大きな影響を与えていると感じています。
しかし、ASDの薬は未だに開発されていません。私は、発達障害の薬の開発や普及に期待しています。
この記事が、発達障害の子供に薬を処方することについて、少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
