引きこもりから脱出して働くことは、とても難しいことです。
私も40代の引きこもりで、20年以上もPCの前にいるか寝るだけの生活をしていました。
そんな私が、国や自治体の支援機関を利用して、社会復帰に向けて動き出した経験をシェアしたいと思います。

この記事では、引きこもりから脱出して働くために必要なことと、国や自治体の支援機関の紹介をします。
引きこもりの方やその家族の方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

 

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引きこもりから脱出するために必要なこと

引きこもりから脱出するためには、以下の3つのことが必要です。

・メンタルのケア
・日常生活の改善
・就労支援の受け入れ

メンタルのケア

引きこもりの方は、ほとんどが精神的な問題を抱えています。
私もそうでしたが、発達障害(ASD)やうつ病などの病気が原因で、社会に適応できなくなってしまいました。
そんな状態で、いきなり働こうとしても無理です。

まずは、自分の心の状態を整えることが大切です。
心理士や専門家に相談して、自分の問題に向き合い、解決策を探してみましょう。
メンタルのケアは、引きこもりから脱出するための第一歩です。

日常生活の改善

引きこもりの方は、何年も何もしていない状態を続けています。
私もそうでしたが、生活リズムが乱れて、掃除や食事などの家事もろくにできませんでした。
そんな生活では、働くことはできません。

次に、日常生活を改善することが必要です。
生活リズムを整えて、健康的な生活習慣を身につけましょう。
掃除や食事などの家事をこなすことで、自立感や自信を高めることができます。

また、外に出て、社会との交流を持つことで、コミュニケーション能力を鍛えることができます。
日常生活の改善は、働くための基礎を作ることです。

就労支援の受け入れ

引きこもりの方は、仕事に必要なスキルや知識が不足しています。
私もそうでしたが、資格や特別な能力がないと、就職することは難しいです。
そんなときに、就労支援を受け入れることが必要です。

就労支援とは、国や自治体、民間が提供する様々なサービスのことです。
これらのサービスを利用することで、職業訓練やスキルアップ、就職活動の支援などを受けることができます。

また、障害者雇用や生活支援などの経済的な支援も受けることができます。
就労支援は、働くための最後の一押しです。

国や自治体の支援機関を活用しよう

引きこもりから脱出して働くために必要なことを知ったところで、次は具体的にどのような支援機関を利用すればいいのかを紹介します。
国や自治体の支援機関は、以下のようなものがあります。

・ひきこもり地域支援センター
・ひきこもりVOICE STATION
・自立相談支援機関
・その他地域の自治体の支援

ひきこもり地域支援センター

ひきこもり地域支援センターは、政令指定都市に設置されている、引きこもりの専門相談窓口です。
ここでは、無料で相談をすることができます。

引きこもりの専門家や社会福祉士、心理士、経験豊富なアドバイザーが、メンタルのケアや日常生活の支援、就労支援、社会的繋がりの支援、引きこもり家族の支援などを行ってくれます。

ひきこもりの問題を解決するための最初の相談先として、ぜひ利用してみてください。

[全国のひきこもり地域支援センター一覧]

ひきこもりVOICE STATION

ひきこもりVOICE STATIONは、ひきこもりの生の声を聞き、理解を深めていくラジオ放送です。
引きこもり当事者が語る辛さや生きづらさの本音、支援機関のお話などが聞けます。

厚生労働省が運営しており、引きこもりに関する情報や相談機関などのリンクもあります。
引きこもりの方やその家族の方にとって、気軽に聞ける情報源として、ぜひチェックしてみてください。

[ひきこもりVOICE STATION]

自立相談支援機関

自立相談支援機関とは、障害者やその家族に対して、生活や就労などの相談や支援を行う機関です。
引きこもりの方も、精神障害者保健福祉手帳を取得することで、この機関のサービスを利用することができます。
具体的には、以下のようなサービスがあります。

・生活支援
・就労支援
・住居支援
・経済支援
・医療支援
・福祉サービスの利用支援

自立相談支援機関は、障害者の自立を目指すための総合的な支援機関です。
引きこもりの方も、障害者としての権利や福祉制度を知り、自分に合ったサービスを受けることができます。

[全国の自立相談支援機関一覧]

その他地域の自治体の支援

国や政令指定都市以外の地域の自治体にも、引きこもりを支援しているところがあります。

地域によっては、引きこもりを地域の問題として捉えて、積極的に支援しているところもあります。
例えば、以下のような支援があります。

・引きこもりの人と家族のための相談窓口やカウンセリング
・引きこもりの人と家族のための交流会や勉強会
・引きこもりの人のための職業訓練や就労体験
・引きこもりの人のための福祉施設や就労支援施設の紹介
・引きこもりの人のための助成金や補助金の案内

ご自身の住んでいる地域の市役所や福祉課に問い合わせてみると、引きこもりの支援に関する情報を得ることができます。

地域に根ざした支援を受けることで、引きこもりから脱出するための一歩を踏み出すことができます。

[引きこもり支援に先進的に取り組む自治体の事例]

まとめ

この記事では、引きこもりから脱出して働くために必要なことと、国や自治体の支援機関の紹介をしました。

引きこもりから脱出するためには、メンタルのケア、日常生活の改善、就労支援の受け入れの3つのことが必要です。
これらのことを実現するためには、国や自治体の支援機関を活用することが大切です。

ひきこもりの問題は個人や家族で解決することが困難です。
支援機関を頼り、引きこもりの脱出、就労に向けて進むべきです。

ただ、私自身もそうですが、継続して解決するまで利用しなければなりません。
私は昔、個人で利用、相談させてもらいましたが、様々な問題から辞めてしまいました。

相談機関を頼る前に、メンタルの問題があったからです。
そもそも発達障害(ASD)であり、病気、うつ病、その他の様々な解決が難しい問題を抱えています。
発達障害が判明していない頃に相談していたのが一番の原因だったとも思います。

何事もそうですが、継続して解決するまで頑張る必要があります。
引きこもりを辞めて就労するまで、最後まで諦めずにサポート機関を頼ってほしいと思います。

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