中学生の境界知能の見分け方は、IQテストや学校の成績、日常生活や友達付き合いによてある程度、見分けることが出来ると思います。
周囲の人とは明らかに違和感を覚えるような感じになるからです。
境界知能以下のIQ（軽度知的障害のIQ７０以下）である私は、中学生時代に、明らかに浮いていました。
なんというか、中学生の中に、小学生の低学年が一人紛れ込んでいるみたいな感じです。
考えが幼稚だし、コミュニケーションも上手く取れないし、勉強が全くできず、最底辺でした。
さらに、中学校自体が物凄く荒れており、イジメのターゲットにされて最低最悪の中学時代を過ごしました。（プロフィール）
当時は、自分が境界知能の以下で、IQが低いということは、全く知りませんでした。
さらに、私の場合は、発達障害もありました。（これも当時は判明していなかった）
中学校は、進学校や特定の学校を除き、IQに関係なく、地域の人が集まっていると思います。
その様な中で、境界知能を持つ人が、普通の人（IQ100）と一緒に学校生活を送るとどうなるでしょうか。
勉強についていけず成績が悪い、会話が上手くいかずに友達が出来ずらい、ストレスを抱え続けメンタルに問題を抱える等の状態になります。
個人的に、中学生の境界知能の低い人の見分け方は、「学力」、「交友関係」、「生活状況」などがわかりやすいと思います。
明らかに普通の人よりも悩んでいたり、上手く行っていない状態の人が、境界知能の疑いがあると思われます。
中学生は、未成年であり、法律で守られていることもあり、無敵感があります。
さらに、思春期ということもあり、本当に難しい年代です。
その様な中で、境界知能がある中学生の人が生きるのは本当に大変です。
なので、絶対に周囲のサポートや理解が必須となります。
今回は、IQが低い境界知能の中学生の特徴や支援方法について考えていきたいと思います。
境界知能とは何か？中学生にとってどういう意味があるのか
境界知能とは、IQが平均より低いけれど、知的障害ではないということです。
IQは、知能指数という数字で表される、知能の程度を測るものです。
IQが100が平均で、70以下だと知的障害と診断されます。
境界知能の人は、IQが71から85の間にあります。
境界知能の中学生の場合、勉強や環境適応能力、対人関係が難しくなります。
具体的には、授業内容を理解するのに苦労したり、グループ活動や休憩時間に友達と上手くやっていけないことがあります。
中学生の頃は心が繊細ですので、孤立したり、自己肯定感を低下させることは、本当に注意しなければなりません。
境界知能が低い中学生の特徴とチェックリスト
境界知能が低い中学生は、一見すると普通の中学生と変わらないように見えます。
でも、よく見ると、学習や生活において、いくつかの特徴があります。
境界知能が低い中学生の学習の特徴とチェック項目
境界知能が低い中学生は、学習に関して以下のような特徴があります。
・基礎的な知識や技能が身についていない
・授業の目的や意義がわからない
・授業の計画や進度が立てられない
・授業の方法や工夫がわからない
・授業の成果や反省ができない
・授業に対する興味やモチベーションが低い
・授業に対する不安やストレスが高い
このような特徴があります。
境界知能以下の私は、授業がほとんど当てはまってます。
付け加えるなら、授業が全く理解できないので、授業時間が苦痛でした。
中学生の境界知能のチェックリスト
中学生の境界知能を理解する第一歩として、このチェックリストを用意しました。
中学生の時期は、学業、社会性、そして自己認識が大きく変わる重要な時期です。
このチェックリストは、中学生本人やその保護者が、日常生活や学校生活の中で直面しているかもしれないさまざまな課題を見つけ出す手助けをするために設計されています。
自己理解を深め、必要に応じて適切な支援やアドバイスを求める一助となれば幸いです。
セルフ診断チェック
【注意事項】
このチェックリストは、教育目的のために一般の人向けに提供されており、専門的な医療や心理学の診断、治療、または専門的なアドバイスの代替として意図されているものではありません。このチェックリストは、個人の経験と一般的な情報に基づいていますが、専門家によって作成またはレビューされたものではありません。境界知能またはその他の発達障害に関する懸念がある場合は、適格な医療専門家や心理学の専門家に相談することを強くお勧めします。 このチェックリストの結果は、個人的な理解を深めるためのものであり、専門家の診断や意見に優先するものではありません。
学校での境界知能の問題とその対処法
学校は、中学生にとって大切な場所です。
学校で学んだことや経験したことは、将来に影響します。
境界知能の中学生は、学校でどんな問題に直面するのでしょうか。
そして、その問題を解決するためには、どうすればいいのでしょうか。
授業についていけないときの対処法
境界知能の中学生は、授業についていけないことが多いです。
授業が難しすぎたり、速すぎたり、退屈だったりすると、理解できなかったり、集中できなかったりします。
そうすると、成績が下がったり、やる気がなくなったりします。
授業についていけないときの対処法は、以下のようなものがあります。
先生に相談する
先生は、あなたの学習の状況や困っていることを知っています。
授業の内容や進度を調整してもらったり、補習や個別指導を受けたりすることができることもあります。
先生は、あなたの味方です。
恥ずかしがらずに、積極的に話しかけましょう。
友達に助けを求める
友達は、あなたと同じ授業を受けている人たちです。
友達に助けを求めることで、分からないところを教えてもらったり、一緒に勉強したりすることができます。
一人で悩まずに、気軽に声をかけましょう。
自分で工夫する
自分で工夫することで、授業についていくための方法を見つけることができます。
自分で工夫する方法は、以下のようなものがあります。
・授業の前に予習する。
予習することで、授業の内容や目的を把握することができます。
予習するときは、教科書やノートを見たり、インターネットで調べたりしましょう。
・自分に合った学習方法を見つける。
学習方法は、人によって違います。
自分に合った学習方法を見つけることで、効率的に学習することができます。
学習方法を見つけるときは、音楽を聞いたり、色を使ったり、運動するなど、いろいろな方法を試してみてください。
友達や先生との関係がうまくいかないときの対処法
境界知能の中学生は、友達や先生との関係がうまくいかないことがあります。
友達や先生との関係がうまくいかないと、学校に行きたくなくなったり、自分を責めたりすることがあります。
友達や先生との関係がうまくいかないときの対処法は、以下のようなものがあります。
自分の気持ちを伝える
自分の気持ちを伝えることで、相手に理解してもらったり、問題を解決したりすることができます。
自分の気持ちを伝えるときは、正直に言ったり、優しく言ったりしましょう。
相手の気持ちを考える
相手の気持ちを考えることで、相手の立場や考え方を尊重したり、共感したりすることができます。
相手の気持ちを考えるときは、聞いたり、観察したりしましょう。
教師や親に相談する
トラブルやいじめに遭ったら、すぐに先生や親に相談してください。
放置は絶対にダメです。
イジメに合ったらすぐに行動に移してください。
自分で解決しようとしたり、黙って我慢したりすることは、自分の心や体に悪影響を及ぼします。
トラブルやいじめに遭ったら、すぐに先生や保健室の先生に相談することで、適切な対応や支援を受けることができます。
家庭での境界知能の問題とその対処法
家では、境界知能の中学生にとっては、安心できる場所です。
また、家庭でのふれあいや支えは、中学生の成長に大きな影響を与えます。
境界知能の中学生は、家庭でどんな問題に直面するのでしょうか。
そして、その問題を解決するためには、どうすればいいのでしょうか。
身の回りのことができないときの対処法
境界知能の中学生は、身の回りのことができないことがあります。
着替えや洗濯、掃除や片付け、食事や買い物など、日常生活に必要なことです。
身の回りのことができないと、親に迷惑をかけたり、自分の生活に不便を感じたりすることがあります。
身の回りのことができないときの対処法は、以下のようなものがあります。
親に教えてもらう
親に教えてもらうことで、身の回りのことのやり方やコツを覚えたり、練習したりすることができます。
親に教えてもらうときは、聞き方や態度に気をつけたり、感謝の気持ちを伝えたりしましょう。
自分でチャレンジする
自分でチャレンジすることで、身の回りのことに自信や楽しみを持ったり、自立したりすることができます。
目標や計画を立てたり、失敗を恐れなかったりしましょう。
親子や兄弟との関係がうまくいかないときの対処法
境界知能の中学生は、親子や兄弟との関係がうまくいかないことがあります。
親子や兄弟との関係がうまくいかないと、家庭に居場所を感じなかったり、孤独や不安を感じたりすることがあります。
親子や兄弟との関係がうまくいかないときの対処法は、以下のようなものがあります。
家族とのコミュニケーションを大切に
家族とのコミュニケーションは、お互いの気持ちや考えを共有することです。家族とのコミュニケーションを大切にすることで、お互いに理解し合うことができます。
家族との時間を楽しむ
家族との時間を少しでも増やしたり、楽しむ時間を作ってください。
例えば、食事やテレビを見たり、ゲームや散歩をしたり、話したりです。
お互いの時間や空間を大切にする
お互いの時間や空間を大切にすることで、親子や兄弟の自由やプライバシーを尊重したり、リラックスしたりすることができます。
お互いの時間や空間を大切にするときは、邪魔しなかったり、許可をとったりしましょう。
中学生の境界知能を高める方法
境界知能は、一生変わらないものではありません。
適切なサポートを受けることで、境界知能を高めることができます。
境界知能を高めることで、学習や生活における困難を乗り越えたり、自分の可能性を広げたりすることができます。
中学生の境界知能を高める方法は、以下のようなものがあります。
境界知能を高めるための学習方法と練習
・脳トレゲームやパズルをする。
脳トレゲームやパズルをすることで、記憶力や集中力、論理力や創造力など、脳の機能を鍛えたり、刺激したりすることができます。
脳トレゲームやパズルをするときは、楽しみながら挑戦したり、レベルや種類を変えたりしましょう。
・読書や音楽を楽しむ。
読書や音楽を楽しむことで、語彙力や表現力、想像力や感性など、言語や芸術の能力を高めたり、豊かにしたりすることができます。
読書や音楽を楽しむときは、自分の好きなジャンルや作品を選んだり、感想や感情を共有したりしましょう。
・実践的な学習をする。
・実践的な学習とは、教科書やノートだけでなく、実際の生活や社会に関連した学習のことです。
学習の意味や目的を理解したり、応用力や問題解決力を身につけたりすることができます。
実践的な学習をするときは、実験や観察、調査や発表など、いろいろな方法を試してみましょう。
境界知能を高めるための生活習慣とアクティビティ
・健康的な食事と睡眠をとる。
健康的な食事と睡眠をとることで、脳や身体の発達や機能をサポートしたり、疲労やストレスを回復したりすることができます。
健康的な食事と睡眠をとるときは、バランスや量に気をつけたり、規則正しくしたりしましょう。
・運動やスポーツをする。
運動やスポーツをすることで、運動能力や協調性、自己肯定感や快楽感など、身体や心の能力を向上させたり、活性化させたりすることができます。
運動やスポーツをするときは、自分の好きな種目やレベルを選んだり、仲間や家族と一緒にしたりしましょう。
・趣味や特技を持つ。
趣味や特技とは、自分の興味や好みに合った活動や技能のことです。
自分の個性や魅力を発見したり、充実感や達成感を得たりすることができます。
趣味や特技を持つときは、自分のペースや目標で楽しんだり、挑戦したりしましょう。
まとめ
この記事では、境界知能が低い中学生の見分け方とサポートの方法についてご紹介してきました。
中学生の頃は、多感な時期であり、クラスでの友達付き合いが難しいと思います。
特に、境界知能のIQであれば、人との交流が難しくなってしまうこともあります。
また、授業の水準も公立中学校は一定な場合も多く、自分の学力と合わずに勉強が出来ないこともあります。
境界知能が低い中学生は、学習や生活に困難を感じやすいです。
でも、適切なサポートを受けることで、境界知能を高めることができます。
境界知能を高めることで、自分の力を伸ばしたり、自分の可能性を広げたりすることができます。
IQは親からの遺伝が強いですが、環境や努力によって変化していきます。
一般的にIQは１５歳くらいまで伸びると言われています。
中学生卒業から高校入学くらいまでは努力次第でIQが伸びます。
なので、中学生時代に境界知能の人が、イジメに合わずに、家でも穏便に過ごせるような環境が非常に大切なのです。
私はどちらもボロボロであり、IQを伸ばすような努力も出来なかった為、偏差値が物凄く低いままでした。
大人になった今、頭の悪さに絶望しています。
そうならないように、境界知能の中学生の人は、IQを伸ばす訓練や努力をして、改善させてほしいと思います。
