今日、病院(整形外科)へ行ってきました。
実は、1ヶ月くらい前から、右手中指2つ目の関節部分や、左手の人差し指の根本辺りの痛みが発生していました。

ロキソニンテープを貼っていれば、そのうち治るだろうと思っていたのですが、一向に改善してくれない。
むしろ、少しずつ悪化してきていました。

6~7年前くらいに、雨の日の心療内科の帰りに道路で転んでしまい、その時に右手を負傷した経験があります。

中指から小指にかけて、白い骨が薄く見えるくらい皮がめくれてしまい、さらに指を曲げると激痛が走るレベルでした。
当時は、病院へ行って一応完治したと思います。

現在、当時の指を曲げた時の痛みと同じような感覚が復活した感じです。
さらに、何故か左手の人差し指の根元の骨当たりの痛みも発生してしまっています。

引きこもりによって健康を損ね、さらに老化による影響もあるのでしょうか。
とりあえず、放置できないレベルになってからでは手遅れになるので、本当に行きたくないのですが、勇気を出して病院へ行ってきました。

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個人経営の病院へ行く羽目に

引きこもりで働いていない最底辺の保険証なので、恥ずかしくて病院へ行くのが本当に苦痛です。
過去に、受付の人や医師に蔑まれた経験からトラウマになっています。

それでもこの指の痛みが一生続くのは辛すぎるので、危機感から行動することが出来ました。

とりあえず、少しでも最底辺の身分をバカにされない市立病院へ行きました。
しかし、ここで問題が発生します。

今年(2024年8月1日)から、紹介受診重点医療機関(紹介状がないと初診時に追加料金がかかる仕組み)なるものが制定されたとのこと。
簡単に説明すると、外来受診時に紹介状が必要になるということです。

紹介状が無い場合、選定療養費(7700円)が必要となります。

初診で初めて受診したい場合、大きな病院(200床以上)では、選定療養費がかかってしまいます。
その為、先に診療所や200床未満の病院を受診し、さらに検査や治療が必要な場合、紹介状を書いて貰い、大きな病院で治療することが出来るということです。

もちろん、選定療養費(7700円)を支払えば、最初から大きな病院で治療を受けられます。
ただし、さらに再診時に選定療養費(3300円)追加でかかるようです。

何でこんなシステムを作ったのでしょうか。

考えられる要因としては、

大きな病院では患者が多すぎて医師や従業員に負担がかかり過ぎてしまう
待ち時間の負担軽減
他の病院への斡旋?

などが思いつきました。

調べてみると、

大きな病院には高度な専門的医療が求められる患者が集中しやすい一方で、必ずしも大規模病院でなければ対処できない症例でない患者も多く訪れていました。

この結果、医師や看護師などの医療従事者に過度の負担がかかり、業務が逼迫することが問題となっていました。

紹介状の義務化や選定療養費の導入により、軽症患者や一般的な症状の患者がまずは地域の診療所や小さな病院で適切な医療を受け、さらに高度な医療が必要な場合に大病院へ紹介されるという流れが促進されます。
これにより、大病院の負担軽減や、重症患者への集中治療が可能になると期待されています。

また、患者にとってもこのシステムは待ち時間の短縮や適切な医療機関の選定につながります。
診療所でまず診察を受けることで、症状に応じた迅速な対応が可能となり、軽度な症状で大病院に長時間待たされることを避けられます。

結果として、医療全体の効率化が図られ、医師の時間を有効に使い、患者もよりスムーズに医療サービスを受けられるメリットがあります。

さらに、この制度は地域医療の強化も目的としており、地域の中小病院や診療所との連携が促進されます。
地域医療機関が第一段階の受診先として機能することで、患者が適切な時に、適切な医療を受ける仕組みが整えられ、全体として医療資源の最適な分配が進むと考えられています。

概ね予想していた通りのことが書かれていました。

確かに、「大きな病院の医療が最も信頼できる」という思い込みが誰にでもあると思います。
実際、私自身も「大きな病院なら安心」という考えがありました。

大きな病院に一極集中で患者が集まってしまうので、分散しなければならないのも仕方がないと思います。

ただ私の場合、大きな病院でなくても、引きこもりが差別されないのであればどこでもいいのです。
個人や小規模な病院の場合、何故か医師や受付の人などに奇異の目で見られたり、酷いことを言われてきました。

大きな病院の場合、色々な人が受診するので、人それぞれの事情などはそれほど気にしないのかもしれません。

とりあえず、7700円は高すぎるのでもちろん払えません。
そこで、市立病院の受付の人が近くの個人経営の病院をいくつか紹介してくれました。

本当に個人経営の病院へ行くのは拒絶感が強かったのですが、勇気を出して行きました。

個人経営の病院で起こったこと

小さいビルの3階にある整形外科です。
そこそこ混んでいたのですが、患者捌きが良いです。
初めてなので問診表を書いて待っていたのですが、20分くらいで順番が回ってきました。

医師に手の状態を説明し、レントゲンを撮りました。
すぐにまた、医師に呼ばれ説明を受けると、手の指の骨には問題がないとのこと。

そこで次に採血を行いました。
何で手の指の痛みで採血を行うのだろうか、と疑問に思いました。

もしかしたら、他の病気が原因で指の痛みが発生しているのかもしれません。

最初に保険証を提出し、問診表を書いた際に、引きこもりで何年も働いていない状態がバレています。
その時に、「県の毎年の健康診断は受けていますか?」と聞かれたのですが、もちろん受けていないので「いいえ」と答えました。

私は引きこもってから22年以上、健康診断を受けていないです。
なので、それを察して血液検査での病気の可能性を考えてくれたのでしょうか。

とりあえず、1週間は血液の検査にかかるので、2週間後に再び来院することとなりました。

フェルビナクスチック軟膏という塗り薬を処方していただきました。
使ってみたのですが、ゼリーを少し硬くしたい感じで固く、塗りずらかったです。

一番の懸念であった、引きこもりで働いていない私に対する医師や受付の人の反応ですが、やはり感じてしまいました。

最初はそれほどでは無かったのですが、最後の会計の時に違和感や冷たい感じをひしひしと感じ取ってしまったのです。

さらに、対応してくれた医師なのですが、本当に業務的と言うか物凄くそっけなく、怖かったです。
明らかに引きこもりのゴミを扱うような感じです。

ちなみに被害妄想や思い込みではありません。

発達障害のASDの察せない、気付けないハンデがあっても、わかってしまう雰囲気があります。
ヤバイ奴を相手にして、関わりたくない、という気持ちが分かってしまいます。

ただの被害妄想であれば本当にいいのですが、その可能性は10%も無いと思います。
とりあえず、心を殺して耐え抜きました。

会計を終えて(5000円くらいかかった)帰りのエレベーターに乗っている最中で、次の予約をしてないことに気付きました。

聞きに行くかどうか迷ったのですが、次いつ来院すればいいのかわからないまま悩むのは辛いので、受付に戻って聞きました。

特に予約制ではないようで、医師に言われた日以降に自分で通院するようです。
やはり、受付の人の対応も冷たく、適当にあしらわれた感がありました。

本当に、個人経営や小規模の病院では、「最底辺の人間が行くと辛い思いをする」と私は感じてしまいます。

まとめ

今回、引きこもりである私が個人経営の病院を受診するという大きな壁を越えましたが、やはり社会的な視線や差別的な対応に対する不安やストレスを強く感じました。

病院側としては業務的な対応かもしれませんが、引きこもりや働いていないという理由で、冷たい視線や態度を感じることは精神的に大きな負担です。
(気のせいであればいいのですが)

紹介受診重点医療機関は、医療の効率化や、大病院への負担軽減には役立つ良い制度だと思います。

でも、引きこもりや社会的に孤立している人たちにとって、診療所や小さな病院へ行くことは大きな心理的ハードルがあると感じます。

とりあえず、2週間後にまた病院へ行かなければなりませんが、強い気持ちを持っていければと思います。

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