
引きこもっていると頭がおかしくなるかもしれない。
短期のひきこもりであれば、脳にそれほど大した影響はないと思います。
しかし、私のように長期間引きこもっていると、頭がおかしくなる可能性は高いです。
というか、自分が頭がおかしくなっていることにすら気づけなくなってしまいます。
何が普通だったのか、世間とのズレもわからなくなり、視野が狭くなる。
人との交流も無いので、一般人の真似したり、振る舞うこともできない。
思考停止状態。
そして、知能も衰えてしまう。
私が自分の発達障害を疑い、初めて心療内科を受診し、WAIS-3(成人知能検査)を受けた結果、自閉スペクトラム症(ASD)とIQ67が判明しました。
当時は、引きこもって15年くらい経った頃(今は23年以上)だったと思います。
毎日ほぼ何もせず、ずっとPCの前に座ってネットを見たりゲームをしたりしていました。
その結果、生まれた時点で低すぎる知能がさらに退化していきました。
そして、その状態で知能検査を受けた。
IQ67という数値は、長期の引きこもりによって落ち過ぎた脳の劣化だと思います。
でも私は、子供の頃からいくら勉強しても全く身に付かないし、そもそも理解力がありませんでした。
また、今思うと考え方が物凄く幼稚で、周囲の子供よりも明らかに実年齢がー5歳くらいの差があったと思います。
高校では県最低の県立高校(偏差値38くらい)をぎりぎりで入学し、卒業しました。
大学も偏差値43以下の誰でも入れるようなところでした。
そう考えるとIQ67は、長期の引きこもりによって落ち切った本当の数値だと思います。
でもIQ67を偏差値で数値で表すと、約28くらいです。
さすがにここまでは低くは無いはず。
でも私は昔から、明らかに周囲の人よりもいつも劣っていると感じていました。
そして、学生時代のテストはいつも赤点ぎりぎり(数学以外)。
なので、少なくとも本当のIQの数値は、80以下が妥当なのは間違いないです。
それが、長期間の引きこもりによって、IQが軽度知的障害の数値まで落ちてしまっていた。
今、ウェクスラー成人知能検査を受けたらどれくらいの数値が出るのだろうか。
過去の検査では67だったが、今は少し回復して70台かもしれない。ただ自信は無いです。
しかし、就職氷河期時代の就職試験の時に、散々IQテストをさせられたので、大体出題される問題や図形のトリックを未だに覚えています。
設問の何がひっかけで、何がトリックなのか。
知ってしまっている分、正答率が高くなってしまいます。
また、私はたまにネット上でIQテストっぽい問題を見たりやっているので、わかってしまっています。
なので、自分のIQの正確な数値はわからない。
ただバカすぎることは確定しています。
確実なのは、引きこもりによって頭がおかしくなる、IQの低下は確実に起こってしまうということです。(勉強したり本を読んだりしている引きこもりを除く)
引きこもりにもいろいろなタイプの人がいると思います。
本を読んだり、勉強したり、何か創作活動をしている人は、脳が衰えることも少ないはず。
しかし、私のように何もせず、ただ時間だけが過ぎていくような引きこもり生活を続けていると、確実に脳は衰えます。
考えることが減り、頭が働かなくなり、何をしても楽しくない毎日。
ただ気が狂いそうだと思いながら、それでも変わることもできない。
今回はそんな私自身の経験をもとに、
「引きこもれるのは才能なのか」
「なぜ能力低下が起こるのか」
「頭を維持するためにできること」
について、正直に書いていきたいと思います。
同じように悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです。
引きこもれるのは一種の才能?
以前、「引きこもり続けるのは一種の才能」といった記事を見かけた記憶があります。
確かに、何もせず誰とも会話せず、毎日一人で家の中にいるというのは、普通の人には相当大変だと思う。
普通の人であれば、気が狂いそうになるのかもしれない。
何も目的が無くずっとぼーっとしていると、多分3時間も持たないと思う。
例えば、病院の順番待ちで何時間も待たされるのは苦痛だと思います。
でも、周囲の喧騒が気になったり、自分の順番を気にするなど、何かしらの脳の刺激があるので耐えることができます。
引きこもりの場合、病院で自分の順番を待ち続ける感覚と、周囲の刺激が無い、というような状態が何年、何十年と続きます。
目的があったとしても、誰とも話さず、言葉も発さず、毎日孤独に過ごす。
これを続けられるのは確かに「才能」に見えるかもしれません。
しかし、実際はそうではないと思います。
私自身、発達障害や対人恐怖症、自己肯定感の欠如などが原因で外に出ること自体ができず、引きこもらざるを得なかった状況です。
だから「引きこもれる」のではなく、「引きこもるしかなかった」というのが正確です。
引きこもり続ける能力があるわけではなく、仕方なく耐えるという「異常な忍耐力」だけがあるだけ。
それは才能とは呼べない。
そもそも才能とは「人より優れた能力」や「ある分野で発揮できるスキル」のこと。
引きこもりの場合は、そのような生産的な能力やスキルではなく、外に出られない状況を受け入れるしかない精神状態なのです。
普通の人なら気が狂いそうになる状況に耐えられていることは事実ですが、それを「才能」と呼ぶのは違うと思います。
引きこもっていると脳の機能低下が激しい
引きこもりと脳機能低下はかなり関係があると思う。
特に、長期の引きこもりが脳機能低下につながるのは、当然です。
一般的に脳も筋肉と同じで、使わなければ衰えてしまいます。
引きこもりでない普通の人の生活は、意識しなくても多くの情報処理や意思決定を繰り返しています。
電車に乗るだけでも、時間を見て、路線を調べ、混雑状況を考え、他人と距離をとったりと、膨大な「小さな思考」の積み重ねがあります。
引きこもり生活になると、日常的な脳への負荷が極端に減ってしまうのです。
誰とも会話せず、予定もなく、環境の変化もない。
その結果、脳は無駄なエネルギー消費を防ぐために、不要な機能を停止させる方向に向かってしまう。
思考力・記憶力・判断力などがどんどん鈍ってしまう。という感じです。
本を読んだり何かの目的があって、自分で脳を使うような行動をしている引きこもりの人は別です。
私のように、何もせず近所にただ怯え続ける毎日を送っていると、iqはどんどん下がってしまいます。
引きこもりは楽しくない
引きこもりの最初は楽しいと思う。
今まで外部からのストレスから解放されて、自分の好きなことをする時間が膨大に増える、嫌なことから目を逸らすことができるから。
しかし、それも飽きます。
でも、抜け出す方法が無い人は、惰性で引きこもり続けてしまう。
そしていつの間にかメンタルがやられて、楽しいという感情が減少し続ける。
いや、楽しいだけでなく、他の喜怒哀楽も鈍化していきます。
楽しいというより、ただ単に現実逃避をし続けて苦しみから逃げ続けているだけです。
その現実を直視してしまうと、ヤバすぎる事態に発展します。
だから、引きこもり続けることで罪悪感が無限に増幅し、自分の好きな事や楽しいことをしたとしても、ポジティブになれない。
好きなことをしている一瞬は楽しいけど、それ以外は不安や後悔、劣等感などの感情が沸き上がるのです。
引きこもりでも脳を低下させず維持する方法
とにかく勉強というか、脳を使う学習や刺激を与える必要があると思う。
といっても、今まで何もしていない引きこもり(私)は、何をしていいのかわからない。
なので、何かしら目的をもって行動する必要があります。
具体的には、お金を稼ぐことを最大の目標とすること。
お金を稼ぐ=引きこもりの図式を少しでも薄めることができるから。
また、自己肯定感も多少回復します。
そして、世間からの評価も上がる..はず。
その為の方法を、ネットで調べて在宅でできるお金稼ぎの方法を考えて実行するべきだと思う。
ただ、現実的に市役所の福祉課やハローワークに相談したところで、ネットで稼ぐ方法は教えてくれない。
A型事業所では、ネットで完結する仕事がいくつか見つかりますが、色々と問題があります。
結局、家にいて稼ぐ方法はネットを活用するしかない。
でも、誰も教えてくれないし、コンサルはお金がかかる(詐欺も多い)、情報商材に至ってはさらに怪しい、自分で調べても頭の良い人以外本当に難しい。
この辺を引きこもり対策で政府が法整備をしてくれればいいんだけど。
脳トレを行う
私は毎日起きたら筋トレ、シャワー、PCを付けて脳トレのルーティーンを行っています。
ここではサイトをご紹介できませんが、検索すればたくさん見つかると思います。
ちなみに私が自分で作った脳トレサイトもあります。
脳を鍛える習慣サイト
脳トレは、一応頭を使うので多少は為になると思います。
でも、結局同じことのループなので脳に刺激が行かず、微々たるものです。
何か新しい刺激を探す
引きこもり生活が長くなると、毎日がほとんど同じことの繰り返しになってしまいます。
脳にとって最も良くないのは「変化が無いこと」です。
新しい刺激がなければ、脳は「今まで通りでいい」と判断して、省エネモードに入ってしまうのです。
いつもと違うジャンルの動画を見てみたり、感情を動かされるようなブログを見る等。
ネット小説を読むのもいいかもしれないです。
日記(ブログ)を書いてみる
日記を書くことは、思っている以上に脳を使います。
私もこのブログを書くのに、何度も手直ししたり、間違っていないか考えています。
文章を書くのは、まず何を書こうかと考える必要があり、さらに言葉を選ぶという問題があります。
その結果、自然と「自分の頭で考える」作業になっています。
特に引きこもっていると、自分の考えや感情を言葉にする機会がほぼゼロになります。
次第に自分の気持ちすら把握できなくなってしまいます。
日記を書くことで「自分が何を思っているのか」を客観視できるようになります。
書く内容は何でもいいと思います。
今日の出来事、感じたこと、不安、愚痴、未来への願望…何でも。
誰に見せるものでもないので、誤字脱字も気にしなくていいです。ただ書くだけです。
まとめ
今回は、引きこもりによって引き起こされる脳(IQ)の劣化についてお伝えしてきました。
何か活動できて頑張っている引きこもりの人であればいいのですが、ほとんどは何もできない、何をしたらいいのかわからない状態だと思います。
私もずっとそうでした。
でも、この状態だと、本当にIQが低下しすぎてまともに脳が働くなってしまう。
もちろん、元のIQが高い人や、ひきこもり年数によって違いますが。
私の場合、元から頭が異常に悪く、さらに発達障害もある。
そして23年以上の引きこもりによって物凄く知能が衰えてしまった。
さらに「頑張る」という意欲も若いころと比べると圧倒的に劣っている。
もう末期的だと思います。
それでも、現状維持ではもうすぐこの状態が崩壊することは目に見えています。
体調不良、年齢、親の状態など。
なので、少しでも足掻いて何とかしたい。
でも、その方法はわからない。
そして今日も葛藤して、自分に失望しながら「何かしないと」と焦ってます。