
発達障害と浮気の関係性について。
発達障害の人は浮気をしやすいのでしょうか。
私の父親は120%確実に発達障害のASDで、浮気をしていました。
私が小学5年生~高校卒業するあたり位まで永遠と浮気をしていました。
平日でも夜の3時くらいに酔っ払って帰宅し、女の影を隠そうともしない痕跡だらけ。
母親は子供のためを思って(片親になるから)黙って耐える日々。
明らかにどこかの飲み屋の女将に引っかかって、良い金ずる扱いになっていたことがバレバレでした。
しかし、家は貧乏で毎日給料日前になるとお金が無いのか、不機嫌になる。
どう考えても父親の毎日の飲み代や、その浮気(いいように使われていただけ)相手にお金を取られていたのです。
そして、何故か母親が浮気をしていると妄言を言い出す始末。
しかし、妄言ではなく浮気していると思い込んでいました。
それもそのはず、ASDの疑わず信じてしまう性格の影響で、その飲み屋での悪友や女将にそそのかされていたのです。
嫁が浮気をしているから、私が浮気をしていると正当化している。
挙句には子供がいる前で離婚届を叩きつける始末。
頭がおかしいと思っていましたが、ASDのこだわりの強さ(自分の信じたことに固執してしまい、他者の意見や状況を柔軟に受け止めにくい)、心の理論の弱さ(相手の考えや感情を推測することが苦手で、意図を誤解しやすい)、認知の偏り(白黒思考、自分に都合よい解釈をしやすい)など、浮気を正当化しやすい心理状態だったと思うのです。
そして、日曜の昼間に固定電話にその浮気相手(みどりちゃん)から電話がかかってきました。
家が狭いので私は襖を挟んで隣にいました。
会話が明らかにおかしかったので、「どこから電話がかかってきたの?」と聞きました。
すると父親は「俺のコレだ」と小指を立てた仕草をしたのです。
何故このようなことをしたのか。
子供が、父親の浮気を堂々と見せつけられて、どう思うのか考えなかったのでしょうか。
これは明らかにASDの特性による「相手の気持ちを想像できないこと」や「社会的な場面での常識的な判断の欠如」が影響していたのだと思います。
子どもの前で浮気をするような言動をしてしまうのは、父親が悪意を持って挑発したというよりは、人の気持ちを推し量れない、自分の行動が相手にどう受け止められるかを想像できなかった結果なのでしょう。
しかし、それは言い訳にはならない。
ASDの特性があったとしても、浮気という行為を繰り返し、家庭を顧みず家族を傷つけ続けたことは事実です。
私は父親に対して深い嫌悪感を持ち、その頃から現在に至るまで、異常な人間としてずっと認知しています。
私自身もASDで、一度心の中に刻まれたイメージや評価を切り替えるのが難しいため、父親への認知は長い時間を経ても変わらず、今もなお強烈な嫌悪感とともに残っています。
そして、ASDの立場として考えた時、何故浮気をしたのか、止めないのか、家族を考えられないのか、という点に疑問を持ちました。
もし自分が結婚していて家庭を持っていたとする。
そして、同じようにASDなので騙されやすく、何かのきっかけで金ずるになると思われ、女性に誘われてしまう。
そうなると、断ることが出来るのか。
もし、家庭が上手くいっておらず、家に帰りたくない、家が安息の場所では無いと感じていた場合、ふらふらとついていってしまう可能性があるのかもしれない。
何故なら、「浮気」に対して深く罪悪感や問題などを理解していないから。
もし前もって、「浮気は悪」という認知が頭にあれば、絶対にASDの人は浮気をしないと思う。
しかし、浮気をしたら人生が終わると理解していない場合、簡単に甘い方に流されてしまう。
他にも、場の空気に弱い傾向があるので、対人関係で「断れない」、相手の強い誘いに流されてしまうことがあります。
ASD特性 | 影響 |
---|---|
心の理論の弱さ | 相手の気持ちや期待を理解しにくく、「裏切り」の重みを読み取れない |
こだわりの強さ・認知の偏り | 自分にとって都合のいい解釈に固執する(例:「自分は悪くない」「妻も浮気してる」) |
空気を読めない/圧に弱い | 相手に誘われて断れず、そのまま関係に流されてしまう |
情緒の自己制御が苦手 | ストレス・孤独・欲求を適切に処理できず、その場の「逃げ場」に依存しやすい |
罪悪感のズレ | 社会的な規範を「内在化」するのが難しく、浮気の重さが実感できない |
うちの父親の場合:
- 誘われたら断れない(対人操作に弱い)
- 社会的責任感が希薄(あるいはその理解が浅い)
- 家庭の中に「安定・共感・居場所」がなかった
- 被害妄想と自己正当化がセットで動く(白黒思考・防衛機制)
発達障害は浮気がやめられない?
発達障害だからといって、浮気をしやすい、やめられない、という科学的な統計データは無いのですが、浮気したと仮定して考えてみたいと思います。
ASDの人が浮気をやめられない理由
ASDの人は、他人の気持ちを想像するのが苦手だったり、「浮気は悪いこと」というのが分かっていない場合、浮気を永遠とし続けると思います。
特に周囲の人が浮気させようとしてきたり、「浮気は文化」、「浮気は男の甲斐性」とか言われると、簡単に信じてしまう。
さらに、恋人や夫(妻)に不満がある場合、さらに助長してしまいます。
他には、場の空気に弱かったり、強く誘われると断れなかったりもします。
「断ったら相手が傷つくかも」とか「今ここで流れを壊したらおかしいかな」と考えてしまい、結果的に流されてずっと浮気が続いてしまうのです。
とにかく、浮気はダメ!と強く認識していない限り、ASDの特性によって普通の人よりもタガが外れてしまう可能性が高いとういことです。
ADHDの人が浮気をやめられない理由
浮気をミニゲーム感覚でプレイしてしまう。
発達障害の中でも、ADHD(注意欠如・多動症)は、ASDとはまた違う形で、浮気という行動に巻き込まれやすい特性を持っていると思います。
ASDのように「相手の感情を想像しにくい」「物事を白黒で考える」といったタイプとは違い、ADHDの場合は、もっと「その場の感情に流されやすい」「衝動的に動いてしまう」といった傾向が強いと言われているからです。
なので、「やってはいけない」と頭ではわかっていても、気がついたら動いていたという状態になりやすいといわれています
ADHDの人にとって浮気が「悪いこと」だという理解が無いわけではないと思います。
ただ、「悪いことだ」という認識が、その場の感情や刺激に負けて、脳の中から一時的に消える瞬間があるのです。
ADHDの特性 | どう浮気に繋がるか |
---|---|
衝動性 | 「今だけ楽しければいい」という感覚が先行し、ブレーキが効かない |
刺激への強い欲求 | 安定した関係よりも、新しい関係の方が脳にとっては刺激的に感じられ、惹かれてしまう |
感情のコントロールが苦手 | 不安・孤独・退屈といった感情に押されて、つい「癒し」や「楽しさ」を求めてしまう |
注意の切れやすさ | 今、自分がどういう立場にあるか(既婚・交際中など)が意識から抜け落ちてしまうことがある |
他者からの評価に弱い | 誰かに「好かれている」「求められている」と思うと、それだけで気持ちが傾いてしまう |
発達障害の旦那(夫)に浮気された女性(妻)
私の父親は発達障害のASDで、ずっと浮気をしていた。
そして、7~8年くらい浮気が続いていたみたいだけど、いつの間にか消滅したらしいです。
しかし、その後もずっと夫婦仲は冷え切っていました。
父親の頭の中では、「母親が浮気を下から自分も浮気をした」という謎の自己弁護と被害妄想でした。
実際、母親が浮気をしている事実は皆無です。
むしろ、貧乏な家庭で3人の子どもを育て、さらに家事もすべてやっていて物凄く大変だった姿を見ていました。
しかし父親は、謎の被害妄想と0か100かのASD思考なので、浮気をしているに全振りしてずっとそのままだったのです。
母親は貧乏なのに赤十字に多額の?寄付をするくらい、おかしい人(聖人)です。
よく、赤十字から寄付の依頼の手紙が来ていました。
「自分よりも他人」という人です。
そして、父親から自分が浮気相手と一緒になりたいから離婚届を母親に渡しました。
しかし、母親は子供の事を考えて、離婚はしなかったのです。
個人的には、離婚していてほしかった。
何故なら、父親の変わった苗字が嫌で嫌で仕方が無かったから。
そして毎日お酒を飲み、その時だけ気が強くなる。
父親の顔色を窺って生活する日々があまりにも辛かった。
もし、離婚していたら、私は今のような引きこもりでは無かったと思う。
何故なら、甘えが無くなるからです。
否応なしに働かなければならない。
高校を卒業したら、何でもいいから就職をしたはず。
そして、ASDと無能で解雇されたとしても、引きこもりにはならなかったはず(なれなかった)。
何故なら、働く以外の道はなく、甘えも許されない状況になるからです。
発達障害の旦那に浮気された妻についてですが、大抵の場合は離婚騒動、慰謝料に発展すると思います。
もしくは、浮気した方は「一生をかけて償う」くらいの罰則になる。
でも、浮気した父親(旦那側)がまったく反省もせず、死ぬまで冷戦状態でした。
それは何故だったのでしょうか。
たぶん、自分が悪い事をしたということを自覚していた。しかし素直になれない。
そして被害妄想と極端思考(0か100)から母親(妻側)の浮気が事実として勝手に認定している。
結果、ずっと家庭崩壊だった。
一般的には、妻の中には「夫は発達障害だから仕方がないのか」「自分の支え方が悪かったのか」といった自己否定や混乱が生まれやすいと言われています。
特に長年連れ添ってきた場合、「理解してあげなきゃ」「障害だから責めても意味がない」と葛藤するあまり、自分自身の感情を抑え込んでしまう女性も多いと思います。
「発達障害の夫が浮気した」と相談できる場所も当時は無かった(今も微妙)。
一般的な浮気の相談であれば友人や家族に話せることも、障害特性が絡むと「理解されないのではないか」「責められるのではないか」と孤立してしまうのです。
そもそも、両親は発達障害の概念がある時代の人ではなかった。
私は自分がASDでいろいろと調べた結果、父親もまたASDだと確信しています。
なので、母親は「夫がただの異常者」「性格が悪い人」としか捉えられず、発達障害という背景を理解することはできなかった。
定型発達の浮気と違って発達障害の人の浮気は、やっていることは同じ浮気でも、その「認識のされ方」「理由の立て方」「罪悪感の持ち方」「行動のブレーキの壊れ方」がまったく異なります。
その結果、発達障害の人に一度浮気されると、「なぜそれが悪いのかを理解していない」状態が続きやすく、再発しやすいという深刻な問題になる。
そして、周囲がどれだけ「それは裏切りだ」「相手がどれだけ傷ついているか想像して」と伝えても、その痛みの概念自体がピンと来ていない。
なので、発達障害の浮気は解決が難しいと思う。
でも、許すのであれば徹底的に浮気を「悪」と認識させれば再発防止には一般的な人より、より強固だと思います。
まとめ
発達障害(ASD、ADHD)の人全員が浮気しやすいということは無いです。
でも、「浮気に至りやすい状況になって、浮気してしまう可能性が高い」というのが私の持論です。
また、浮気しやすい≠発達障害のせい、でも「発達障害の影響から浮気に巻き込まれやすい特性はある」ということです。
浮気に繋がらないようにするには、ASDの場合は「自分はそうならないように、事前にルールを決めておく」、「周囲の人が前もって浮気が重罪ということを認識させておく」、adhdの場合は、「衝動性」や「刺激追求」によって、その場の欲求や感情に流されやすい特徴があるので、「衝動を抑える仕組み」や「先にルールを決めておく」という対策があります。
特性の種類 | ASD(自閉スペクトラム症) | ADHD(注意欠如・多動症) |
---|---|---|
浮気に至るきっかけ | ・相手の気持ちを想像できない ・「浮気=悪」という認知が弱い ・場の空気に流されやすい | ・衝動性が強く、その場の感情に流される ・新しい刺激を求めやすい ・注意が逸れて「今の立場」を忘れやすい |
浮気をやめられない理由 | ・自己正当化や認知の偏りで止まれない ・「罪悪感のズレ」で重みを実感できない | ・頭では「悪い」と分かっていても、衝動に負ける ・感情コントロールの難しさで繰り返す |
再発のしやすさ | ・「悪い」と認知できていないと繰り返す ・理解できれば強く守れる可能性あり | ・衝動が優先されるため再発しやすい ・仕組みで制御しない限り防ぎにくい |
予防の工夫 | ・「浮気=絶対に悪い」と強く認知させる ・ルールを明文化し、曖昧さを残さない | ・環境をコントロール(危険な場に行かない) ・事前にルール化して外部化 ・第三者チェックや報告制度 |
パートナー側の関わり方 | ・「何が悪いか」を繰り返し伝える ・論理的に説明し、ルールを共有 | ・衝動を抑えるサポート(誘惑の場を避けさせる) ・ルールや仕組みを一緒に作り、守れるよう見守る |
私の家の場合、親戚から遠く離れていたので、母親は誰にも相談できなかった。
私も、本当は母方の家のおじいちゃん、おばあちゃんに助けてと言おうとしていた記憶があります。
しかし、連絡手段がわからない、そもそも母親自身が自発的に何故、自分の親を頼らなかったのだろうか。
ちなみに父親の親戚関係は、ほぼ断絶?(接触無し)状態だったので誰がどうとかは全く知らない。
結局、発達障害の父親に浮気され続けた母親は、ずっと耐え続けていました。
最後に、発達障害のパートナーに浮気されたら、「我慢すべきか」「理解すべきか」「離れるべきか」という選択を迫られることになると思います。
でも、その際の話し合いが発達障害の人が相手の場合、かなりの難易度。
言葉が通じるようで、通じない。
浮気の論理も感情も、すれ違うのが前提の会話になると思います。
発達障害の人と結婚するとパートナーがカサンドラ症候群になってしまうことがあるように、離れる際も大変な労力が必要になるのです。