弱者は弱者のままで終わってしまうのでしょうか。

最初から持てる者は、ずっと富を独占し続ける。
この考えはほぼ正しいと思う。

弱者(貧乏、頭が悪い、運も悪い、その他のハンデなど)で生まれてきた人は、普通以上に成り上がるのは相当難しい。

逆に最初からの強者(裕福、高IQ、運の良さ、コネや人脈など)は、ずっとそのまま。中以下に転落することは稀。

何故このような理不尽が続いてしまうのか。
そして、弱者が逆転するにはどうしたらいいのでしょうか。

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弱者はチャンスを逃してしまう

気づいたことがあります。
それは、弱者は有益な情報が得づらいということです。

なぜそう思ったのかというと、過去に弱者が大きなチャンスを掴めた瞬間が実際に存在していたことに後から気づいたからです。

民主党政権時代(2009年〜2012年)や2020年のコロナショックの頃、日経平均株価は大きく下落していました。
民主党政権下では8000〜9000円台、コロナショックでは一時1万6000円台まで急落です。

この頃に、安定した成長株をたくさん買っておけば、今の日経平均株価45000円台ですので、圧倒的に儲けられたはずです。

もちろん私は資産が無いので、株を買うお金も無いですし、株=ギャンブルという認識なので買うことはできなかった
でも、もしこのわかりやすい株安の頃に、少しでも株の事を知っていたり、有益な情報を得る機会があったのであれば、大きなチャンスを掴めていたのかもしれない。

そもそも株の事なんて誰も教えてくれないからわからない。
裕福な人や頭の良い人、コネや人脈がある強者が、そうした有益な情報を先に手に入れて、株安の時に迷わず投資し、さらに富を積み上げていく。

一方で弱者は情報を得られず、チャンスを前にしても動けずに終わってしまう。

この差が積み重なれば積み重なるほど、「持つ者はますます持ち、持たざる者はますます持たない」という現実が固定されていくのだと思います。

今は自民党総裁選という時期で、何故か日経平均株価が上がっています。
しかし、どう考えても物価高やその他もろもろの国内問題があるので、私は下がると思っています。(これが弱者の私の浅はかな思い付き)

ただ、小泉さんが首相になれば株価はほぼ確実に下がると予想しています。
逆に、高市さんなら株価は上がる。

これは単純な考えなのですが、石破政権が誕生した際、株価が下がり、さらに石破さんが首相を辞任すると言ったら株価が上がりました。

小泉さんは石破路線の継続をすると言っていましたし、ネットを見る限りめちゃくちゃ嫌われている(自民党内以外)。
逆に高市さんは政策の知識が圧倒的で頼りになる?ようなので、期待感がある。

今かなり株高ですが、総裁選の行方によってどうなるのかちょっと気になっています。

弱者が今から少しでも上を目指すには

うーん、全く思いつかない。
どうやって有益な情報を得る事が出来るのか。
そしてもし得たとしても、それが本当なのか、損をしてしまうのではないか。

この辺の情報の信憑性や精度は、やはりコネや人脈、そして頭の良い人の判断力がとても重要だと思います。

私のように、ASDの特性を抱え、23年以上引きこもり状態で過ごしてきた人間にとっては、世の中の情報やチャンスに触れること自体がとても難しいのが現実です。

知り合いや相談できる相手もおらず、リアルとの接点が皆無、どこから何を始めればいいのかすら分からない。

自分の能力や環境に限界を感じていると、上を目指すという行動すらできなくなる。

なので、生まれた時点で既にハンデを抱えている人が普通以上を目指すのは、本当に難しすぎるのです。

弱者が成り上がるには

個人的には弱者が上を目指す定義はやはり、収入が普通以上になるということです。
もしくは世間に対して誇れる人物になる事。
そこを目指すには、弱者のままでは絶対に無理です。

弱者を脱出するには、人脈、知識、そして行動力がどうしても必要になると思います。

人脈を得るには

弱者が人脈を得るにはどうすればいいのでしょうか。
積極的に有益な情報が得られそうな場へ参加する必要があると思う。

でも、弱者のままだとそのような場に参加すら難しい。
だから、強者で生まれた人がずるいと思ってしまいます。

でも嘆いても仕方が無い。

可能性としては、オンライン上のコミュニティや無料の勉強会、趣味や関心分野を共有できる掲示板やSNSなど。

直接会うのが難しくても、ネットの匿名コミュニティや学習サイトでやり取りを重ねるだけでも、細いながらもつながりは作れるかもしれない。

関係があるかどうかはわかりませんが、今回の自民党の総裁選選挙で気になったことがあります。

自民党の総裁選挙では、自民党員になっていれば投票することができます。
条件としては、党員歴が継続して2年以上であることです。
ちなみに年会費は4000円だそうです。

で、調べてみたのですが、もし自民党員になっていれば、有益な情報を得る機会があるということです。

  • 支部や後援会の集まり
    地元の自民党支部(地域ごとの組織)が主催する会合、勉強会、懇親会などに案内されることがあります。
    → ここでは国会議員や地方議員の話を直接聞いたり、意見交換ができます。
  • 政策討論会や講演会
    党本部や県連、支部が主催する政策セミナーや講演会に参加できる場合があります。
    → 国政・地方政治の最新の動きや党の政策方針を直接知る機会です。
  • 党大会や大会行事
    年に一度の「党大会」は全国規模で行われます。参加枠は限られますが、地方から代表として選ばれる場合があります。
  • 党機関誌・ニュースレター
    党員向けに発行される機関誌やニュースレターで、自民党の活動報告や政策情報を定期的に受け取れます。
  • メール・支部からの案内
    地元支部や議員事務所から活動案内やイベント情報が届くことがあります。

メリット

  • 政治家と近い距離で交流できる。
  • 政策について意見を届けやすくなる。
  • 党の内部情報や活動を、新聞やテレビより早く知れる場合がある。
  • 地域で同じ考えの人たちとつながるきっかけになる。

要するに、党員になると政治が身近になり、地域や国の政策決定に間接的に関わるチャンスが広がるということです。

今回、総裁選が注目されていたので気づいただけですが、2年でたった8000円で何かしらの有益な情報が手に入れられたり、人との繋がりも得られるのではないかと思いました。

しかし、私のような人と交流出来ない人は無理。
少しは誇れる人間であったり、コミュニケーション能力が無いと難しい思います。

行動で人脈を作る

そういえば、私はNHKの将棋の番組を過去にハマってずっと見ていたことがあります。20年くらい。
そこで、棋士の人が結婚した話題があったのですが、相手の方と知り合ったのが登山に参加したことだと言います。

詳しくはわからないのですが、そのような登山の集まりみたいな会に参加できれば、このような有名人や頭の良い人などと交流するチャンスがあるのではないかと思ったのです。

もちろん、真性ひきこもりの私には不可能ですが、行動力がある人であれば参加してみる価値はあるのかもしれない。

他には、ボランティアとか市民講座や図書館でのイベント、公共施設で開かれている趣味の集まり(たとえば俳句、将棋、パソコン教室など)も、強者たちが隠れて潜んでいる可能性のあるポイントです。

まとめ

今回は、弱者の立場からどうしたら上を目指せるのか少し考えてみました。

でも生まれた時点で弱者の場合、相当な努力や運、IQが高く無いとかなり難しいと思います。
だから貧乏人は貧乏なまま、裕福な人はそのまま継続して上流階級に居座る。

今の日本の政治状況を見ていると、利権が蔓延っており、強者が儲け続けている。

円安も輸出企業が儲かって、エネルギーや食料など輸入に頼っている日本の物価高は上がり続けています。
庶民以下にはずっと大打撃状態。

弱者がずっと大変な状況に置かれており、将来への展望すら描きにくいのが現実です。

努力すれば報われる、と言われても、その努力に必要な資本や人とのつながり、そして情報にアクセスできなければ、出発地点にすら立てない。
だから格差は広がり続け、気づけば「生まれた時点での差」が人生を左右してしまうのです。

どうにか弱者がもっと簡単にわかりやすく上を目指せる状況になればいいのですが。
現在の日本の政治には希望が持てないし、弱者を救ったところで利益につながりにくいので、優先されないと思う。

結局のところ、強者がさらに富を積み上げる仕組みばかりが整えられ、弱者は自己責任という言葉で片づけられてしまうのです。

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