発達障害のADHD、ASDは、生まれつきの脳の偏りが原因で、様々な特性が生じる障害です。
ですが、どちらも磁石の対極のように、真逆な思考や感じ方があると思います。

私はASDの当事者ですが、ADHDの特性と本当に正反対です。

例えば、私の場合は想像力が極端に劣ってます。
常に脳内は真っ白な状態で、思い付きが極端に少ないです。

逆にADHDの人の場合、脳内が騒めいていたり、ひらめきや空想が強いとされています。

さらに、私は1つの事に固執してしまう、興味の限定、狭く深くといった「こだわり」や「反復行動」があります。

ADHDの人の場合、興味の対象が変わりやすく、広く浅い知識を持つ傾向があります。

ただ、発達障害は個人によって特性が異なります。
特性の現れ方も人それぞれであり、一部の特性においては、重なりあうこともあります。
また、ADHDとASDを併存する人もいます。

ですので、一概にADHDとASDが真逆とは言えないです。
ASDの私の捉え方としては、ADHDと真逆と感じているだけです。

それぞれの障害がどのように異なるかを細かく明確に比較するのは、難しいかもしれません。
当事者次第ですので。

そこで今回は、一般的なADHDとASDの違いをクイズ形式にしてみました。

このクイズを通じて、それぞれの障害の違いについての理解を深め、より良い理解と支援へと繋げていきましょう。

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ADHDとASDの違いを知るクイズ

ADHD(注意欠如・多動性障害)とASD(自閉スペクトラム症)は、それぞれ独特の問題を持つ発達障害です。

これらの障害には共通点もありますが、重要な違いも存在します。

このクイズは、ADHDとASDの主な特徴と違いを理解するためのものです。

ADHDとASDの違いを知るクイズ


【注意事項】
このクイズは、ADHD(注意欠如・多動性障害)とASD(自閉スペクトラム症)の一般的な特徴に基づいて作成されています。
しかし、これらの特徴がすべての個人に当てはまるわけではありません。

発達障害は個々人の経験が大きく異なるため、このクイズの内容はあくまで一例としてご理解ください。

また、発達障害の診断や治療に関しては、専門家の意見を仰ぐことが重要です。

このクイズが、発達障害についての理解を深め、支援の一助となることを願っています。

ADHDとASDは何故違うの

ADHDとASD、どちらも発達障害の一種で、それぞれが独自の特徴を持っています。
では、なぜこれらは異なるのでしょうか?
それは、脳の働き方の違いにあります。

ADHDは注意の維持や衝動制御に苦労することが多く、一方でASDは社会的コミュニケーションや柔軟な思考に課題を持つことが特徴です。

この違いを理解することは、それぞれの障害に対する支援を適切に行うために重要です。

ADHDとASDの決定的な違い

ADHDとASDの大きな違いですが、それは「集中力」と「コミュニケーション」に関することです。

ADHDの人は、新しい刺激に対して注意がすぐに向かってしまい、一つのことに集中を続けるのが難しいです。

それに対して、ASDの人は特定の興味に対しては深い集中力を発揮しますが、社会的なやり取りや変化に対応するのが苦手なんですね。

ADHDとASDはどっちが大変?

「どっちが大変?」と聞かれると、これは一概には言えません。

発達障害の経験は人それぞれで、何が大変かはその人の置かれた環境や個々の特性によって変わるからです。

ADHDの人にとっては、忙しい脳内活動が日常生活に影響を与えることが大変かもしれません。
一方でASDの人は、社会的なやり取りや予期せぬ変化に対応することが大変と感じるかもしれません。

どちらも独自の課題を持っており、どちらが「大変」かは一概には言えないのです。

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ADHDとASDのどちらに生まれたかった?

発達障害に生まれること自体、ほとんどの人にとって大変だと思います。
特性によって、普通の人とは違う感性や個性があるからです。

もし、発達障害に生まれるのが決定しているとして、どちらかを選べるとしたら、あなたはどっちがいいと思いますか?

発達障害のASD(アスペルガー)の当事者(私)としては、ADHDに生まれたかったと強く思います。

何故なら、ASDの特性の影響から、人生が上手くいかなかったからです。

人とのコミュニケーションが全く取れず、友達や知り合いが一人もいない。
想像力の欠如から、思ったことをそのまま言ってしまう。
こだわりによる視野の狭さなど。

ASDで特に辛いのが、想像力の欠如(思い付きの少なさ)です。

逆にADHDの人は、想像力が豊かな人が多く、アイディア力や空想など、普通の人よりも優れている印象があります。

特に想像力が異常に欠如しているASDの私の場合、それが本当に羨ましいのです。

しかし、ADHDの人にも、逆に脳内が騒めいていたり、不注意、衝動性などの症状で苦労している人もいます。

なので、どちらが良いというのは無いとは思います。
しかし、私はASDの影響から良くない人生を送った為、ADHDだったらまた違ったのでは?と考えてしまうのです。


これは個人の価値観や経験によるもので、どちらが良いとは一概に言えません。

ただ、ADHDの人はアイデアが豊富で、ASDの人は特定の分野に深い知識を持つことが多いです。
それぞれに素晴らしい才能があるということを忘れないでください。

ADHDとASDの利点について

ADHDの人は、その多動性や衝動性が創造性やアイデアの源泉になることがあります。
一方でASDの人は、その独特の視点や深い集中力が、特定の分野での専門性を生み出すことがあります。

ADHDとASDの共通の利点

創造性: ADHDの多動性や衝動性、ASDの独特の視点は、創造的なアイデアや解決策を生み出す可能性を高めます。

専門性: ASDの深い集中力は特定の分野での専門知識を深めることができ、ADHDの柔軟な思考は多様な分野に適応する能力を持っています。

情熱: ASDとADHDの個人はしばしば、自分の興味や情熱を追求することで、その分野で卓越した成果を上げることがあります。

ADHDとASDの欠点について

欠点としては、ADHDの人は不注意や衝動性による問題があり、ASDの人は社会的な理解やコミュニケーションに課題を持つことがあります。
しかし、これらは「欠点」というよりは、理解と適切な支援が必要な特性と言えるでしょう。

ADHDとASDの共通の欠点:

社会的課題: ASDの人はコミュニケーションの難しさを抱え、ADHDの人はしばしば社会的な場での不注意や衝動性による誤解を受けることがあります。

組織化の困難: ADHDの不注意やASDのこだわりは、日常生活や仕事での組織化や計画を困難にすることがあります。

感情調節の問題: ADHDとASDの両方の人々は、感情を適切に調節することに苦労することがあります。

まとめ

今回は、ADHDとASDの違いやクイズをお伝えしてきました。

ADHDとASDは、それぞれ独自の特性を持つ発達障害です。

これらの障害に対する理解を深めることは、当事者への適切な支援と共感を促進し、より包括的な社会を築くために不可欠です。


ADHDとASDは、それぞれ異なる発達障害ですが、どちらも個々人の才能や可能性を秘めています。

これらの障害について理解を深め、適切な支援を行うことで、それぞれの人が持つ才能を最大限に発揮できるようにしましょう。

そして、発達障害についての理解が、より包括的で寛容な社会を作る一歩になることを願っています。

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