長年引きこもっていると、様々な問題や不安を抱えていしまいます。
健康問題や未来、メンタル、お金の問題など。
22年以上引きこもっている私も、解決が困難な心配事が増えてしまいました。
どうにかしようと、自分なりに考えて行動しますが、上手くいかなかったり、やる気が出ず、放置してしまいます。
時間だけが過ぎていき、いつの間にか問題が大きくなりすぎてどうしようもなくなってしまいました。
本当に、引きこもりは長期化する前に社会復帰しないと様々な面で手遅れになります。
しかし、当事者自身が一人で引きこもりや、抱える問題ごとを解決することはほぼ不可能です。
誰かの介入や支援が無い限り、無理なのです。
その様な人がいないからいつまでも引きこもってしまう訳です。
長期間の引きこもり状態となると、手遅れレベルの心配事を抱えてしまう可能性があります。
そこで今回は、長期ひきこもりの人が抱えてしまう不安要素5つと、その対処法について考えていきたいと思います。
長期引きこもりの心配ごと:5つの問題と対処法
長期ひきこもりの人が毎日思い悩んでいる一般的な5つの問題があります。
それは、「健康問題」、「精神状態」、「未来への不安」、「お金」、「家族関係」です。
これらの心配事は、互いに関連していて、一つが悪化すると他のものも悪化してしまいます。
例えば、健康問題があると、メンタルが落ち込んだり、就職や自立が難しくなったりします。
また、収入が無いと、生活費や医療費が払えなくなったり、家族とのトラブルが起きるのです。
長期ひきこもりの私自身も、この5つの心配事を常に毎日抱えて不安に思っているし、解決困難な状態です。
それぞれ詳しく説明していきます。
健康問題
長期ひきこもりの人は、健康に様々な悪影響を受けています。以下は、その一例です。
肥満:運動不足や偏食によって、体重が増えてしまいます。
肥満は、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の原因になります。
不眠:昼夜逆転やストレスによって、睡眠の質が低下します。
不眠は、免疫力の低下やうつ病のリスクを高めます。
免疫力低下:外出しないことで、細菌やウイルスに対する抵抗力が弱まります。
免疫力が低下すると、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。
22年以上の私自身の健康問題としては、目、運動不足、左手の痛み、腰痛、睡眠障害、声が出ない、などがあります
毎日1日中PCの前に座ってモニターを眺めているので、目が悪くなるだけでなく、緑内障の症状があります。
運動も日課の筋トレはしていますが、それ以外は全く動いてないので体の機能が著しく低下しています。
左手の痛みは、半年前くらいから起こりました。
キーボードの打ちすぎや、同じ姿勢が原因だと思います。
腰痛もたまにあったり、睡眠障害は日常茶飯事です。
声も全く発していないので、少しでも声を出そうとすると枯れていたり、喉が痛くなります。
引きこもりの健康問題を解決するには
これらの健康問題を解決する一般的な方法は以下の通りです。
適度な運動:
毎日15分以上の有酸素運動をすると、肥満や生活習慣病の予防に効果があります。
運動は、家の中でもできます。例えば、ラジオ体操やストレッチ、踏み台昇降などがおすすめです。
食生活の改善:
バランスの良い食事を摂ると、栄養不足や肥満を防ぐことができます。
食事は、主食、主菜、副菜の三品を目安にしましょう。
また、野菜や果物、乳製品などを積極的に取り入れてください。
医療機関の受診:
健康状態に不安がある場合は、医療機関に相談してください。
定期的に健康診断を受けることも大切です。
医療機関に行くのが難しい場合は、在宅医療や訪問看護などのサービスを利用することもできます。
将来への不安
健康の次に、長期ひきこもりの人が抱える心配事が「将来の不安」だと思います。
普通の一般人のようになる事はほぼ不可能で、今後どうすればいいのかわからないからです。
私ももう諦めてしまっており、なるべく世間に対して恥ずかしくないように生きたいと思っています。
長期ひきこもりの人が、一般的に将来への不安は以下の通りです。
就職困難:
長期の空白期間や学歴不足などによって、就職や転職が難しくなります。
就職ができないと、収入や自立が困難になります。
孤独:
友人や恋人などの人間関係が希薄になります。
孤独は、メンタルや健康に悪影響を及ぼします。
また、孤独は、自〇のリスクを高めます。
自立不可:
親や家族に依存して生活していると、自分で決めたり、行動したりする力が衰えます。
自立できないと、親や家族が亡くなったり、別れたりしたときに困ってしまいます。
将来への不安の解決策
解決策は難しいですが、一般的には以下のような方法があります。
自分の興味や能力を見つける:
自分に何ができるのか、何が好きなのかを探すことで、自信ややる気が湧きます。
自分の興味や能力を見つける方法は、インターネットで調べたり、本や雑誌を読んだり、趣味や勉強を始めたりすることです。
社会参加の機会を探す:
社会とつながることで、人間関係やコミュニケーション能力が向上します。
社会参加の機会を探す方法は、ボランティアやサークル、コミュニティなどに参加したり、オンラインで交流したりすることです。
支援団体や専門家に相談する:
就職や自立に向けての支援やアドバイスを受けることで、不安や困難を乗り越えることができます。
支援団体や専門家に相談する方法は、ひきこもり支援センターやハローワーク、カウンセラーなどに連絡したり、訪問したりすることです。
メンタルの悪化
長期間引きこもっていると、うつ病や統合失調症、社交不安症など、精神障害を抱えてしまう可能性が高いです。
私もうつ病の薬を飲んでいますし、対人恐怖症や自己肯定感の異常な欠如など、様々なメンタルの問題を抱えています。
長期ひきこもりの人の一般的なメンタルの悪化は、以下の通りです。
うつ:
気分が落ち込んだり、何にも興味が持てなかったり、自分を責めたりする状態です。
うつは、生活や健康に大きな支障をきたします。
不安:
心配や恐怖が強くなったり、パニックになったりする状態です。
不安は、日常生活や人間関係に影響します。
身体的な症状や強迫行動を引き起こすことがあります。
自己肯定感低下:
自分の価値や能力を否定したり、劣等感を抱いたりする状態です。
自己肯定感低下は、自信ややる気を失わせます。
他人との比較や自己否定のループに陥ることがあります。
メンタルの改善方法
基本的に、心療内科や精神科、クリニックなどの専門医を受診するしかないと思います。
引きこもっていてもメンタルの自然治癒は難しく、他者の助けが必要だからです。
ただそれでも、自分のマインドを改善することで、メンタルを良くすることはできます。
自分の感情や思考を認める:自分の感情や思考を否定したり、隠したりするのではなく、素直に受け入れることが大切です。
自分の感情や思考を認める方法は、日記や手紙を書いたり、話し相手を見つけたりすることです。
ポジティブな言葉や行動を取り入れる:
自分に対しても、他人に対しても、ポジティブな言葉や行動を使うことで、気分や態度が変わります。
ポジティブな言葉や行動を取り入れる方法は、自分に褒め言葉をかけたり、感謝や謝罪を伝えたり、笑顔や挨拶をしたりすることです。
心理療法や薬物療法を受ける:
自分だけで解決できない場合は、心理療法や薬物療法を受けることで、メンタルの状態を改善することができます。
心理療法や薬物療法を受ける方法は、精神科や心療内科などの医療機関に相談したり、オンラインでカウンセリングを受けたりすることです。
収入が無い
長期ひきこもりの人は、働いていない人が多いと思います。
私も働いていないので、収入はほぼありません。
一応、発達障害やメンタル、長期ひきこもりなどの関係から、障害年金を受給してはいます。
しかし、いつ打ち切られるかわからないですし、更新が拒否される可能性もあります。
一般的に長期引き篭もりの人のお金の問題は以下の通りです。
収入なし:
収入が無いので、使えるお金もありません。
生活水準や質が低下します。また、収入が減少すると、自立や社会参加が難しくなります。
貯金枯渇:
収入が減少すると、貯金に頼ることになります。
貯金が枯渇すると、生活費や医療費が払えなくなります。
また、お金が無いことで、将来に対する不安が増します。
したいことができない:
お金が無いので自分がしたいことや、好きな食べ物、趣味も楽しめないです。
テレビやネットで見る他人の幸せな姿に嫉妬や劣等感を感じます。
また、自分の好きな音楽や映画、本なども買えないので、文化的な刺激も得られません。
楽しみがないことは、心の満足度を下げます。
これらの収入の問題を解決するためには、以下のような方法があります。
引きこもりのお金の問題を解決する方法
長期ひきこもりの人は、外に出て働くことはできないので、アルバイトや就労支援A型も難しいと思います。
そこで、障害手帳や障害年金の申請を行ってみて欲しいと思います。
長期ひきこもりの人は、精神の問題を抱えている人がほとんどです。
厚生労働省の調査でも、引きこもりの約8割が精神疾患を抱えているとされています。
長期ひきこもりの場合、重度の精神疾患の可能性もあります、
また、私のように発達障害の影響で引きこもりかもしれません。
これらの精神の問題から、日常において、自分一人では何をするにも難しい場合、障害年金の受給要項になります。
でも、障害年金の申請の手続きは複雑で難しいです。
私も社労士に依頼してすべてやってもらいました。
また、精神科や心療内科などの医療機関に初診から1年6カ月経過している必要もあります。
さらに、年金保険料を滞納せず収めていたり、免除申請をしていないといけません。
障害年金のハードルは高いですが、長期ひきこもりの人にとっては、生活の安定や自立のために大きな助けになると思います。
もし、障害年金の申請に興味があるなら、まずは日本年金機構のホームページやパンフレットを見てみてください。
そこには、障害年金の制度や申請の流れ、必要書類などが詳しく書かれています。
また、障害年金の申請に関する相談は、日本年金機構の窓口や電話で受け付けています。
もし、不安や疑問があれば、気軽に相談してみてください。
その他の引きこもりが収入を得る方法は以下の通りです。
オンラインでの仕事
・フリーランスとしてのウェブデザイン、プログラミング、ライティング、翻訳などのスキルを活かした仕事。
・オンラインマーケットプレイスでの仕事の探索。
・アンケートやデータ入力のような単純作業を提供するサイトでの小遣い稼ぎ。
在宅勤務の求人を探す
・リモートワークが可能な職種への応募
・在宅コールセンターやデータ入力のような仕事
どちらにしても、能力(IQ)が高くないと、引きこもりの人でも難しいと思います。
例の流行り病の影響から、在宅ワークの競争が激しくなっていることや、昔よりもアフィリエイトの難易度が上がっています。
親や兄弟の問題
長期引きこもりになると、親や兄弟との関係が辛くなると思います。
私も、母親に申し訳ない気持ちで一杯ですが、交流は全くできません。
恥ずかしい気持ちや、自分の最底辺の状態を見られたくないからです。
また、兄弟に関しても、姉が二人いますが、本当に申し訳なく感じています。
絶対に、引きこもりの身内がいるという事実が物凄く迷惑になってしまっているからです。
でも、自分ではどうすることもできません。
ただ、自己批判の気持ちしかないです。
長期の引きこもりと親兄弟の関係は、人によって違いますが、以下のパターンが多いです。
兄弟との関係:
兄弟はひきこもりの兄弟に対して、同情や心配、励ますこともあります。
しかし、同時に嫌悪や軽蔑、妬みや恨み、無関心や避けるなどの否定的な感情を抱く場合もあります。
兄弟はひきこもりの兄弟に対して、自分の人生や幸せを邪魔されていると感じたり、親の愛情や注意を奪われていると感じたりすることもあります。
自分との比較や競争、責任や義務、期待やプレッシャーなどの負担を感じることもあるのです。
親との関係:
親はひきこもりの子供に対して、愛情や心配、支援や理解を示すこともあります。
でも、時には怒りや不満、罪悪感や恥ずかしさ、絶望や無力感などのネガティブな感情にもなります。
また、自分の育て方や教育方針が間違っていたのではないかと自分を責めたり、他人の目や評判を気にしたりすることもあります。
親の役割や期待、責任や義務、将来や希望などの重圧にも苦しんだりします。
家族関係の問題を解決するためには
家族の理解や支援を求める:
家族に自分の状況や気持ちを伝えることで、家族の理解や支援を得ることができます。
家族の理解や支援を求める方法は、正直に話したり、手紙やメールを送ったりすることです。
また、家族にも自分の気持ちや考えを聞いたり、尊重したりすることが大切です。
家族会議やカウンセリングを利用する:
家族との対立や争いを解決するためには、家族会議やカウンセリングを利用することが有効です。
家族会議やカウンセリングを利用する方法は、家族全員で話し合ったり、第三者の仲介や助言を受けたりすることです。
家族以外の人との交流を増やす:
家族以外の人との交流を増やすことで、家族に依存しない自分の人生を築くことができます。
方法としては、友人や知人、同じ悩みを持つ人などと連絡したり、会ったりすることです。
家族以外の人との交流は、自分の視野や可能性を広げることができます。
まとめ
長期の引きこもりの人が抱えている「心配事」や「解決方法」について、お伝えしてきました。
長期引きこもりになってしまうと、一人で解決することは本当に難しいです。
しかし、それぞれ抱えている問題は、行動することでかいけつできることもあります。
とにかく、何もしないで引きこもっていると、問題は悪化するし、心配事の解決もより難しくなります。
少しでもいいので、意識的に何かしら行動してみてください。
例えば、健康問題では、家で少しでも運動してみるとか。
お金の問題は、ネットで稼ぐ方法を考えてみる。
親兄弟は、・・難しいですが、一言でも会話してみる。
未来への不安は、何かしらの希望を見つけてみる。
メンタルの問題は、心療内科へ通ってみるか、無料の相談電話や引きこもり支援センターに相談するなど。
本当に一ミリでもいいので行動してみると、変化があると思います。
それを継続して大きくしていくことで、長期ひきこもりの改善のヒントになるかもしれません。
長期ひきこもりから抜け出せていない当事者の私自身が言っても説得力は無いと思いますが。
まさむねさん いつもブログの記事を参考にさせてもらっています。
「本当に一ミリでもいいので行動してみると、変化があると思います。」
この意見に同感です。
私も長期間うつ病で外出できなかった間に、
何とかしなくては、という気持ちから夜中や早朝に近所のゴミ拾いをしていました。
もちろん身なりとか気にせず、とにかく最初は外に出る訓練としてです。
身なりも髪もだらしなく、今思うと情けない恰好でした。
最初は5分くらいでも、夜中でも、人通りの少ない家の近所でも誰かに会うのではと不安でした。
毎日15分ほどでしたが、できるだけ毎日行いました。幸い夜中は知り合いには合いませんでした。
昼夜逆転生活が次第に朝型に切り替わり、夕方くらいにゴミ拾いをするようになり、知らないうちに人目が気にならなくなっていきました。当初は近所の人が「どうしたの?」など声をかけてこられていたものの、
「失業中ですることなくてね」と話したり、「こんにちは」程度のあいさつで済ませたりするうちに、
いつもの風物詩みたいになっていったようです。
いろいろと噂する人もいますが、しない人もいるし、していても「人の噂も75日」でしたか、
そのうち話題にもされなくなっていきました。
私の体験談ですが、ご参考までに投稿いたしました。
体験談を書いていただき、ありがとうございます。
行動できる勇気が凄いと思います!
今の現状を変えたいけど、何をどうしたらいいのかわからない。
また、甘えて現状維持をし続けてしまう人がほとんどだと思います。
もしくは諦めてしまって行動できない状態になります。
行動の原動力はやはり、危機感や他者の介入が無いと難しいかもしれません。
でも、少しでも何か変化の起こる行動をしてみると、運や気持ちの面が変わることがあると思います。