
発達障害を持って生まれると、脳だけでなく身体や他の臓器にも偏りが起きるのかもしれない。
個人的に、そう感じています。
数カ月前から、左膝の左横側、ちょうど骨が出っ張っているあたりに痛みがあります。
思い当たる原因としては、毎日欠かさず行っているスクワットがあるかもしれないです。
また、毎朝、タイルの上で20〜30分ほど正座をしてシャワーを浴びていることも関係していると思われます。
というのも、家のシャワーの設計が非常に低く、立って浴びるとちょうどお腹あたりにしかシャワーが来ないため、仕方なく座って浴びているのです。
父親が騙されて購入したこのボロ家は、どう考えても設計ミスがあり、シャワーの位置も扉の下の木の部分も、水に弱い材質で作られており、全体的に無理のある構造になっています。
本当は立ったままシャワーを浴びたいのですが、構造的にに不可能な(もしくは片手でシャワーノズルを頭の上にずっと持ち上げる必要がある)ため、タイルの冷たく固い床に正座して、頭にシャワーがくるようにしているのです。
さらに、食事の時も30分くらい正座で食べています。
辛くなったときには崩すようにしていますが、基本的には正座です。
でも胴長短足なので、超猫背になっていて大変です。
このような毎日の積み重ねが年齢によって膝のいじょうが発生しているのだと思っています。
さらに長期引きこもりによる運動不足の積み重なって、左膝の外側(大腿骨外側上顆と呼ばれる部分)にだけ痛みが発生してしまった。
しかし、なぜ「左足だけ」が痛みが出てしまったのでしょうか。
無意識に左足に負荷をかけてしまっている可能性もありますが、もしかすると、「生まれつき体の左半分の機能が弱かったのではないか」と考えました。
発達障害と身体の偏りの関係
私はASD(自閉スペクトラム症)であり、特に右脳の機能が極端に劣っています。
感覚や空間認識、直感的な処理などが非常に苦手で、理解力や読解力も著しく低いです。
右脳が身体の左半分を、左脳が右半分をコントロールしていると言われていることから、右脳の機能が弱いことにより、身体の左側に異常が出ているのではないかと感じています。
実際、私の場合は以下のような「左側」に偏った身体的な異常が続いています。
- 生まれつき左目だけ視力が悪かった(引きこもっていた間に、左目だけ網膜裂孔になりレーザー治療を受けた)
- 去年から左手のひらの下に神経痛や指の痛みが出る
- 左肩の裏にだけ脂肪種のようなものがある
- 今回の、左膝外側の骨の痛み
他にも体の異常とは関係ないかもしれませんが、毎日PCの前に座っていると、無意識に左足を上にして足を組んでしまいます。
こうしたことから、「発達障害により脳の発達に偏りがあると、身体にもその影響が現れる可能性がある」と考えています。
発達障害と身体の左右差に科学的根拠はあるのか?
現時点では、「発達障害だから身体の片側に異常が出やすい」といったことを明確に証明する医学的データは、私が調べてみた範囲では見つかりませんでした。
ですが、個人的な感覚や経験からは、明らかに関係があると思っています。
人間の脳は左右に分かれており、右脳が身体の左半分、左脳が右半分をそれぞれコントロールしているとされています。
なので、右脳の機能が極端に低下している状態では、左半身にその影響が出る可能性も否定できないのではないでしょうか。
私のようにASDで右脳の働きが弱く、感覚処理や空間認識、直感的な情報処理などが苦手な人間が、長年にわたって身体の左側ばかりに痛みや異常を抱えてきたという事実は、決して無関係とは思えないのです。
しかも、それが一時的な不調ではなく、何年も繰り返し出続けています。
たまたまの偶然と片付けるには、あまりにも偏りが大きすぎるように思います。
発達障害は脳だけの問題ではない?身体全体への影響とは
一般的には、発達障害は「脳の機能的な問題」であると説明されることが多いです。
しかし私は、脳の偏りや神経系の未発達によって、身体全体、特に左右差やバランスにまで影響を及ぼすのではないかと考えています。
引きこもり生活の中で身体をほとんど動かさず、さらに左右のどちらかに生まれつき偏りがあると、生活習慣の中でその差がどんどん固定されていきます。
毎日の日課になっている正座やスクワットも、無意識に片側(左)ばかりに負荷をかけてしまっていた。
そしてその積み重ねが、筋肉や神経、関節に対して微妙な身体の左右の差を作り出していくのです。
でもそれが生活習慣によるものではなく、発達障害の構造的な偏りから来ているのだとしたら、これは十分に医学的に注目されてもいいテーマだと思う。
発達障害特有の「感覚の偏り」も無関係ではない
発達障害のある人は、痛みや感覚に対して過敏だったり、逆に鈍感だったりすることがあります。
私も重度の聴覚過敏、肌の敏感さ、匂い、目の異常などが発生しています。
ただ、私の感覚過敏に関して言えば、左右の違いについては感じてはいない、もしくは気づいていない状態です。
実際、発達障害の感覚過敏は体全体の特徴として扱われています。
左右の違いまで細かく観察されることは無いと思います。
なので、当事者が感じていなかったり、症状が極端でないのであれば、見逃されているのかもしれないです。
まとめ:発達障害と身体の偏りには関係があると感じる
なぜ私は体の左半分だけが、こうも不調や痛みを抱えやすいのかずっと疑問に思っていました。
そして、引きこもってほぼ動かない生活の中で、その症状がさらに強く出てきている。
これが単なる偶然であるとは思えなかったのです。
発達障害の脳の凹凸やそれに関連して遺伝的な要因からも来る身体の偏りは、確実に左右差として現れているのではないかと考えています。
もちろん医学的な根拠はないです。
「発達障害だから体の片側に異常が出る」といったデータも見つかっていません。
ですが、脳はまだまだ解明されていないことが多く、発達障害についても未知の部分が多いです。
なので、脳と身体の左右差の関連性については、今後もっと研究されるべきテーマなのではないかと思った次第です。