女性のASD(自閉症・アスペルガー)の
症状は、結婚するまでは目立たないことが
多いです。

女性は、言語性に優れており、感情的で
人間関係に鋭く反応できるからです。

また、ASDの特徴として、
コミュニケーションの欠如や
社会性の問題があります。

女性脳の場合は、対人関係や社会性が
男性脳よりも優れており、
ASDの特性が目立ちにくいのです。

お付き合いをしているときは
「時間厳守」「視線を合わせない」など、
少し変な子と感じていても、
特性による問題は気づかないことが多いです。

結婚後に一緒に暮らすようになって、
ASDの特性による困り感が
出てくるようになり、
様々な問題が発生してしまいます。

妻がASD(自閉症・アスペルガー)かも?
と気付いた時には、離婚問題になっている
こともよくあるそうです。

そこで今回は、妻(嫁)のASD症状の
診断方法と対処の仕方について
お伝えしていきます。

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妻のASD症状チェック

ASD(自閉症・アスペルガー)の症状は、
男性も女性もそれほど変わりません。

しかし、女性は気持ちや感情面に
特徴的な症状が現れます。

以下の項目に妻(嫁)が当てはまっているか
チェックしてみてください。

人の気持ちを理解できず、
平気で傷つくようなことを言う

常にマイナス思考
物事や言動を表面的に捉えてしまい、
悪い方向に考える癖がある

自分がどのような人物か理解していない

すぐに怒ったり、傷つく・ヒステリック

愛情深いけど、異常に束縛・嫉妬をしてくる

空気を読めず、変な言動をする

普段は素直で良い女性に見える

情緒不安定なことが多い

仕草が変

人の良い面よりも悪いことをよく覚えている

自分がどれだけ不幸なのか周囲に伝える

医師や警察、権力者などが
絶対に正しいと思っている

ルールや決まりごとを厳守する

人付き合いは、狭く深く

自分勝手・頑固・マイペース・わがまま

喜怒哀楽が乏しい

自分で決めたやり方に固執する・こだわる

話し合いが苦手・応じない

家庭内ではこれらの症状によって、
様々な困りごとが起こってしまいます。

以下の記事は、簡単なチェックプログラムができます。

嫁がアスペルガーかも?簡単セルフ診断プログラムでチェック

ASD妻の家庭の問題点

ASDの女性は、家事や子育て、
夫婦間の問題など、特性により
様々な困難に直面します。

子育てができない

ASDの人はマニュアル通りの行動をする
だけであれば、得意なことが多いです。

しかし、子供は日々成長していき、
対応も様々です。

赤ちゃんが泣いていても、
ASDの人は想像力の欠如や
視野の狭さから、
何が原因であるのかわかりません。

おしめが濡れて気持ち悪いのか、
お腹が空いているのか、
気温が不快なのか、
痒いのかなど、

その時々によって違います。

抱っこしてあげたり、
おしゃぶりをくわえさせるなど、
臨機応変な対応も苦手です。

赤ちゃんの場合は、寝る時間もまちまちで
夜中に起されることもあります。

ASDの人は睡眠に問題を抱えている
人も多いです。

赤ちゃんに夜中に何度も起されて
睡眠不足になってしまうと
ストレスを異常に溜めてしまいます。

また、ASDは子供に遺伝する確率も
高いです。

子供がASDだと癇癪(かんしゃく)を
引き起こしやすいです。

妻はその対応が上手くできず、
パニックになってしまうことも。

ASDの妻にとっては、赤ちゃんの対応
だけで精一杯なので、家事をする余裕は
ほとんどないのです。

妻の役割がわからない

家庭生活や夫の世話など
妻としての役割が苦手です。

結婚するまでは、男性に頼っており、
特性による問題はあまり起こらない
ことが多いです。

しかし結婚後、夫は日中働いていますし、
家事や育児などを手伝ってくれる
ことは難しくなります。

また、毎日一緒にいると機嫌が
悪くなったり、喧嘩にもなります。

夫婦生活をしていく上で、
ASDの女性は、結婚後の夫の変化、
同居による変化など、
目に見えない物事を理解することが
苦手なのです。

例えば夫が帰宅後、
「食事をとってきたらいらない」
「今日は先にお風呂に入って寝る」
など、普段と違うことをされると
対応に苦労してしまいます。

愛情表現も苦手で、
夫がしてほしいことに妻の対応が
冷たく感じることもあります。

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ASD妻の対処・対応方法

まず、夫としてできることを
あげていきます。

ASD妻の夫の対応方法

妻がASDと判明したら、
妻が何が苦手で何ができないのか
把握することです。

ASDの特性を理解することで、
未然にトラブルを防ぐのです。

家事を役割分担

スケジュールやマニュアルなど、
妻が行動するべき家事や育児を
紙に書いておきます。

ASDの人は口頭で伝えても
理解しずらいです。

視覚情報優位の人が多いので
いつでも確認できるように
紙面に残しておきましょう。

夕食やお風呂などの順番を厳守する

ASDの人は基本的に自分ルールに
従って行動しています。

1分でもずれたりすると、
焦って苛々したり、
気持ちを見だされてしまいます。

外出する予定がある場合は、
カレンダーに書き込んでおく。

ASDの人は、突然の予定変更や
予期せぬ出来事の対処が非常に苦手です。

外出する予定がある時は、
事前に伝えておく必要があります。

予定変更の場合も、忘れずに知らせます。

ASDの妻に夫が気をつけるポイントは、

妻の特性を理解する
スケジュール管理
家事を妻任せにしない

ことです。

ASDの妻(当事者)のするべきこと

自分がASDだと自覚することが大切です。

自分の変な言葉や行動、対応は
ASDの症状からきていると自覚し、
常に気をつける気持ちを持つことです。

そして、ASDの特性を理解することが
大切です。

自己分析をして、家事や育児、
夫とのコミュニケーションで
何が問題になっているのかを考えます。

問題解決に向けて、医師や夫と話し合い、
適切な対処・対応をしてください。

ASDの人は想像力の欠如から
自分の状態を把握することが苦手です。

夫や医師など、周囲の人の意見を受け入れ
問題解決を考えましょう。

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まとめ

夫がASDの場合の離婚率が海外で80%
と言われています。

妻がASDの場合も、
夫がカサンドラ症候群になりやすく、
耐えられない状態に追い込まれて
しまいます。

結婚生活は夫婦仲や家庭環境が
うまく行かないと、
破綻してしまうのです。

妻がASDの場合は、
夫の理解やサポートが必要です。

無理せず、できる範囲で家事や育児に
協力してください。

カサンドラ症候群(身体的・精神的症状)
にならないように、医師や専門機関に
相談することも大切です。

ASDの人(妻)には、
感情的に言ってしまうのは逆効果です。

問題解決に向けて具体的な対策を
してあげてください。

ASDは、マニュアルや決まった指示
などに従うことは得意なのです。

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