結婚するまでは少しずれているけど
活発で明るい印象だった。

ADHDの女性は、子どもの頃は
そそっかしかったり、おしゃべり
など、積極的で行動力があるように
見えます。

そのため、独身時代は仕事熱心で
一生懸命な女性と感じられます。

ところが結婚後にADHDの特性に
よって、様々な問題がみられるように
なります。

家事ができず、お金の管理が苦手、
子育ても上手くできない状態に・・・。

結婚生活では毎日、家事や育児などの
ルーティンワークが続きます。

ADHDの女性は、ちょっとした
刺激や新しいものに触れると
そちらに興味が移ってしまいます。

継続する事が苦手なので、
毎日の当たり前の日課をこなすことが
非常に苦手なのです。

そのため夫は、妻に注意したり
怒ってしまい、夫婦喧嘩になります。

ASDの離婚率が80%といわれて
いるように、ADHDの場合も
離婚率は高いようです。

ADHDの特性により、
家事が苦手になってしまうのは、
仕方がないことです。

例えるなら、運動が苦手な人が
いきなりプロ選手として
やっていかなければならない
状態です。

ADHDの女性は、
普通の人ができる家事や育児などが
生まれながらに脳の特性により
できないのです。

ですので、夫としては諦めることと、
サポートをする必要があるのです。

そこで今回は、ADHDの妻の特徴と
付き合い方、家事の対応方法について
お伝えしていきます。

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ADHDの妻(嫁)の特徴・対応方法

ADHDの特性である
衝動性/多動性/注意欠如の影響に
よって、炊事、洗濯、掃除などの
主婦が行うべき作業が苦手です。

家事に取りかかるのが遅い・苦手

ADHDの女性は、時間を決めて
行動することが苦手です。

時間の見通しがルーズで
やらなければならないことが
遅れがちです。

何を一番優先すべきなのか
ということも考えられず、
優先順位もつけられません。

「あれも、これもやらなければ!」
と考えているうちに、全ての家事が
中途半端になってしまい、
時間がかかってしまうのです。

対処方法としては、
家事のスケジュールを決めることです。

何時に仕事(家事)をするか決めることで
迷いがなくなります。

1つの仕事(家事)が終わったら、
必ず休憩を挟みましょう。

ADHDの人はワーキングメモリの働きに
問題を抱えている場合が多く、
別のことに気をとらわれやすくなります。

仕事(家事)を短期的に集中して行ない、
終わったら休憩を挟む工程を一組として
考えましょう。

片付けができない

うちの家もそうなのですが、
母が片付けが苦手、そして物を
まったく捨てられない人です。

例えば、ヨーグルトの容器(おっきい奴)
を洗って乾かして何かに使おうとします。

生魚とか何かのお皿代わりに使われている
発泡スチロールの入れ物なども
捨てられず、洗って放置しています。

何でも捨てられず、
部屋中にゴミが溢れています。

片付けも苦手で、どこに何があるか
わかっていないことが多いです。

おかげで私の場合、何でも捨てるように
なってしまいました。

大切なものまで捨ててしまい、
後で後悔するようなことが
よくあります・・・。

ADHDが妻の場合、対処しないと
ゴミ屋敷になってしまうのは確実です。

基本的に片づけられないADHDの人の
対策としては、物を減らすことが大切です。

管理するための物が少なければ少ない程、
片づける作業が減るからです。

また、片付けが下手だと、
どこに何があるのかわからない状態に
なります。

そのため、物を収納する入れ物には、
中身が見える透明なクリアケースを使用する
ようにしましょう。

一目で見て何があるのかわかる状態だと
物の管理がしやすくなります。

部屋が散らかってしまう原因は、
必要なものとそうでないものを判断できず、
捨てられないからです。

ADHDの人は、
物に固執することがよくあります。

後で使えるんじゃないかとか、
誰かの役に立つかも?
なんて考えていることがあります。

そんな時は、断捨離のやり方に、
お勧めの方法があります。

捨てるかどうか迷ったものに対して、
「必要か・必要でないか」で判断
してはいけないのです。

必要でない物は処分すると決める、
必要なものは保管する。

〇か×かで判断するのです。

物を捨てる時は、迷いを無くし、
思い切る必要があるのです。

勿体ないだとか、物を捨ててしまう
罪悪感を持たないようにすることが
ポイントです。

ちなみにうちの場合は、
もう何を言っても無駄なので
諦めています。

何十年もゴミ屋敷ですし、
今更何を行ったところで
まったく聞く耳を持ちません。

ゴミ屋敷の家の子供は本当に悲惨です。

人を家に招くことができないからです。

さらにボロボロで貧乏な家なので
恥ずかしくて仕方がありませんでした。

夫婦生活で自宅がリラックスできる環境
でないと、ストレスや夫婦喧嘩の元と
なってしまいます。

物を捨てられないと衛生的にも
よくないです。

片付けのできないADHDの人は、
この問題を最優先で解決すべきだと
思います。

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子育てができない

HDHDの女性の子育て問題として
方針の一貫性の無さがあげられます。

子供に一度許可を出したのに、
時間がたった後で、「やっぱりダメ」
ということがあります。

その時々によって気が変わってしまい、
親の態度に子どもが混乱してしまいます。

また、自分(母親)のミスがたくさん
あるのに、子供のミスをみつけるとすぐに
叱ってしまうこともあります。

子育ては根気が必要ですが、
ADHDの特性によって
抑えることができず、
喧嘩になりがちです。

ADHDの女性は、自分が子供時代に
同じような体験をしてきて、
よく叱られて育っていることが
多いです。

ADHDは子どもにも遺伝しやすい
ですから、似たような失敗や行動に
イライラしてしまい、
「褒めて育てる」ことが苦手です。

ADHDの子供は、普通の人ができる
ことができずに、劣等感におちいり
やすくなります。

ADHDの子供に一番してはいけない
教育方針が、叱ることです。

失敗続きで自尊心や自己肯定感が
極端に低くなってしまうので、
ほめて伸ばす」教育が大切なのです。

ADHDの女性は、
思い付きで子供を叱ったり褒める、
子育ての一貫性がない、
子供よりも自分の都合を優先する、
などの問題が起こります。

夫としての支援方法としては、
妻の特性によって、出来ないことを
把握する必要があります。

そして、子育ての分担を決めて
やるべきことを明確にして
あげましょう。

子育てを妻任せにせず、
積極的に介入して、
サポートしてあげてください。

ADHDの妻を持つ夫の反応

妻がADHDの人の夫の
ネット上の反応を集めてみました。

家は見るに耐えないくらいに
汚れてしまいます。
そして、自分が土日の休日に家を
かたずける生活が長らく続いています。

日頃くるストレスのせいか、
最近頭痛がひどく病院では
片麻痺性偏頭痛と診断され、
頭痛の発作時に半身麻痺を伴う
頭痛に悩まされいます。

引き落としではない支払いをよく忘れる
また、支払いや手続きの期限が
○○日までとあると、
手続きに行く時間があっても行動せず
毎回最終日に支払いや手続きをする
過去に最終日に手続きをしたが
書類の不備で間に合わなくなった
事もありました

料理で余った食材をいつまでも使わずに
賞味期限が切れて腐っても
冷蔵庫の中に放置

食事が終わっても洗い物をせず、
次回料理を作る時に洗う

携帯、鍵をなくす
・嫌な事めんどくさい事は後回し
・食器は次回料理を作る時に洗う

物忘れ・忘れ物が多い
先送りしてしまうので提出が遅れる
片付けが苦手
計画が苦手
掃除中など過集中してて聞こえない

「何度言っても繰り返される」
というのが前提です。
忘れ物とか、だれでもあることですが
頻度が通常でない感じです。

妻のADHDの特性によって
家庭に与える影響は
多大なものがあります。

ADHDの妻を持つ夫は、
特性を理解してサポートしないと
いつか限界が来てしまうと
思います。

ADHDの人は、自分が家事が苦手で
迷惑をかけていると気付いたら、
精神科や心療内科などを受診してください。

ADHDの特性は薬で症状を
抑えることが可能です。

また家庭生活は、対策を立てれば、
解決策を見出せる可能性が高いです。

夫婦間で解決の糸口を見つけられない
場合は、ぜひ専門機関を頼ってください。

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まとめ

結婚後に妻がADHDと判明して、
特性によって、結婚生活が苦労する
ことがよくあります。

ADHDでは男女比が変わらないと
いわれていますが、実際には妻に
ADHDが判明するケースが多いようです。

家事が滞ったり、細かい気配りができない、
不注意が多いなど、
様々な問題に直面するからです。

また、女性の場合は家事だけでなく、
女性、母親としてのイメージも大切に
しなければなりません。

世間体を意識して、妻としての
プレッシャーも抱えてしまい、
ストレスの原因にもなります。

ADHDの女性は特性により
出来ないことが多く、二次的な問題を
抱えてしまいがちです。

そして、夫婦仲もうまく行かず
離婚問題にもなります。

そうならないために、
周囲の理解やサポートが必要となります。

ADHDの特性を理解し、
妻に足りない部分を家族として支える
ことが大切です。

夫として家事を手伝って
負担を減らしたり、
メンタルのサポートをしてあげてください。

「家庭のことは妻がやるべき」、
「女性はこうあるべき」などの
極端な見方をせず、支える気持ちが
夫婦円満の秘訣でもあるのです。

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