発達障害の人にとって、クリスマスは有意義な行事となるのでしょうか。
人によるとは思います。
ですが、アスペルガーASDの私にとっては全くの無縁イベントでした。
小学生の頃に親からクリスマスプレゼントを貰ったことはあります。
しかしそれ以降~今現在に至るまで、クリスマスを誰かと過ごしたことがありません。

クリスマスはリア充の為のイベントです。
ボッチ率が高く、非リア充になってしまう可能性が高い発達障害の人には、辛い日になっているのではないでしょうか。

もちろんすべての発達障害の人が、クリスマスに縁が無い訳ではありません。
発達障害でも友達が多かったり、恋人のいる人もいると思います。
ただ、その割合は健常者に比べると圧倒的に少ないです。
発達障害は特性によって対人関係が壊滅的になりやすく、イベント事でも浮いてしまうからです。

クリスマスを楽しみにしている発達障害の人は、少数派だと思います。
でも、さすがに発達障害の人でも小学生年代であれば、ケーキを食べたり、プレゼントを貰うことがあるはずです。
それすら無いなら、本当に可哀そうすぎるし、国や自治体がどうにかする案件だと思います。

今回は、発達障害とクリスマスについて書いていきたいと思います。

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発達障害の人はクリスマスイベントを楽しめる?苦手?

発達障害でも健常者と同じようにクリスマスを過ごします。
ただ、クリスマスに対して、発達障害特有の症状が出てしまうかどうかが問題だと思います。

発達障害の人は、人が集まるイベントで変な言動になってしまうことがあります。
空気が読めなかったり、場にそぐわない変なことを言ってしまう、協調性が無いなどです。
クリスマスの楽しい雰囲気を台無しにしてしまうこともあるのです。

一般的なクリスマスで行われる行動と、発達障害について考えていきたいと思います。

家族でのクリスマス会

クリスマスはほとんどの人が家族と一緒に過ごすのではないでしょうか。
特に中学生くらいまでの子供の頃は、お家で両親とともにクリスマスを祝っていると思われます。

発達障害でも家族間でのクリスマス会であれば、特に問題なく過ごせると思います。
親や兄弟には、性格や問題行動等が知れ渡っているからです。
特に気兼ねなく、家族とのクリスマスパーティを楽しめるのではないでしょうか。

ASDの私も、小学生低学年の頃は、家族と一緒にクリスマスを過ごした記憶があります。
母親がケーキを作ってくれたり、靴の入れ物に入ったお菓子を貰った記憶があります。

発達障害の人は、お家でのクリスマスであれば、慣れた環境なので、ストレスを感じず楽しめると思います。

飾り付けについて

クリスマスでは、何かの木やクリスマスツリー、部屋を飾り付けすると思います。
ただ、その手伝いを発達障害の人にしてもらうのは、少し考えた方が良いかもしれません。

発達障害のアスペルガーASDの場合、想像力の欠如からセンスが本当に無いので、飾り付けを任せない方が良いのです。
ASDの私自身が、最も感じているのがセンスの無さです。
発達障害の影響から、美的センスやその場に適した飾り付けなどが変になる、壊滅的だからです。

また、発達障害の人は不器用だったり、感覚過敏、こだわり、行動が遅いなど、人によって何かしらの問題を抱えています。
クリスマスの飾り付けがスムーズにいかないこともあるので、配慮が必要だと思います。

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カップルや恋人同士で過ごす

私は一度も恋人ができたことが無いのでわかりませんが、大体の予測はできます。

もし、クリスマスで発達障害ASDの私が恋人と過ごしたら、絶対に上手くいかないと思います。
発達障害特有の症状が出てしまうからです。

まず、一番の最大の問題はコミュニケーションが上手く取れない、変になってしまうです。
クリスマスに適した言葉を選んだり、会話が全くできないと思うからです。

普通の人と同じような感覚を感じないことが問題だと思います。
クリスマスの雰囲気を上手く感じ取ることが出来ず、ほとんど何も思いつかない。感じない。
だから、言葉や仕草で「楽しい」を表現できないので、物凄くつまらない人間になってしまうのです。

次の問題点は、クリスマスは「こういうもの」という自分なりの認識を持ってしまっていることです。
こだわりや視野の狭さの特性が原因だと思います。

クリスマスには、チキンやケーキを食べる
クリスマスプレゼントを交換する
など、一般的なクリスマスのイベントはわかっています
しかし、その基準がずれていることがあるのです。

例えば、クリスマスプレゼントで物凄く高価な物を買ってしまって相手を困惑させてしまう。
ディナーに選んだお店が、ショボかったり、逆に高価すぎるなど。
また、相手の意見を聞かずに、勝手に自分で考えて決めてしまうこともあります。

要するに、自分勝手というか、自分流に進めてしまい、相手に引かれてしまうのです。

もちろんすべての発達障害の人が、クリスマスで失態を犯してしまう訳ではありません。
むしろ、その様な問題行動をしてしまうのは少数だと思います。

余計なことをせず、とにかく普通を考えて行動すれば、発達障害でもクリスマスをカップルで上手く過ごせるはずです。
もしくは、パートナーにリードしてもらう方がクリスマスに限らず、何のイベントでも穏便に行くと思われます。

その他に発達障害の人が、カップルや恋人同士でクリスマスを過ごす場合の問題点をいくつか挙げていきます。

・約束の時間や場所を忘れてしまい、パートナーを怒らせてしまう

・恋人の話を適当に効いてしまい、自分の話をずっとしてしまう

・クリスマスの雰囲気にそぐわない発言や思い付きの言動をしてしまい、恋人をしらけさせてしまう

・恋人の感情や要望が理解できず、嫌われる

・興味や関心の対象が変わりやすく、クリスマスの予定やプランに飽きてしまう

など、発達障害の特性によって異なります。
年に1度のクリスマスなので、発達障害の症状を抑える「経験」が使えないです。
さらにいつもとは違うビッグイベントなので、常同行動(ルーティン)が出来ず、ストレスを溜めてしまいます。

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クリスマス会について

子供の頃は、クリスマス会に参加することがあると思います。
私も幼稚園の頃にクリスマス会をしたような記憶があります。

自我や物心がほとんどつかない頃であれば、発達障害であってもクリスマス会は特に問題はありません。
ただ、小学生年代になると、発達障害の特性が問題になってくると思います。

一般的なクリスマス会では、子供が仮装したり、歌やダンスなどの発表があることがあります。
また、ゲームやプレゼント交換などのイベントも行われるでしょう。

普通(定型発達)の子供であれば、特に問題はなく楽しめると思います。
しかし、発達障害の子供にとっては、クリスマス会で何かしらの問題が起きたり、楽しめない可能性があります。
以下に理由を説明いたします。

感覚過敏の問題

クリスマス会では、音楽や歌声、拍手などの大きな音が鳴ったり、色とりどりの飾りや仮装が目に入ったりします。
これらの刺激は、発達障害の子供にとっては、耐えがたい苦痛や不快感を引き起こす可能性があるのです。

感覚過敏の問題がある子供は、クリスマス会に参加することを拒否したり、癇癪を起こしたり、逃げ出したりするかもしれません。

コミュニケーション能力や社会性の欠如の問題

クリスマス会では、他の子供たちと一緒に交流をしなければなりません。
クリスマスについて話したり、飾り付けや準備など、協力したりすることが求められるからです。

しかし、発達障害の子供は、相手の気持ちや表情を読み取るのが苦手だったり、自分の感情や意見を上手く伝えるのが難しかったりします。
特に発達障害ASDは、コミュニケーションや社会性の問題があります。
集団行動をしなければならないクリスマス会に参加することで、孤立したり、トラブルを起こしてしまう可能性があるのです。

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想像力や柔軟性の問題

クリスマス会では、いつもと違うことがたくさん起こってしまいます。
例えば、仮装をしたり、先生や友達がサンタクロースになったり、プレゼントがもらえたりします。

これらのことは、発達障害の子供にとっては、理解しにくかったり、受け入れにくかったりするのです。
想像力や柔軟性の問題がある子供は、クリスマス会に参加することに不安や抵抗を感じたり、自分のルールやこだわりを押し付けたり、拒否したりするかもしれません。

発達障害の人はクリスマスをどう過ごせばいい?

小学生年代であれば、多少の問題行動やその場にそぐわない変な言動をしても許されます。
ただ、クリスマス会では、空気を読むことが大切ですので、なるべく目立たないようにひっそりしていた方が良いと思います。

家族と一緒にクリスマスを過ごすだけなら、特に問題は起きないと思います。
自分のお家というリラックスした環境ですし、親や兄弟と言った気心の知れた相手しかいないので大丈夫なはずです。

恋人と過ごす場合、クリスマスの計画を事前に入念に考えておく必要があります。
起こるべき場面を想定して起き、前もって言動や行動を考えておけば、スムーズに事が進むはずです。
また、予定の変更や予想外の出来事にも対処できるような心持ちでいることが大切です。
クリスマスのイベントで自分に興味がないことでも、相手に合わせる気持ちをもって行動しましょう。

個人的な意見としては、クリスマスは別に特別なことをしなくてもいいと思います。
世間は楽しんでいるけど、自分の好きな事をして自分のペースで過ごせばいいのです。

私はクリスマスに全く縁がなく、そしてASDの興味の限定から、クリスマス自体に全く興味がありません。
子供の頃は家族でクリスマスを過ごしたので、クリスマスに放送されるテレビをよく見ていました。
しかし、今というかクリスマスを祝わなくなった中学生以降は、クリスマスにテレビも見ないし、どうでもいいと思っています。
世間はクリスマスを楽しんでいますが、まったく嫉妬や羨ましいとは感じません。

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まとめ

クリスマスは、人によっては辛い気持ちになるイベント日です。
特に発達障害の人は、健常者に比べれば恋人が出来づらく、また友達も少ないと思います。
クリスマスを過ごす人がおらず、一人か家族と一緒にいる場合が多いと思います。

個人的に、クリスマスは中止でいいと思います。
これだけ格差が生まれるイベントなので、辛い気持ちになってしまう人もいるし、逆に楽しんだり、幸せになる人がいるからです。

ただ、そうはいってもクリスマスは誰にでも平等に訪れます。
強制的にクリスマスイベントに参加しなければならなかったり、家族や恋人と祝うこともあると思います。

その様な時に発達障害の人は、上手く穏便にクリスマスを過ごす為に、気を付けなければならないことがあります。
計画性が無い人なら、前もって事前準備をしておく。
コミュニケーションや社会性が欠如しているなら、隅っこでひっそりとしている。
クリスマスに興味や関心が持てないなら、自分の好きなことをして誤魔化すなど。

クリスマスを楽しむのも大切です。
でもクリスマスの概念とらわれず、別に同じことをする必要はないのです。

発達障害は大多数の中の少数派です。
別に世間一般の人と同じように楽しめなくても、それは仕方が無いのです。

クリスマスは気持ちの問題だと思います。
世間がどうとかではなく、自分に合ったスタイルでクリスマスを楽しんだり、楽しまなかったりでいいのです。

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