
今日の最高気温は37度。そんな中、母親が歯医者へ行きました。
しかもかなり遠方の歯医者です。
診察時間は11時とカレンダーに書いてあり、朝の8時頃に家を出発していました。
私は昼夜逆転の生活で、だいたい朝の6時ごろに寝ています。
でも今日は、猛暑の中を移動する母親が熱中症になってしまうのではないかという不安から、ほとんど眠れませんでした。
仮に眠ったとしても、30分から1時間ごとに目が覚めてしまう状態でした。
母親はすでに80歳を超えており、がりがりで骨と皮の状態、体力的にもかなり危険です。
節約のためにあえて遠回りしている通院ルート
母親は、最寄り駅ではなく、ひとつ先の駅まで自転車で行っています。
理由は、最寄り駅には無料の駐輪場がなく、駐輪代が200円かかってしまうからです。
もう一つ先の駅に行く理由は、無料で駐輪できる場所があり、さらに電車代も40円ほど安くなります。
本当に節約家で、かなりストイックな性格です。
ただ、朝8時といってもすでに気温は32度近く。天気も快晴。
そんな中、80代の女性がボロボロのママチャリに乗って片道30分ほど炎天下を走る姿を想像すると、申し訳なさと心配で胸がいっぱいになりました。
何故私がこれらの情報を把握しているのかというと、一方的に母親が勝手に話してくるから。
私は会話も出来ないし、交流もしたくありません。
でも、少しでもその状態を何とかしようとしているのか、母親がご飯を持ってきてくれる時などに話しかけてくるのです。
私は無視している振りをしているのですが、内容は理解しています。
(心の中では申し訳ない気持ちで一杯です)
引きこもりの私が太陽を浴びた理由
私は普段まったく太陽の光を浴びておらず、今日のように母が歯医者へ行く日は、日光浴の絶好の機会でもあります。
前回と同じように、布団をベランダに出して即席のサンルームを作りました。
もちろん外からは絶対に見えないように工夫してあります。
12時半ごろに太陽を浴びようと外に出ましたが、その時点ですでに気温は35度を超えていたと思います。
上半身裸で横になり、日光浴を始めました。
肌が痛くなるほどの暑さでしたが、1〜3ヶ月に一度のチャンスなので、我慢して30分ほど汗だくになりながらも太陽を浴びました。
無事帰宅した母と胸に残る不安
その後、午後2時頃に母が帰宅しました。
暑さの中、よく無事に帰ってきてくれたと思います。
骨と皮のように痩せている母親、もし何かあったら…という不安が頭をよぎります。
実はそれだけでなく、私にはもっと現実的な心配もあります。
それは、母親に万が一のことがあった際、喪主を務めるのが私であるという事実です。
私は23年以上の引きこもり生活を送っており、発達障害もあります。
人前で話すことは到底無理で、昔のまだまともな学生時代ですら人前では声が震えてうまく話せませんでした。
今ではさらに悪化しており、声が枯れてしまい出ない状態もあります。
親戚やその他大勢の前でスピーチなど絶対に不可能です。
もしもそんな場面が来たら、逃げるしかないと思っています。
それでも、少しずつでも世間に顔向けできる自分になりたいという気持ちはありますが、その方法がわからず悩んでいます。
今日は、母親の安否への不安と、酷暑の中での光合成(日光浴)で、心身ともにとても疲れた一日でした。
高齢者の熱中症リスクはどれくらい?80代女性の通院工程から考える
今回、母親が歯医者へ行くまでの工程を、熱中症のリスクという観点から振り返ってみたいと思います。
まず、自転車での移動。家から1つ先の駅まで、30分ほどママチャリをこぎます。
しかもぼろい自転車で、走行だけでも体力を消耗すると考えられます。
朝8時過ぎとはいえ、気温はすでに30度を超えていました。
そして、母親は現在でも新型コロナを強く警戒しており、移動中もマスクを外しません。
真夏のマスクは熱がこもりやすく、呼吸も浅くなるため、熱中症のリスクがさらに高まります。
次に電車の移動。電車に30分ほど乗って、大きな駅で乗り換え。
時刻はちょうど通勤時間帯とやや重なる8時40分頃(予想)で、駅構内も人が多く、蒸し暑い空気の中を歩く必要があると思います。
さらに電車の待ち時間もあるので、トータルで15分以上は暑さの中で過ごすことになります。
歯医者の最寄り駅からも、おそらく10分以上は歩いているはずです。
駅からの距離ははっきりしませんが、暑さとマスク、そして年齢を考えると、道中はかなり過酷な環境だったと思います。
帰宅は午後2時すぎ。なので、一日の中で最も気温が高い時間帯です。
最高気温が37度の日中、行きと同じルートを逆戻りするのですから、リスクは行きよりもさらに高い状況です。
私は起きてすぐ、何の水分補給もせずに太陽の直射日光を浴び続けたのですが、それだけでも心臓がドキドキし、汗が止まりませんでした。
そんな状態の中、80代の母親が無事に帰ってきてくれてほっとしています。
水分補給や休憩をしながら行動しているとは思いますが、それでも心配はあります。
高齢者の熱中症リスクは、暑さの中にいる時間だけでなく、体力や持病、服装、精神状態などによっても大きく変わってきます。
今回の母親の行動は、熱中症と隣り合わせのぎりぎりのバランスで成り立っていたのではないかと感じました。
まとめ
今回は、猛暑の中での母親の通院をきっかけに、高齢者の熱中症リスクについて自分なりに考えてみました。
ニュースでもよく高齢者が熱中症で搬送といった記事を見かけますが、決して他人事じゃないという現実を実感しています。
私のような長期引きこもりで、もし母に何かあったとき、自分が喪主として表に出なければならない。
そのような考えが常に頭の中にあるので、その時が来るのが本当に恐怖です。
心配や不安だけが先に立って、どうすればいいのか分からない。
でも、何もできないままでいるのもつらい。
それでも今日は、母親が無事に帰ってきてくれて良かったです。
こんな小さな日常の中にも、命の危うさや、自分の現実がじわじわとのしかかってくるような、そんな一日でした。