
夫婦別姓は絶対に大賛成です!!!!!
変わった苗字で苦しんだ経験のない人、普通の苗字で何の苦痛も無く日常を過ごせていた人には絶対にわからない悩みです。
…と思ってしまうほど、私にとっては深刻な問題なのです。
それくらい、この苗字による苦しみは、人生に影を落としてきました。
いや、本当に私の人生が狂った要因の半分くらいは、この変わった苗字のせいだと本気で思っています。
発達障害ASD、IQ67の先天性の劣等脳、そして父親からの遺伝による「精神の異常な弱さ」も23年以上の引きこもりになってしまった要因の99%はあります。
しかし、それ以前に、学校という集団生活の場において、変わった苗字がどれだけ辛いか。
それを体験した人でないと絶対に分からない。
さらに私の場合、精神と心が生まれつき異常に弱く、恐怖、赤面症、震えなど様々な悪影響があった。
そして、忌まわしき新学期や自己紹介制度。
これが行われるたびに、クラスでまず奇異の目で見られる。
この時点で、もう普通から外れしまう。
周囲と同じ、普通でないと差別(区別)されてしまう日本の環境。
そして、毎回間違えて苗字を呼ばれ、それを訂正する為に○○です。とシーンとしたクラスの中で勇気を出して言わなければならない。
しかし、私は生まれつきメンタルが弱いので、震え声や小さい声で言ってしまう。
そして、先生は???。とか聞こえないようなそぶりで、聞き返してくる。
しかし、この変わった苗字が語彙が悪く言いずらいのです。私は何度も訂正する。先生、聞き返す。
クラス中は、みんな私を見る。
それが恥ずかしくて、赤面症になったり、泣きそうになってしまう。
はい、最初から浮いた存在になります。
この時点で、普通の人のようになるために挽回するのはかなりの難易度。
それなのに、発達障害のない概念が無い時代で、ASDが普通の中に放り込まれて普通にしなければならなかった。
無理ですよ。
せめて、苗字が普通であれば、特殊な目で見られずに済んだはず。
そして、何か名前(苗字)を呼ばれるたびに、注目される。
私は心臓がドキドキして苦しくなる。
毎回、名前を呼ばれるシチュエーションにおびえ、辛い学生生活を送り続けたのです。
自己肯定感が崩壊するのも仕方がないとは思いませんか?
そして今回、話題になっている夫婦別姓。
絶対に、子供は両親のどちらかの苗字を選べるようにするべきです。
変わった苗字+何かのハンデ(貧乏、発達障害、その他劣等感)がある場合、本当に辛いです。
変わった苗字だけであれば、気にしない人もいます。
しかし、それ以外の自身に存在する普通の人には無い劣等部分があると、途端に変わった苗字の悪影響が倍増します。
変わった苗字が単独であれば「珍しいね」で済むかもしれないです。
でも、「変わった苗字」という外的な特徴に、「発達障害」や「貧困」「見た目へのコンプレックス」などの内的なハンデが加わると、それぞれの要素が互いに影響を強め合い、「あの人は変わっている」という印象が強化されてしまいます。
特に集団生活の場で名前を呼ばれた時、変わった苗字だと注目度の度合いが違うので、このような「目立つ特徴 × 弱点」が結びついたとき、特に子どもの世界では、差別・からかい・孤立につながりやすいのです。
苗字は死ぬまで付き合わなければならない、さらに影響力の高さあります。
苗字コンプレックスを抱えると、学生時代はもちろん、人生の最後まで苦労することになります。
夫婦別姓を反対している人は、何を問題視しているのでしょうか。
色々と問題はありそうですが、私のように苗字の問題で苦しんでいる人には、せめて救いの法律が出来て欲しい。
特に子供の頃の自己肯定感を損なわれる要因は絶対に排除しなければならない。
後の人生に多大な悪影響を及ぼすから・・・。
苗字問題は、子供や大人になっても解決できる問題ではありません。
私は、過去に弁護士に相談したけど、国籍を無くして、一から作り直してとか言われた。意味が分からない。
それほどに難しい問題です。
だから、国が法律で何とかするしかないと思います。
私は、父親の変わった苗字のせいで、学生時代から今まで、ずっと苦しみ続けています。
そこで今回は、今問題になっている夫婦別姓について考察していきたいと思います。
夫婦別姓とは?仕組みと現状をやさしく解説
まず基本的なところから説明します。
夫婦別姓(ふうふべっせい)とは、結婚しても夫婦がそれぞれの「旧姓(元の苗字)」を名乗り続けられる制度のことです。
現在の日本では、結婚すると法律上「夫婦は同じ苗字」にしなければなりません(民法750条)。
「夫の姓」になるケースが大半ですが、もちろん「妻の姓」を選ぶことも法律上は可能です。
でも、現実には、96%以上の夫婦が「夫の姓」に統一しており、女性が改姓を強いられるケースがほとんどです。
苗字統一による問題点について。
・苗字を変えることで仕事上の実績や信用に支障が出る
・手続きが非常に煩雑で、結婚後の負担が女性に集中する
・苗字にアイデンティティを感じていた人にとっては精神的ダメージがある
・そして私のように「変わった苗字」を押しつけられるケースもある
こうした現実を受けて、夫婦別姓を選べる制度を導入すべきだという声が年々強くなっています。
ちなみに、私の母親も変わった苗字になったことで当時仕事をしていた場所で変に言われたりしたそうです。
しかし、母親は普通の人だったので、特に気にしてはいませんでした。
また、私の両親の実家の方では、多少珍しくもない苗字らしいです。
しかし、関東県内ではほぼ見ることも無く、明らかに変な苗字です。
夫婦別姓のメリット・賛成意見
私が夫婦別姓を強く支持する理由は、冒頭で書いたように「苗字の強制」が人生に悪影響を及ぼすことを、身をもって体験してきたからです。
夫婦別姓が導入されれば、次のようなメリットがあります。
- 苗字による苦しみから子どもを守れる
私のように「変わった苗字」で学校生活が辛くなるケースは、実際にあります。
夫婦別姓が認められ、子どもが自由にどちらかの姓を選べるようになれば、少しでも生きやすい環境を作れるはずです。
親の都合だけで、子どもにその苗字を強制してしまうのは、本当に慎重に考えるべきです。
- 改姓による手続きの煩雑さを回避できる
改姓にともなう公的書類の変更、銀行口座の名義変更、勤務先での登録名の修正など、非常に多くの手間が発生します。
これは主に女性が負担することが多く、時間的・精神的なコストは無視できない。
夫婦別姓であれば、これらの煩雑な手続きを避けることができます。
- 自分のアイデンティティを守れる
苗字には、自分自身の歴史やアイデンティティが詰まっています。
それを結婚によって「当たり前のように変えなければいけない」風潮は、あまりに個人の尊厳を軽視していると感じます。
「名前が変わるだけでしょ?」と言われるかもしれませんが、その「だけ」が多くの人にとっては、とても重いのです。
夫婦別姓のデメリット・夫婦別姓の反対意見
夫婦別姓に反対する声も根強く存在します。
主な反対意見は以下のようなものです。
- 家族の一体感が損なわれるのでは?
よくあるのが、「苗字がバラバラだと家族じゃないように見える」という意見です。
しかし、本当に大切なのは苗字ではなく、「家族としてどんな関係を築くか」ではないでしょうか。
むしろ、形式に縛られていること自体が、時代遅れな価値観に思えます。
- 子どもの苗字をどうするか決めにくい
確かに「夫婦別姓」にした場合、子どもの姓をどちらにするかで揉めることがあるかもしれないです。
でも、それは話し合って決めるべきことであり、制度の問題ではないと思います。
むしろ、選べること自体が救いになる場合もあります。
- 制度がややこしくなるのでは?
「日本は単一姓だから分かりやすい」という意見もありますが、それは裏を返せば「誰かが無理をして制度に合わせている」ということです。
制度のわかりやすさよりも、「人が苦しまない制度」であることが大事だと思います。
夫婦別姓どうでもいい
夫婦別姓の議論にあまり関心がない人も多いかもしれません。
たしかに、今の姓に何の不満もなかったり、家庭環境や社会的背景が安定している人にとっては「どうでもいい」と感じるのも無理はありません。
でも、私のように苗字によって自己肯定感を削られ続けてきた人間にとっては、「どうでもいい」では済まされない現実があります。
「別にどっちでも良くない?」と言える時点で、すでに姓で苦しんでいない特権があるのだと思います。
海外での夫婦別姓は?世界の制度と意識の違い
日本では「夫婦は同じ苗字でなければならない」という法律がありますが、実はこのルール、世界的に見るとかなり珍しい部類に入るようです。
調べてみると海外では、「夫婦別姓」はむしろ普通の選択肢として広く認められている国が多く存在します。
アメリカやヨーロッパでは選択制が基本
アメリカでは、結婚しても夫婦が別々の姓を名乗ることが当たり前のように選択できます。
夫婦同姓にする場合もありますが、それは「自由意思」であり、法律で強制されるものではありません。
また、イギリス、フランス、ドイツ、スウェーデンなどのヨーロッパ諸国でも、夫婦それぞれが旧姓を名乗るのはごく自然なこととされています。
子どもについても、両親の姓を合成したり、どちらか一方を選んだりと、柔軟な運用がされている国も多いようです。
ちなみに、スペインなどでは「父親と母親の両方の姓を組み合わせる」のが一般的です。
これもまた、「姓はアイデンティティ」であることを尊重した制度だと思います。
アジア圏でも徐々に夫婦別姓の流れが
中国、韓国、ベトナムなどの一部アジア諸国でも、夫婦別姓が法律で認められています。
特に中国では、結婚しても女性が姓を変える習慣自体がほとんどないため、日本のような「改姓問題」が社会問題になることはあまりありません。
ようするに、世界の多くの国では「結婚=苗字を統一する」という発想自体があまり強くないのです。
日本だけが「夫婦同姓の強制」状態
比較してみると、日本だけがいまだに「選択肢すらない」状況に取り残されていると思います。
文化や慣習の違いはあるとは思いますが、「変える自由」「変えない自由」すら持てていない。
私のように、苗字が原因で自己肯定感を失ったり、心の傷を抱えている人間からすれば、選択の自由がある社会は本当に羨ましい限りです。
夫婦別姓によるこどもの姓は?選べる未来を考えてほしい
夫婦別姓の制度が導入された場合、「では、子どもの苗字はどうなるの?」という疑問を持つ方が多いと思います。
実際、この部分が夫婦別姓反対派の大きな主張にもなっています。
私自身も、「変わった苗字」のまま親に育てられ、そのまま学校生活を送ってきたからこそ、子どもが自分の名前を選べるようにしてほしいと心から願っています。
子どもに選ばせるという考え方
夫婦別姓制度が導入された場合、子どもの姓については「どちらかの姓を選ぶ」形になるようです。
- 出生届を出すときに、父または母どちらの姓にするかを選択する
- ある年齢(例えば成人)になった段階で、自分の意思で改姓できる仕組みを整える
上記のように、子どもが自分のアイデンティティを持つための“選択肢”を用意することは、とても大切だと感じます。
苗字による差別やストレスを防ぐために
私が強く感じているのは、「苗字が理由で苦しむ子どもをこれ以上生まないでほしい」ということです。
もし、夫婦別姓が可能になって、子どもの苗字を柔軟に選べる社会であったなら、私はもう少し安心して学生生活を送れていたかもしれません。
学校で名前を呼ばれるたびに感じた強烈なストレス。
注目されるたびに顔が赤くなり、心が震えていた毎日。
名前を通じて「普通ではない」とレッテルを貼られることが、どれだけ心をすり減らすか。
これは体験した人にしか分からないと思います。
なので、夫婦別姓によって子どもの姓が選べるようになることで、その苦しみを少しでも減らすことができたら…と本気で願っています。
一体感は姓ではなく、関係性で築くもの
「家族の一体感がなくなる」と心配する声もありますが、苗字が同じでも家庭がバラバラなケースはいくらでもあります。
大切なのは名前ではなく、「家族としてどう過ごし、どう支え合うか」です。
名前でつながるのではなく、心でつながる。それが本当の家族ではないでしょうか。
まとめ
今回は、よくyahooのトップやニュースでたまに見かける「夫婦別姓問題」について書いてみました。
私の体験上、変わった苗字だとそれだけで特別視されてしまい、注目を浴びる的となります。
別にすべての人が、変わった苗字で辛い思いをするわけでは無いです。
元から自己肯定感が強かったり、お金持ちの家に生まれた、IQが高く勉強が出来る、コミュニケーション能力が高い人、注目を浴びたい人など。
これらの人にとっては特に気にしない可能性もあります。
でも、私のように精神的に弱く、生まれつきのハンディキャップや劣等感を抱えて生きてきた人にとっては、「変わった苗字」はその弱さを際立たせてしまう“負の増幅装置”のようなものなのです。
だから、「夫婦別姓」という制度によって、少しでもその負担を減らせる社会になってほしいと思います。
苗字は、人生を通して付き合っていくものです。
家族のかたちが多様化している今、「同じ苗字でなければ家族じゃない」という古い価値観に縛られず、それぞれが心地よい生き方を選べる社会があっても良いのではないでしょうか。
自分のアイデンティティを守りたい人、苗字による苦しみから解放されたい人、家族との関係性を大切にしながらも自分らしく生きたい人。
そういった人たちのためにも、夫婦別姓の「選択肢」を、今の日本にもっと本気で考えてほしいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
変わった珍しい苗字が恥ずかしい!イジメや間違えられる原因