発達障害は専門医の診断の下で判断されます。
しかし、発達障害っぽいと思っても、軽度だったりグレーゾーンの場合、「発達障害」とは診断されないこともあります。
普通とは違うけど、ぎり健常者で過ごせている。
でも、発達障害の特性が少し見られるため、生きずらさを感じてしまう。
そんなちょっと発達障害っぽい人の「軽度」や「グレーゾーン」の人は大変です。
また、軽度発達障害やグレーゾーンという公的な診断名は存在しない為、支援も難しくなってきます。
ですが、自分の発達障害の傾向度を知ることで、気を付けたり、意識することはできます。
自分の得意不得意を把握し、自己分析をすることで、発達障害の症状が多少あったとしても、適応していくことは可能です。
そこで今回は、発達障害の度合いを調べる自己診断テストを作成してみました。
軽度発達障害やグレーゾーンの度合いを調べるチェックプログラム
この自己診断セルフプログラムは、常生活の中で感じるさまざまな困難や不安について、少しでも自己理解を深めていただくために作成されました。
軽度の発達障害に関する特性を探るための一連の質問を通じて、自分自身の感じ方や行動の傾向について考えるきっかけを提供します。
ただし、このプログラムは個人の興味と自己認識の向上を目的としており、専門的な診断や評価には代わるものではありません。気軽な心持ちでご参加ください。
【注意事項】
このプログラムの結果は、あくまで一個人が作成したものであり、医学的診断や専門的なアドバイスを提供するものではありません。
ここで得られる情報や結果は、自己理解の一助となることを目的としていますが、何らかの診断や条件の証明にはなりません。
もし自身の特性や結果についてさらに探求したい場合や、日常生活での困難に対するサポートが必要な場合は、適切な専門家や機関に相談することをお勧めします。
重たい発達障害と軽い発達障害の違い
発達障害全体の症状の重さをはかる指標はありません。
しかし、発達障害の症状は人それぞれであり、凹凸の部分も異なります。
その為、特性の現れ方にも違いみられます。
重度の発達障害の人の場合
私自身が発達障害のASD(アスペルガー)と診断されていますが、個人的に重度だと思ってます。
特にASDの特徴である、「想像力」が私の場合、異常に欠如していると感じています。
人の気持ちを考えることが物凄く苦手です。
さらに、思ったことをそのまま躊躇なく言ってしまいます。
想像力が少しでも働いてくれれば、言葉や行動も人に合わせた多少は改善できるはずです。
それが全くできないので、私の場合「想像力が異常に欠如している=重度」だと感じるのです。
また、聴覚過敏も尋常じゃない程、モロに音を受けてしまいます。
多分、普通のASDの聴覚過敏の人の数倍は酷いと思います。
特に低周波騒音、モーター音、その他のちょっとした音を拾ってしまうなど、とにかく小さい頃から音に悩まされ続けています。
このように、人によっては発達障害の特性の違いや感じ方があります。
軽い発達障害の人の場合
軽い発達障害の人というのは、発達障害の症状が多少見られたり、一部の症状(特性)が普通の人よりも強くみられるグレーゾーンの人です。
軽度発達障害の人の場合、発達障害の特性が軽微なので、自分だけでなく、家族や周囲の人も気づかない場合があります。
ただそれでも、本人は少し生きずらさを感じている状態です。
例えるなら微熱が続いているけど、「風邪ではない」というような感じだと思います。
もしくは、体調がすぐれない日が続くけれども、病院での検査では特に問題が見つからないような状態です。外から見れば元気そうに見えても、内面では常に何かしらの違和感を抱えていることでしょう。
軽度の発達障害やグレーゾーンにある人々は、日々の生活の中で小さな困難に直面することがあります。
例えば、人とのコミュニケーションで微妙なニュアンスを読み取るのが難しかったり、ルーティンの変更に対応するのが苦手だったりすることがあるのです。
軽い発達障害の生きずらさとは
軽い発達障害の人の生きずらさは、日常生活の中での小さな問題が積み重なり、ストレスや不安を引き起こすことにあります。これらの問題は、他の人には見えにくいものであるため、理解や支援を得るのが難しいのです。例えば、以下のような状況が挙げられます。
コミュニケーションの微妙なニュアンスの読み取りが難しい
他人の言葉の裏にある意味や感情を理解するのが難しく、誤解を招くことがあります。
変化への適応が苦手
日常のルーチンや環境の変化に対応するのが難しく、予期せぬ変更があると不安を感じやすいです。
集中力の維持が困難
一つのタスクに集中することが難しく、または逆に集中しすぎて他の重要なことを見落とすことがあります。
社会的な場での自己表現が難しい
自分の意見や感情を適切に表現するのが難しく、社会的な交流が制限されることがあります。
軽度発達障害の人が増えている理由
発達障害の人の割合は年々増え続けており、10人に一人はいるとされてます。
軽い発達障害やグレーゾーンの人の割合を含めれば、さらに多くなると思います。
個人的には、5~6人に一人は発達障害っぽかったり、発達障害の特性の一部が軽くみられるのではないかと思います。
例えば、youtubeを見ていると物凄く頭の回転がは速くて、思い付きでどんどんしゃべる人がいます。
しかし、他の面ではズボラだったりすることもあります。
発達障害の脳の凹凸のような気がするのです。
発達障害は親からの遺伝とされています。
その原因は親が発達障害であったり、高齢の両親から生まれることで発達障害の子供が生まれる確率が高くなるというものです。
また、昔(1970年代くらい)は30~40人のクラスに一人の割合で発達障害の子供の確率だったとされています。
ですが、今10人に一人と言われるようになった背景には、食生活や環境の影響が考えられます。
食生活(化学物質)や環境汚染など、便利な世の中になるにつれて、人間の生態系(脳)にも変化(異変)が起こり、発達障害の人が増えている可能性もあるかもしれません。
発達障害の親から子供への遺伝は100%ではありません。
実際、私の父親は120%発達障害のASDでしたが、姉2人には遺伝していません。
母親は片付けが出来ずゴミ屋敷なのでADHDのグレーゾーンだとは思います。
私にだけ発達障害が遺伝しました。
しかし、姉2人にも、微妙に発達障害の特徴っぽい所がある気がします。
一人の恋人に物凄く依存して、15年くらい付き合っていました。
こだわりや、視野の狭さがあるのかもしれません。
それでも、私のように想像力の欠如や五感の過敏性などは無く、軽度だと感じています。
誰でも変わったところはありますし、性格によっては軽い発達障害と間違われることもあるかもしれません。
しかし、発達障害は主に遺伝であり、年々増加傾向にあることから、グレーゾーンの人も増え続けると思います。
まとめ
今回は軽度発達障害についてお伝えしてきました。
軽い発達障害っぽい人は、学校や社会、日常においてちょっとしたハンデを抱えている状態です。
しかし明確な「発達障害」ではないので、他人にはなかなか理解されにくいものであり、生きづらさを感じる原因となることがあります。
しかし、自分自身の特性を理解し、適切な対処法やサポートを見つけることで、より快適な生活を送ることが可能です。
具体的には、自分の苦手な事、普通ではないと感じていることを自己分析する。
そして、日記やメモを取ることで、どのような状況で困難を感じるのか、何がストレスの原因になっているのかを追跡し分析します。
発達障害の人の場合でも、自分の適正外、ようするに不向きな道に進むことは絶対にお勧めしません。
私のように、人生が上手くいかず崩壊してしまう可能性があるので。
軽度発達障害やグレーゾーンの人も、苦手感のある物事については、なるべく関わらず、自分の得意な方面に進んでいくべき多と思います。
そうすれば、無用なストレスを抱えずに済むし、人生の道を踏み外す確率も低くなるからです。
今回のこの軽度発達障害かどうかの自己診断プログラムは、自分の特性を深く理解し、必要であれば専門家の支援を求めるきっかけを提供しています。
発達障害の特性は人によって異なり、軽度であっても個々の生活に影響を与えるため、自己理解と適切な対応が重要となります。