発達障害に生まれたら、それ以外の先天性の脳機能や身体などに併発する問題はあるのでしょうか。
個人的にはあると思っています。

私の場合、ASDによって発生している生まれつきの問題として、姿勢の悪さ、つま先歩き、聴覚過敏による強いストレスや集中力の低下、脳の負担の大きさなどあります。

そして、発達障害とは直接関係がない(と思われる)身体的・精神的な特徴として、重度の精神の弱さ(心の弱さ)、極度の赤面症、胴長短足、左半身の弱さ(目の悪さ、病気や身体の負傷のしやすさなど)もあります。

発達障害は脳の問題ですが、ほぼ親からの遺伝であり、親自身が発達障害である場合が高いです。
でも、それ以外にも、高齢出産や親自身の生活環境の不衛生さなどによって 胎児期に何らかの影響が及ぶ可能性があります。

なので、発達障害単体だけでなく、それ以外の脳や身体に問題が併発する可能性もあるのではないかと思っているのです。

ちなみに私の親は、父親40歳、母親34歳、さらに父親はアル中、ヘビースモーカー、不衛生な生活など、身体に害のある有害物質を 日常的に摂取し、体に負担をかけるような生活を送っていました。

その結果、私はASDだった父親の遺伝+劣等遺伝子の結果、発達障害+その他の普通の人には無い問題を抱えて生まれてきたのです。

両親のどちらかが発達障害、もしくは両方の場合、子供も発達障害になる確率が高くなります。
その場合、両親自体が発達障害なので、少なくとも普通の人よりは健全な日常や飲食、生活習慣や心身のケア といった面で十分でない可能性が考えられます。
例えば、ゴミ屋敷とか、乱れた生活習慣、偏った食生活など。

その結果、子供にも発達障害だけでなく、それ以外の何かしらの脳や体への普通の人には無い問題も抱えてしまうと思っています。

そこで、発達障害の人に見られやすい、その他の併発的な問題や特徴について考えてみたいと思います。

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発達障害以外の併発する可能性がある問題

発達障害そのものとは別に発現する可能性がある、身体的・精神的な特徴や問題はどのようなものがあるのでしょうか。

個人的にはやはり、自分もそうなのでメンタル(精神)の不安定化があると思っています。
この精神の不安定とは、発達障害による後天的な二次障害では無くて、生まれたときからの先天的な問題のことです。

例えば私の場合、物心ついた頃から「超赤面症」や「異常なほどの精神の弱さ」があり、これは育ち方や環境以前の気質として、生まれ持っていたものだと感じています。
もちろん、父親も同様の性質があったのですが、私の場合さらに酷かったです。
それはやはり、発達障害があったことによって、さらに劣等遺伝子が倍増したのかもしれないと思っています。

このようなメンタルの問題は、ASDやADHDの人には併発しているのではないかと考えています。
もしくは表面化していなくても潜在的にあるのかもしれない。

脳や発達障害の解明はまだ不明な部分が沢山ありますし、発達障害の脳の凹凸、神経細胞、電気信号の何かしらが他の精神や身体の普通の人には無い要因が生まれている可能性があると思っています。

発達障害と併発する精神(メンタル)の問題

・ちょっとしたことで強い不安を感じてしまう

・人に見られるだけで顔が真っ赤になってしまう

・何も悪いことをしていないのに自分を責めてしまう

・些細な刺激で感情があふれてしまう

こういう反応は「気が弱いから」とか「甘えているから」ではなく、生まれつきの脳の働き方そのものに関係している可能性があるのです。

例えば「メンヘラ」と呼ばれるような精神的な不安定さや、境界性パーソナリティ障害、HSPのような繊細な気質には、先天的な遺伝的素因が関係している可能性があると考えています。
もちろん遺伝だけでなく、育った環境による後天的に発生することもありますが。

発達障害と精神的な過敏さ、弱さなどは、あとから別々に出てくるものではなく、最初から発達障害の人が生まれながらに抱え込んでいる性質なのではないかということです。
それが目立たずにすむかどうかは、運が良かったり、幸せな家庭環境に恵まれたり、人生が上手く行った場合なのです。

発達障害と併発する身体的問題とは

発達障害に生まれると、体にも普通の人には無い問題を抱えるのでしょうか。

これも、親次第なので何とも言えないのですが、やはり精神の問題と同じく、発達障害でない人(定型発達)に比べると、何かしらの 身体的な弱さやバランスの偏り を持っているケースが少なくないように思います。

私は、胴長短足で太ももがやけに太い、左目だけ異常に悪い、最近はよく左半身の異常が目立っています。
あとは、後頭部がボコッて卵が入っているような形になっているとか・・・。

ようするに、発達障害とあわせて体にも何らかの特徴が出ることは珍しくないかもしれないのです。
そこで、発達障害+先天的な体の問題は他にどのようなものがあるのか考えてみたいと思います。

免疫力や内臓の弱さ

発達障害の人は、生まれつき体が少し弱い人も多い気がします。
私もそうですが、風邪をひきやすかったり、すぐ体調を崩したり、アレルギーが出やすくなるなど。

偶然かもしれないですが、たぶん脳と体のつながりが、生まれたときから少し弱いとか、バランスが崩れているとか、そういうことなんじゃないかと思っています。

免疫が弱いと、どうしても人より疲れやすくなったり、無理がきかなかったりするので、日常生活でも影響が出ます。
普通の人からしたらちょっとしたことでも、自分にはかなりの負担になることもあります。

筋力とか体のバランスの問題

あと、体の使い方とか筋力の面でも、生まれつきちょっと弱い人が多いように感じます。
私も昔から球技が物凄く苦手でした。
ただ単に走ったり、頭を使わない運動であれば人並みにはできていたのですが。

これはたぶん、「運動神経が悪い」というより、脳と体のつながりの部分でズレがあるのではないかと思っています。
力の入り方がうまくいかなかったり、バランスがとれなかったりして、人よりも動作がぎこちなくなったりするのです。

筋力が弱いと体も疲れやすくて、精神的な負担も増えます。

まとめ

今回は、発達障害と同時に生まれつき併発しているかもしれない精神や身体の問題について考えてみました。

ASDの私自身がたくさんあり過ぎて、何が先天性なのか、発達障害によってもたらされているのか、よくわからない状態です。
ただ、父親の劣等すぎる遺伝子が、明らかに普通ではない状態で生まれてきてしまったことは確実です。

だから発達障害で生まれた人は、それ以外に自分に何かしらの問題が発生していないか、それが人生に影響をあたえてしまう可能性についても、ちゃんと考える必要があると思っています。

発達障害だけでも生きるのは大変なのですが、それ以外の心や体の問題まで抱えていると、やっぱり普通の人と同じような生活を送るのはかなり難しくなってきます。
ちょっとしたことでも疲れてしまったり、ストレスに耐えられなかったり、周りと同じペースで頑張ることができなかったりするのです。

なので、より国や社会が発達障害の人を生まれつき色々なハンデを抱えている人として、しっかりと理解し、支える仕組みが必要だと思っています。

そもそも発達障害の人は、後天的にも精神疾患を抱えてしまったり、生きること自体がしんどくなってしまいます。
そこにさらに発達障害によって併発する可能性がある先天的なハンデまで重なっている人もいるとなると、普通の人と同じように頑張れないのは仕方がない。

その辺の事情を本当にわかって欲しいと思います。

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