NHKの教育番組ハートネットTVシリーズ
平成がのこした宿題第3回「ひきこもり
のテレビ放送を見てみました。

元引きこもりの経験者、医師、
引きこもり支援者が集まって
議論をしていました。

議論の内容としては、
引きこもってしまった理由、
引きこもりの実態などを
話し合っている感じでした。

支援や解決法を期待していたのですが、
特に何もありませんでした。

それでも、元引きこもりの方や、
支援をしている方の言葉には、
共感できるコメントがありました。

ネット(2ch)の反応とともに
書いていきたいと思います。

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番組の概要・議論の内容

平成の始めから問題視されてきた
引きこもり。

当時、引きこもっている若者は、
無気力症と呼ばれており、
本人の問題だとされていました。

政府は、さまざまな対策を行なったが
解決せず、長期・高齢化が問題に。

今では100万人近い引きこもりがいる。

このようなナレーションが番組の説明
としてありました。

引きこもりは、当時者本人に問題がある。
というコメントにグサッときました。

私の世代は、「全て自己責任」という
気持ちが物凄く強いです。

自分で考えて自分で決断する。
引きこもる原因も、
自分の行動が招いた結果。

何もかも自分のせい

当たり前のことかもしれませんが、
周囲や環境を言い訳にはしない気持ちが
かなり強いと思います。

ただ、第2次ベビーブームの少し後だったり
超就職氷河期(2001年)などが重なり、
不運な世代だとは感じています。

政府の引きこもり対策って一体
何だったのでしょうか。

若者サポートセンターハローワーク
就職活動や、職業訓練、人との触れ合いを
主とした活動のように思えます。

引きこもりの人に一番必要な支援とは
かけ離れていたと思います。

結果、全く改善されず、
長期の引きこもり、引きこもりの人の
高齢化が進んだだけでした。

番組内では、元引きこもりの方や
支援者など、的を得たコメントが
印象的でした。

引きこもりはおそらく
死ねないから生きている

「引きこもっているのではなく、
引きこもりにされている
と見ていく必要がある。

「日本では職場や学校など、
どこかに所属していないとダメ
という印象がある。
「所属していないと本当に辛い」

私も死ぬのが怖いから生きている
だけです。
何か残したいという気持ちはあります。

「引きこもりにされている」とは、
抜け出す道がない、自分で切り開く
能力が無いからだと思います。

知能が高ければ、自分で行動して
引きこもりを抜け出せているわけです。

何の能力もない、チャンスや支援が
なかったから引きこもってしまった
原因です。

所属していなくても、働いていたり、
自分を高める何かをしていれば、
世間に何を言われても大丈夫だとは
思います。

全ては自己肯定感の無さ、
自身がなく、引きこもりだと身分が
低い、と考えてしまう辛さだと
思います。

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ネット(2ch)の反応

2chのコメント欄をご紹介します。

10代20代にひきこもりって
人生一番楽しい時期に引きこもりって…
人生損してんなあ
仕事すら何もしないで、
一日過ごすなんてありえないわ

つまるところ働き方というか
動き方がわからない、
見失ってるのが多いんだよ
職を斡旋してやれば全部とは言わんが
多少は改善すると思うぞ

もう10年引きこもってましたとか
職歴は無いですとか、
バイトもしたことが無いですってのを
聞いてなお働かせてやるって職場な

ひきこもりは自立支援施設にも
来れないもんな

なんかよくわからなかった。
どうやって引きこもりを抜け出したかの
具体的な話ききたかったわ。

なんの盛り上がりもなくおしまい
ザ座談会だった

解決策を示して欲しかったな番組内で

確かに番組の内容がちょっと
生産性が無さすぎて、
つまらなかったです。

実際、引きこもりの解決をテレビ番組で
提示するのは無理だと思います。

引きこもった理由は人それぞれですし、
年代も違います。

病気や家庭環境、知能の問題など
様々な理由を考慮しなければなりません。

今回の番組のテーマは、
平成が残した宿題「ひきこもり」ですし、
30分の番組なので
仕方がないと思います。

引きこもりには、
強制的に職を斡旋して働かせる」。

という意見にかなり共感できます。

引きこもりは、
自分で何をどうしたらいいのか、
解決策を見いだせない状態です。

積極的に国や自治体から職を紹介して
もらって、働くのは良いと思います。

しかし、引きこもっている人は、
何かしらの問題や理由を抱えています。

対人恐怖症だったり、
能力の問題だったり。

ひとりひとり抱えている理由が
ありますから、それを考慮したうえで
働ける環境なのか考えなければ
ならないと思います。

そして一番重要なのが雇用形態。

引きこもりを働かせると言っても、
多分給料は激安だと思いますし、
昇給や昇進は難しいと思います。

ただ単に使い捨て扱いされたり、
特別視されて、いずらい環境だったり。

働いたとしても未来の無い労働を
するくらいなら、もっと何か
あるのでは?
と私は考えてしまいます。

そして今更働こうとしても
手遅れで、一般社会に溶け込める
はずがない、と思っています。

まとめ

引きこもりは世間から見れば、
甘え」と思われてしまいがちです。

ですが、引きこもりになりたくて
なったわけではありません。

できることなら、
普通の人と同じように働いて
普通の生活をしたかったと
誰もが思っています。

自分では解決できない問題を
抱えているから、
抜け出せないのです。

それを国が理解してサポート
してくれるような支援があれば
いいとは思います。

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