
引きこもりは医療機関で治るものなのでしょうか。
精神的な問題でそうなったのであれば、治る可能性はあると思います。
でも実際どうなんだろう。
引きこもりの原因のほとんどはリアルが苦痛で、メンタルに問題をきたしてなるものだと思っています。
対人関係が上手くいかなかったり、能力不足で悩むなどです。
精神科や心療内科はカウンセリングや薬物療法で、症状の安定を図るケア等をしてくれるので、ある程度は治療可能だとは思われます。
でも、たとえメンタルが治ったとしても、また同じ状況になるかもしれない。
引きこもりになる根本的な原因を改善しな限り、ループしてしまうのです。
学校を変えるとか、自分に合った仕事に就くとか。
これらは医療機関ではアドバイスが難しいということです。
出来たとしても、相談できる機関の紹介くらいでしょうか。
ちなみに私は心療内科へ9年くらい通っていますが、引きこもりを治すことはできていません。
「昼夜逆転の生活を改善しよう」とか、「毎日少しずつでも外出してみては」というような行動療法?的なアドバイスをされてくれたことはあります。
あとは、精神安定剤などのお薬の処方など。
でも、その繰り返しだけであり、引きこもり自体は治る気配はない。
ただ私の場合は、もう末期的であり今更治るとも思えないし、治したところでどうするのという問題があります。
そもそも、精神科や心療内科は、引きこもり問題の全てを解決する場所ではない。
本気で引きこもり問題を解決したいのであれば、ひきこもり地域支援センターや就労移行支援事業所、地域若者サポートステーションなどの社会復帰を支援する所を利用する必要があります。
そして解決できるかどうかも本人の強い意思次第ですし、かなり難しいです。
精神状態や心の問題を解決する場所が精神科や心療内科であって、引きこもりを解決する1つ前段階の場所となります。
実際に精神科や心療内科が扱うのは、引きこもりそのものではなく、精神的な疾患や症状です。
精神科の場合は、うつ病、発達障害、統合失調症、不安障害をメインにしている。
心療内科もおおよそ同じですが、ストレスで体に症状が出る、胃痛、自律神経、心身症なども範囲に含まれている。
この辺の定義や対応範囲は、病院や担当医次第です。
しかし、実際のところはどうなのだろう。
精神科や心療内科で引きこもり問題まで、全て解決できるプランや支援はあるのでしょうか。
少なくとも私が通っている心の心療内科では、無い気がします。
生活や精神状態なのかの現状確認。
そして、お薬の処方の流れ。
そもそも、現在はどこの心療内科や精神科も混んでいて、一人に対する専門外とは言わないけど、引きこもりを具体的に治させるような時間も支援体制を整えるのは難しいと思う。
でも、医師次第であり、親身に相談に乗ってくれて具体的なプランを提案してくれる人がいるかもしれない。
少数派だとは思いますが。
例えば1年未満の引きこもりであれば、精神状態や人にもよりますが対処の難易度が低めなので、具体的な解決に向けて動いてくれるかもしれない。
でも引きこもり全てを治すことを期待して行くところではない、というのが現実だと思います。
引きこもりの治療に関して「何もしない場所」ではないけど、あくまでその原因になっている精神状態を治療する場所ということです。
精神科や心療内科の引きこもりの人に対する役割
長年、心療内科へ通っていて、気づいたことがあります。
それは、医師も人間だということ。
精神科や心療内科へ行く人は、精神的な問題を抱えていたり、心に病みがある、あとは発達障害など、対応(交流)するのがかなり難しいと思います。
そのような人々を毎日何人も見なければならない。
いくら人間の心理学や医療に精通していたとしても、普通の科に比べて圧倒的に精神的に辛くなりやすく、脳疲労もあると思われます。
最近は発達障害の人が増えたり、精神的な問題を抱えた人も多く需要があり、めちゃくちゃ混んでいます。
そこにさらに「引きこもりの全てを治す」という課題を解決するのは非常に困難だと思うのです。
心や精神のケアまではできるけど、具体的な行動や行く先などを決めたり、社会復帰に向けたサポートや生活面の支援をするのは、時間や労力、知識もそうですが、そこまでは医療の役割だけでは難しい部分だと思います。
精神科や心療内科で引きこもりを治すには
現行のシステムというか、病院という病を治す場所としての役割があるので、引きこもりを治すのは期待できない。
でも、どうせなら一緒に解決して欲しいと思います。
引きこもり当事者として、単純に1つの場所で全ての問題を解決できる方がいいからです。
引きこもりの解決として、メンタルの問題、その他福祉の手続、働く問題など、全てバラバラです。
メンタルは医療機関、手続きは市役所やその他の機関、働く問題はA型事業所、職業訓練、障害者雇用など。
これらを一括で管理して、引きこもりを解決(治す)のを一つの場所で全部相談できるようにする。
そうすれば、当事者の状態を把握して適切な治す過程、リアルへの復帰をわかりやすくなります。
でも、それが心療内科や精神科ですべてを解決するのはできない。
なので、全部一体化した支援機関を国が設立して欲しい。
どれくらい予算がかかるのだろう。
そもそも本気で引きこもりの人を救済したいなら、それくらいしないと難しいということです。
でも費用対効果、生産性、利益につながりにくいことから、需要が後回しにされてしまう分野です。
実際、もし自分が引きこもり機関に相談したとしても解決する未来が全くみえない。
例えば、まず市役所の福祉課に相談する。
そこから、言われるのはA型事業所、B型事業所を進められる。
もしくは、精神科や心療内科でメンタルや生活を整えてください、と言わる。
そして結局、どこに行っても「まずは状態を整えましょう」と言われるだけで、具体的にどうやって社会復帰していくのか、その道筋までは示されない。
そこから先に進める保証もなければ、具体的な出口も見えないのです。
本音を言えば、全く何も解決していない庁や補助金チューチューしているだけの機関を潰して、本当に困っているところへ予算を回してほしいところです。
まとめ
今回は、精神科や心療内科は「引きこもりを治せる場所なのか」について考えてみました。
精神科や心療内科は「引きこもりを直接治す場所」ではなく、その原因になっている心の問題を解決を専門としている。
あくまで「土台を整える場所」であって、その先の生活や社会との関わりは、また別の支援や自分の行動が必要になる。
本当に解決したいのであれば、引きこもり支援を専門に取り扱っているところに相談しに行った方がいいということです。(解決するかどうかは別として)
引きこもりの問題は、いろんなものが絡んでいるので、一つの場所だけで全部解決するのは難しいです。
医療だけに期待しすぎるのではなくて、他の支援機関も含めて当事者の問題を解決しなければならない。
当事者として感じるのはやはり、本人の意思次第ということです。
絶対に引きこもりから抜け出したいという意思や強い危機感によって、治るものだと思っています。
私は、ASDで今のことしか考えられず、未来を見れなかった結果、ずるずると23年以上の引きこもりになってしまった。
そこには、誰も助けてはくれないし、助言してくれる人もいなかった。
何となくぎりぎりで引きこもれる環境だったから、そのまま続いているだけ。
なので、当事者自身で引きこもりを解決するのは本当に難しいです。
周囲の人が積極的にかかわって、アドバイスをして解決への道筋を考えてあげるべきだと思います。
その1つの助けとして、精神科や心療内科では、気持ちの安定や、考え方の整理をするサポートをしてくれる場所なのです。
