
やはり私はチャンスを掴めない人間だと改めて感じました。
何故そう思ったのかというと、行動していれば好機をものに出来たからです。
最近、政治動画をずっと見ているのですが、たまに株の話も少し触れることがあります。
そして今回、高市さんが首相になったことでやはり日経平均が上がりました。
この情報は、3~4日前に見た政治動画の解説者が「今が絶好の買い時」とおっしゃっていました。
「責任はとれないけど、私は今買い増ししています」など、説得力がありました。
確かに、ほぼ確実に上がるだろうな~と思っていました。
前政権(最悪)とのギャップから、世論の期待値が物凄く高かったからです。
そして、現在日経平均が最高値を更新し続けています。
こうなることは、少しでも政権の情報を知っていれば、誰でも予想できたことだと思う。
でも私は株を買っていません。というか株自体をしたことも無く、証券口座を開設すらしていないです。
一応、引きこもりで働いていなくても、障害年金を受給していても、誰でも証券口座は作れるようです。
しかも昔と違って、ネットだけで申し込んで1~3日中には出来るらしい。
ただ、めんどくさかったり、間に合わないことを考えたら行動できなくなり、「うーん、どうしよう」というような感じで悩み続けてスルーしてしまいました。
実際、高市さんと小泉さんの自民党総裁選が岐路だったと思う。
マスコミは小泉さんがほぼ勝つと予想していましたが、ネットでは高市さんが少し優勢と言われていました。
小泉さんが勝てば、おそらく日経平均は下がります。何故なら、今までと同じ路線だから。
逆に、高市さんは政策が凄いらしいので、期待感がありました。
もしここで高市さんが勝つ方に掛けて、ETF(日本の代表的な225銘柄)に投資していれば、数日で数%の上昇益(数千円〜数万円)の利益を得られていました。
ただ、この見極めはかなりギャンブルだったと思う。
コアな政治通でないと、小泉vs高市の行方の予想は難しいです。
そして、高市さんが自民党総裁になった後でも、首相指名選挙の行方はまだ決まっていませんでしたが、ほぼ確実な情勢でした。
ここで、ほぼリスクなくETFがめちゃくちゃ買い時だったのです。
何故なら、今までの政治・政権運営の酷さの絶望的な状況から真逆になる期待感があったから。
ここで行動できるかどうかが、成功者と失敗者の違いなのだと痛感しました。
私はもちろん資産も無ければ行動力も無いので、機会損失をしてしまいました。
ここ3カ月以上ずっと政治動画を見続けてきて気づいたことは、首相や政治が酷い状態だと日経平均も低いまま、ということです。
民主党政権時代やコロナの頃、そして岸田、石破政権の人気の無さや物価高など。
この政治が停滞していた状況の底が株の買い時であり、それを見極めることが出来る人が富を掴む側の人間なのだと思う。
現在は、高市首相が誕生したことで期待値がかなり高いです。
しかし今がMAXなのか、それともこの先さらに上がるのか、もしくは一気に下がってしまうのか。
全く分からない。
ここで買うのはかなりリスクがあると思う。
ただ直近で言えば、トランプ大統領が1週間後くらいに来日するらしく、その結果次第で株価(日経平均)がかなり上下するのではないかと思ってます。
その後は政策の行方次第です。
でも、自民党+維新の連携だけでは議席数で過半数にわずかに足りないですし、政策実現には他党の協力や戦略的な国会運営が必要と言われています。
そこで、早期解散総選挙が今年中か来年早々にあると言われているわけですが、その結果次第でも株価が大きく揺れ動くのではないかと。
また、日経平均が上下する要素は政治だけでなく、世界情勢や災害など予想が難しいことなど様々です。
なので、素人が株をやろうとしても損する未来しか見えない。
しかし今回は、予想できた範疇だったのですが行動できず、その機会を損失してしまったのです。
発達障害の人の機会損失
発達障害の人は、偶然のチャンスやタイミングなどの機会損失が高いのでしょうか。
チャンスを活かすためには、素早い判断力・行動力・未知のことへの柔軟な対応が求められます。
でも、発達障害のある人にとって、これはかなりの難易度になってしまうのです。
行動する前に強い不安や感覚的な謎の抵抗を感じてしまったり、頭では分かっていても何故か体が動かない。
その結果、目の前に良い機会があっても「あとでやろう」「今じゃない」と先延ばしにしてしまい、気づいたときには手遅れになっている。
こうした経験を繰り返しやすいのです。
もちろん発達障害といっても一人ひとり特性は違います。
ASDの人の機会損失
ASDの私の場合、機会損失になってしまう可能性は非常に高いと思います。
今回のように、もし自民総裁選で高市さんが選出されたリスクのほぼ無い時点でETFを買っていれば確実に儲けられた。
しかし、株の事を全く知らないし、証券口座を作らなければならない。
株に対する不安感(ギャンブル的な)や、自発的に行動しなければならない大変さ。
このような新しい、未知の事に対してASDは異常に腰が重くなり、やる気や行動が本当に出ないのです。
脳が勝手に拒絶反応し、いつもしている何かをして現実逃避をしてしまうのです。
結局、後から後悔することになります。
対策としては、何も考えず、何も感じないように心を無にしてただ手を動かす。
他には、強制的にしなければならない状況を作り出すとか・・。
今回で言えば、「証券口座を作る」という非常にめんどくさいタスクをいきなりやろうとすると脳が拒絶してしまいます。
なので、今日は公式サイトを開いて情報収集、明日は入力フォームで申し込むなど、分割するのが良いのではないかと思います。
タスクを極端なまでに細かく分解して、迷いや不安が入り込まないようにするのです。
ADHDの人の機会損失
ADHDの人の場合は、ASDとは少し違った形で機会損失が起こりやすいと思います。
ASDが「行動までたどり着けない」という傾向が強いのに対して、ADHDでは「せっかくチャンスを掴んでも、続かない・活かしきれない」というパターンです。
ADHDの人は、頭の中にアイデアが浮かんだり、チャンスに気づくこと自体は早い人も多いようです。
でも、注意力が散漫になりやすく、他のことに気を取られてしまったり、勢いだけで行動して準備不足のまま失敗してしまうこともあるのです。
また、タスク管理や時間感覚の苦手さから「いつかやろう」「まだ大丈夫」と思っているうちに、そのタイミングを逃してしまうケースも。
一瞬のチャンスを逃すというよりも、「気づいたらチャンスが通り過ぎていた」という形になりやすいのです。
対策としては、勢いに任せるのではなく、思いついたときに「記録・行動する仕組み」 を作っておくこと。
スマホのメモに残したり、アラームを設定する、スケジュールに即書き込むなど。
忘れる前に現実的な行動のきっかけを作っておくことが有効なのです。
ADHDの人の場合、思考よりも衝動をどうコントロールするかが、機会損失を減らすカギだと思います。
底辺の機会損失
今回の株の例で言うと、底辺の人間は株の基礎や取引など、学ぶ環境に無いので、自発的に行動して学ばなければならない。
もし親が有能だったり、株やその他のそっち系の何かの売買などの知識が得られる環境など、上流国民であれば儲けられたのかもしれない。
しかし、底辺の人間には、そのチャンスの巡りあわせが低く、機会損失してしまうのです。
本当にずるいです。
対策としては、個人の能力が低いので一人で頑張らず他の人に頼るべきだと思います。
その為には、人脈を作るしかないです。また、その様な交流の場に積極的に参加するなど。
ただ、これは努力だけではどうにもならない部分です。
生まれた環境や周囲の人、繋がりの優劣など、こういったものが人生のチャンスの機会すら左右してしまうからです。
だから、底辺の人はなかなかチャンスを掴むことが難しく、気付かずに機会損失し続けているのです。
まとめ
今回は、「機会損失」というテーマを、株式投資の例を通して改めて痛感しました。
チャンスというのは、突然やってくるものではなく、日々の情報や行動の積み重ねの中で、目の前に現れるものなのだと思いました。
そしてそれは、「気づく力」と「即行動する力」を持っている人にしか掴めない。
発達障害があると、そのたった一歩を踏み出すことが極端に難しくなりやすい。
また、生まれ育った環境や知識、人脈などによっても、そもそもチャンスに気づく頻度そのものが違ってきます。
そう考えると、機会損失というのは努力不足だけではなく、環境や運に本当に左右されてしまう無情で理不尽なものなのです。
今回の日経平均株価の変動を通じて痛感したのは、とにかく行動すること。
ASDの私は新しいことに挑戦するのが本当に苦手です。
20kgくらいの重りを付けているくらい。
それでも何もしなければ後悔しか残らない。
たとえ失敗しても経験になるのだから挑戦する気持ちを持ちたい。
でも、リスクは最小限に、取り返しのつかないことにならないように常に気を配るべきです。
特に発達障害がある人は。