境界知能もしくは、それ以下のIQ（６０台）である私は、出来る仕事が限られています。
一般的な知能（IQ１００）の人が出来ることが、私にはかなりの難易度になってしまうからです。
例えば境界知能に関係なく、全ての人が０から、プログラムを覚えて、アプリを開発する段階まで行うとします。
一般的な知能（IQ１００）の人が、３ヶ月でその工程を終わらせられるとします。
しかし、境界知能、もしくはそれ以下の軽度知的障害のIQである私の場合、１年以上かかる。
もしくは、途中で挫折して諦めてしまいます。
挫折する理由は、境界知能以下のIQによって理解力が極端に低く、プログラム言語が覚えられないからです。
さらに、一般人が出来ているのに、自分だけが出来ずにストレスを抱え、精神障害にもなってしまいます。
なので、境界知能の人、もしくはそれ以下の軽度知的障害のIQの人は、仕事の適正や能力を見極める必要があるのです。
境界知能の人は、学習や仕事に遅れや苦労が生じやすく、自分に合った仕事を見つけることが難しいです。
しかし、境界知能の人にも、向いている仕事はあります。
この記事では、境界知能の人に向いている仕事の特徴や例、自分の適性や能力を見極める方法を考えていきたいと思います。
境界知能の人に向いている仕事の特徴
境界知能の人は、認知機能が弱いため、単純でルーティン的な作業が得意なことが多いです。
反対に、複雑で変化の多い作業は苦手な人が多いと思います。
単純作業が得意な境界知能の人
単純作業とは、同じことを繰り返す作業や、決まった手順に従う作業のことです。
単純作業は、認知機能や学習能力に頼らないので、境界知能の人にとっては、ストレスが少なく、安心してできる仕事です。
特徴
- 説明や指示がはっきりしている
- 繰り返し同じことをする
- 自分で考える必要が少ない
- 作業の成果がすぐにわかる
しかし、単純作業だけが境界知能の人の得意分野ではないです。
境界知能の人は、言語能力や抽象的な思考能力が比較的高い傾向があります。
これは、境界知能の人が、文字や数字よりも、言葉やイメージに対して敏感であるからです。
ですので、言語能力や抽象的な思考能力が活かせる仕事も、境界知能の人に向いていることもあります。
言語・抽象思考が活かせる仕事
言語能力とは、言葉を使ってコミュニケーションしたり、表現したりする能力のことです。
抽象的な思考能力とは、具体的な事象や現象から、一般的な法則や原理を導き出したり、想像したりする能力のことです。
言語能力や抽象的な思考能力を活かせる仕事は、境界知能の人にとっては、自分の個性や才能を発揮できる仕事です。
特徴
- ・話すことや聞くことが好き
- ・アイデアや提案が出せる
- ・物事の本質や意味を捉える
- ・表現力や説得力がある
さらに、境界知能の人は、感受性や想像力が豊かな場合もあります。
これは境界知能の人が、感情や感覚に対して鋭いからです。
芸術・創造性が豊かな境界知能の人
人によりますが、芸術的な才能や創造力を発揮できる仕事も、境界知能の人に向いている可能性もあります。
感受性とは、周囲の環境や人の感情に敏感に反応する能力のことです。
想像力とは、目に見えないものや、まだ存在しないものを思い描く能力のことです。
感受性や想像力が豊かな人は、芸術的な才能や創造力を持っています。
芸術的な才能や創造力を発揮できる仕事は、境界知能の人にとっては、自分の感性や表現力を生かせる仕事です。
特徴
- ・美しいものや面白いものに惹かれる
- ・自分の感性や個性を表現する
- ・新しいものやオリジナルなものを作る
- ・芸術や文化に関心がある
人との関わりが少ない仕事
最後に、境界知能の人は、素直で優しく人に寄り添える人もいます。
しかし、人とのコミュニケーションは、時には疲れたり、苦手な傾向もあります。
人との関わりが少ない仕事とは、他人とのやりとりが少なく、自分のペースでできる仕事です。
人との関わりが少ない仕事は、境界知能の人にとっては、自分の心や体に負担がかからないのでお勧めです。
特徴
- ・人の気持ちや様子に気づく
- ・人に感謝や尊敬を示す
- ・人に迷惑をかけない
- ・人に合わせるのが苦手
以上が、境界知能の人に向いている仕事の特徴です。
あなたは、これらの特徴に当てはまる仕事を思い浮かべることができたでしょうか。
次に、具体的な仕事の例をお伝えしていきます。
境界知能の人におすすめの仕事の例
境界知能の人に向いている仕事の特徴をもとに、おすすめの仕事の例を紹介します。
もちろん、これらの仕事は、あなたの興味や好み、長所・短所によって変わるかもしれません。
ですので、あくまでも参考として、自分に合うかどうか考えてみてください。
単純でルーティン的な作業が得意な仕事の例
単純でルーティン的な作業が得意な境界知能の人には、以下のような仕事がおすすめです。
- データ入力: コンピュータに文字や数字を入力する仕事です。誤字や脱字がないように注意しながら、素早く正確に入力する能力が求められます。
- 検品: 商品の品質や数量をチェックする仕事です。欠陥や不良品がないか確認しながら、丁寧に仕分ける能力が求められます。
- 清掃: 建物や施設の掃除をする仕事です。汚れやゴミを除去しながら、清潔に保つ能力が求められます。
- 製造: 工場で物を作る仕事です。機械や道具を使って、一定の手順に従って製品を作る能力が求められます。
- 配送: 荷物や商品を運ぶ仕事です。地図やナビを使って、目的地に届ける能力が求められます。
これらの仕事は、単純でルーティン的な作業が多いので、境界知能の人にとっては、比較的やりやすいと言えます。
また、これらの仕事は、社会に必要とされる仕事なので、やりがいや責任感も感じられます。
ただし、これらの仕事は、時間や量に厳しい基準がある場合が多いので、それに耐えられるかどうかも考えておきましょう。
言語能力や抽象的な思考能力を活かせる仕事の例
言語能力や抽象的な思考能力を活かせる境界知能の人には、以下のような仕事がおすすめです。
- 営業: 顧客との商談や契約をする仕事です。商品やサービスの魅力や価値を伝える能力が求められます。
- 企画: 新しい商品やサービスのアイデアを考える仕事です。市場やニーズや傾向を分析する能力が求められます。
- マーケティング: 商品やサービスの宣伝や販売をする仕事です。ターゲットやメディアを選び、効果的な広告やキャンペーンを企画する能力が求められます。
- ライティング: 文章やコンテンツを作る仕事です。読者の興味や目的に合わせて、分かりやすく魅力的に書く能力が求められます。
- 翻訳: 一つの言語から別の言語に言葉を変える仕事です。文化やニュアンスを考慮しながら、正確に伝える能力が求められます。
これらの仕事は、言語能力や抽象的な思考能力が活かせるので、境界知能の人にとっては、比較的やりがいのある仕事と言えます。
また、これらの仕事は、自分の意見や発想を表現できるので、自信や満足感も得られます。
ただし、これらの仕事は、競争や評価が厳しい場合が多いので、それに対処できるかどうかも考えておきましょう。
芸術的な才能や創造力を発揮できる仕事の例
芸術的な才能や創造力を発揮できる境界知能の人には、以下のような仕事がおすすめです。
- イラストレーター: 絵やイラストを描く仕事です。本や雑誌、広告やWebなどの媒体に、自分の画風やテーマで絵を提供する能力が求められます。
- デザイナー: デザインやレイアウトをする仕事です。ファッションやインテリア、グラフィックやWebなどの分野に、自分のセンスやアイデアでデザインを提供する能力が求められます。
- 写真家: 写真を撮る仕事です。風景や人物、動物や物などの被写体に、自分の視点や感性で写真を撮る能力が求められます。
- 音楽家: 音楽を作る仕事です。歌や楽器、作曲や編曲などの方法に、自分の音楽性や表現力で音楽を作る能力が求められます。
- 作家: 小説やエッセイ、詩やシナリオなどを書く仕事です。物語やテーマ、キャラクターやメッセージなどの要素に、自分の想像力や創造力で作品を書く能力が求められます。
これらの仕事は、芸術的な才能や創造力が発揮できるので、境界知能の人にとっては、比較的楽しい仕事と言えます。
また、これらの仕事は、自分の作品や作風が認められると、名声や収入も得られます。
ただし、これらの仕事は、才能や技術だけではなく、努力や継続も必要なので、それに挑戦できるかどうかも考えておきましょう。
人との関わりが少なく、自分のペースでできる仕事の例
人との関わりが少なく、自分のペースでできる境界知能の人には、以下のような仕事がおすすめです。
- 在宅ワーク: 自宅で仕事をすることです。データ入力やライティング、翻訳などの仕事があります。自分の時間や場所を自由に決められる能力が求められます。
- フリーランス: 自分で仕事を探して契約することです。イラストレーターやデザイナー、写真家などの仕事があります。自分の価値や条件を交渉できる能力が求められます。
- 個人事業主: 自分で事業を始めることです。カフェや雑貨屋、教室などの事業があります。自分のサービスや商品を提供できる能力が求められます。
- ペットシッター: 人のペットの世話をする仕事です。散歩や餌やり、遊びなどのサービスがあります。ペットの性格や状態に合わせられる能力が求められます。
- 園芸家: 植物の栽培や管理をする仕事です。花や野菜、ハーブなどの植物があります。植物の種類や育て方に詳しい能力が求められます。
これらの仕事は、人との関わりが少なく、自分のペースでできるので、境界知能の人にとっては、比較的ストレスの少ない仕事と言えます。
また、これらの仕事は、自分の好きなことや得意なことを活かせるので、充実感や幸せ感も感じられます。
ただし、これらの仕事は、自分で計画や管理をしなければならないので、それに対応できるかどうかも考えておきましょう。
自分の適性や能力を見極める方法
境界知能の人に向いている仕事を見つけるためには、自分の適性や能力を見極めることが重要です。
自分の適性や能力を見極めることで、自分に合った仕事を選ぶことができます。
逆に、適正外の職種や仕事に就いてしまうと、普通のIQの人と同じ舞台で戦わなければならなくなり、失敗する可能性は非常に高くなります。
自分の適性や能力を見極める方法は、以下のようなものがあります。
職業適性検査やキャリアカウンセリングなどのサービスを利用する
職業適性検査やキャリアカウンセリングなどのサービスは、あなたの性格や興味、能力などを分析して、あなたに合った仕事を提案してくれるサービスです。
インターネットや書籍、学校や職場などで受けることができます。
これらのサービスを利用することで、自分の強みや弱み、向き不向きなどを客観的に知ることができます。
自分の興味や好きなこと、得意なこと、苦手なことをリストアップして、自己分析する
自分の興味や好きなこと、得意なこと、苦手なことをリストアップして、自己分析することは、あなたの適性や能力を見極める方法の一つです。
紙やノートに、以下のような項目を書いてみてください。
特徴
- 興味: 何に興味があるか、何を知りたいと思うか、何に関心があるかなどを書きます。
- 好き: 何が好きか、何を楽しいと感じるか、何に夢中になるかなどを書きます。
- 得意: 何が得意か、何を上手にできるか、何を褒められるかなどを書きます。
- 苦手: 何が苦手か、何を苦痛に感じるか、何を避けたいかなどを書きます。
これらの項目を書いたら、自分の適性や能力に関係があるものに印をつけてみてください。
例えば、興味があるものには○、好きなものには☆、得意なものには△、苦手なものには×などです。
印をつけたら、それぞれの項目の中で、最も多い印や最も少ない印があるかどうかを確認してみてください。
例えば、○が最も多い場合は、興味があることに向いている可能性が高いです。
×が最も少ない場合は、苦手なことに向いていない可能性が高いです。
このように、自分の興味や好きなこと、得意なこと、苦手なことをリストアップして、自己分析することで、自分の適性や能力を見極めることができます。
自分の適性や能力を見極めることで、自分に合った仕事を選ぶことができます。
いろいろな仕事に挑戦して、自分に合う仕事を探す
いろいろな仕事に挑戦して、自分に合う仕事を探すことも、適性や能力を見極める方法の一つです。
実際に仕事をしてみることで、仕事の内容や雰囲気、自分の感想や評価などを知ることができます。
仕事に挑戦する方法は、以下のようなものがあります。
アルバイトやパート: 短期間や時間で仕事をすることです。様々な業種や職種の仕事があります。自分の都合や希望に合わせて選ぶことができます。
インターンシップやボランティア: 無償や低額で仕事をすることです。企業や団体、学校などの組織で仕事を体験できます。自分の興味や目的に合わせて選ぶことができます。
資格やスキルの取得: 仕事に必要な資格やスキルを取得することです。学校や教室、オンラインなどの方法で学べます。自分の目標や方向性に合わせて選ぶことができます。
これらの方法で、いろいろな仕事に挑戦してみてください。 挑戦したら、以下のようなことを振り返ってみてください。
特徴
- ・仕事の内容や雰囲気はどうだったか
- ・仕事に対する自分の感想や評価はどうだったか
- ・仕事に対する自分の強みや弱みは何だったか
- ・仕事に対する自分の向き不向きは何だったか
このように、いろいろな仕事に挑戦して、自分に合う仕事を探すことで、自分の適性や能力を見極めることができます。
自分の適性や能力を見極めることで、自分に合った仕事を選ぶことができます。
境界知能の人に理解や支援をしてくれる人に相談する
境界知能の人に理解や支援をしてくれる人に相談することは、あなたの適性や能力を見極める方法の一つです。
あなたの周りには、あなたのことを知っている人や、あなたのことを応援してくれる人がいるはずです。
そのような人に、あなたの仕事に関する悩みや希望を話してみてください。
相談する人は、以下のような人がおすすめです。
家族や友人: あなたの性格や趣味、夢や目標などをよく知っている人です。あなたのことを一番理解してくれる人です。
先生や先輩: あなたの学力や能力、進路やキャリアなどをよく知っている人です。あなたのことを一番教えてくれる人です。
専門家や相談員: あなたの境界知能や障害、適性や能力などをよく知っている人です。あなたのことを一番支援してくれる人です。
これらの人に、あなたの仕事に関する悩みや希望を話してみてください。 話したら、以下のようなことを聞いてみてください。
特徴
- ・あなたの仕事に関する意見やアドバイスは何か
- ・あなたの仕事に関する質問や疑問は何か
- ・あなたの仕事に関する情報や紹介は何か
- ・あなたの仕事に関する励ましや応援は何か
このように、境界知能の人に理解や支援をしてくれる人に相談することで、自分の適性や能力を見極めることができます。
自分の適性や能力を見極めることで、自分に合った仕事を選ぶことができます。
まとめ
この記事では、境界知能の人に向いている仕事の特徴や例、自分の適性や能力を見極める方法を考えてみました。
境界知能の人に向いている仕事は、単純でルーティン的な作業や、言語能力や抽象的な思考能力、芸術的な才能や創造力を活かせる仕事などです。
自分の適性や能力を見極める方法は、職業適性検査やキャリアカウンセリング、自己分析、仕事の体験、相談などです。
これらの方法を試してみることで、自分にぴったりの仕事が見つかるかもしれません。
ただ、境界知能の人の約半分くらい、発達障害（ASDやADHD、LDなど）があるといわれています。
発達障害の理解（政府のサイト）
発達障害があると、特性によって極端に出来ることと出来ないことがはっきりしている人が多いです。
また、長所と短所も明確に分かれており、自分の得意な分野に進まないと、悲惨な人生になる事もあります。（私の場合）
ですので、境界知能のある人は、自己分析を徹底的に行い、自分の適職を考える必要がマストなのです。
