「人と親密な関係になれない」

これはアスペルガー症候群(ASD)の
ほとんどの人が抱えている
問題だと思います。

特に年齢が上がるにつれて、
友達関係を解消される、
人から避けられる期間は短くなります。

学生の頃は1~3ヶ月以内、
社会人では少し会話をしただけで、
変な人と見破られてしまいます。

原因は、アスペルガー症候群の特性
である想像力、社会性の欠如や
コミュニケーション問題があげられます。

アスペルガー症候群(ASD)の人は、
自分が思っていることを上手く
表現することができなかったり、
空気が全く読めないため、
人から誤解されてしまうのです。

誤解や勘違いされるだけならまだましです。

そこから発展して、嫌われたり、
のけものにされたり、イジメられたり
してしまうのです。

本人としては普通に接しているつもりでも、
普通の人(健常者)には、どうしても
誤解や勘違いされてしまいます。

想像力も著しく欠如しているため、
本人は誤解されたことにも気づかず、
いつの間にか、嫌われているのです。

そのおかげで私も、友達はおろか、
知り合いすら一人もいません。

子供の頃は、たまに話しかけてくれる
人はいても、やはり付き合いが長くなる
につれて、関係は崩壊してしまいます。

社会人になったら、
最初に数回言葉を交わしただけで、
終わってしまいます。

どうしても変な人と思われてしまうのです。

アスペルガー症候群(ASD)の人は、
先天性の脳の機能異常のせいで、
孤立してしまう運命だと感じます。

コミュニケーション能力が求められる
現代社会を生き抜く上で、
最悪な脳の特性(ハンデ)なのです。

何故、アスペルガーの人が
誤解・勘違いされやすいのか、
具体的に書いていきたいと思います。

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アスペルガー症候群(ASD)が誤解される原因

アスペルガーの特性である
脳の機能異常のせいで、
対人関係におけるさまざまな
不具合が生じてしまいます。

暗黙の了解がわからない

アスペルガーの人は多角的な思考や
視野を持つことができないため、
思いつき」が極端に低いです。

そのため、
「普通の人はこうする」
「普通こういうことはしない」
などの常識的な行動がとれません

普通の人はこうするだろう
(暗黙の了解)という常識が、
アスペルガーの人には通じず、
誤解されてしまうのです。

「常識的にこういう言動をするはず」
と普通の人が思っていても、
どうしても間違ってしまうのです。

自分でも理解していない

本人は、「自分の言動が間違っている」
と気づくときもあります。

しかし、何が間違っているのか
考える(想像する)ことが苦手な為、
理解できてはいません。

自分を客観的に分析することも
できないため、自身の考え方も
間違ってしまいます。

そのため、誤った思考で人の言動を
理解してしまい、
失言をしてしまうのです。

失言をしたことにも気づかず、
いつのまにか、相手を怒らせたり、
あきれられてしまっているのです。

対応方法がわからない

アスペルガーの人は、
人から話しかけられても、
どうリアクションしていいのか
わからないことがよくあります。

曖昧な言葉で話しかけられると、
相手の意図が読めずに
うまく言葉を返すことができません。

初対面の人の場合も、
いきなりフレンドリーな話し方に
なってしまうことがあります。

逆に、言葉が思いつかずに、
沈黙してしまい、無視されたと
思われてしまうこともあります。

自分で一生懸命対応方法を考えても、
ほとんど思いつかず、
間違った対応をしてしまいます。

そのため、誤解されたり、
勘違いされてしまうのです。

見た目で誤解される

アスペルガー症候群は、
精神的な問題であり、
見た目は普通の人と変わりません。

話しかけるまでは、
一般の人のように見えますが、
会話をすると明らかに変なため、
ギャップがあり過ぎるのです。

また、表情が乏しく、
何を考えているのかわからず、
誤解されてしまいます。

身振り手振りも変になってしまうため、
間違った印象を与えてしまいます。

また、思考がおかしい(視野が狭い)ので、
普通の人がとらない行動をしてしまい、
周囲を驚かせてしまうこともあります。

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勘違いされた時は?

人から誤解されたり、
勘違いされた時は、
何が間違っていたのか
考える必要があります。

しかし、アスペルガーの人は、
想像することが苦手な為、
自分の言動に対して
人が何に対して怒っているのか、
呆れているのか、理解できません。

原因がわからなければ
解決することもできないのです。

相手の意図を汲み取るためには、
素直に、何が間違っていたのか
聞くしかないです。

そして、自分の間違いを素直に受け入れて
謝罪することが大切なのです。

しかし、勘違いされたと気付いた時には、
既に遅い場合がほとんどです。

いつのまにか、誤解されていて
嫌われたり、避けられている状態に
なってしまっているのです。

対策としては、思ったことをすぐに
口に出さない、十分に考えてから
行動するなど、慎重な言動が求められます。

しかし、アスペルガーの人には
特性によって困難です。

だから、失言や間違った行動で
誤解されないためにも、
ひっそりと生きていくしかないのです。

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まとめ

アスペルガー症候群(ASD)の人は、
人から誤解・勘違いされることは
脳の特性(ハンデ)の為、
仕方がないのです。

普通の人(健常者)とは
感じ方や思考回路が異なるため、
コミュニケーションが
成立しづらいのです。

このような辛い経験をし続けると、
自己肯定感が失われ、
二次的な問題を抱えます。

私の場合ですと、人から嫌われ、
避けられ、いじめられ続けたことにより、
対人恐怖症や社交不安症など、
他にも様々な精神的問題を
抱えています。

また、知り合いすら一人もいません。
いつも一人です。

しかし、アスペルガー症候群(ASD)の
特徴なのか、一人でも何の寂しさも
感じません。

人との触れ合いが上手くいかないので、
めんどくさい、煩わしいなどの
感情があります。

そして、異常に気を使ってしまうため、
心が疲れてしまいます。

完全に社会不適合者です。

アスペルガー症候群の人は、
人から誤解・勘違いされてしまうため、
人生を生き抜くために
多大な精神的労力がかかります。

そのため、学校や会社などの環境において、
理解と支援が必須なのです。

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