現在のネットゲームは、
人をこれでもかというほど
依存させる手法をとっています。

理由は、くじ引きの確率手法(ガチャ)が
多大な利益をもたらすからです。

人がいないところには
お金が集まらない、
逆に言えば、人が集まるところには
金脈がある
とされています。

ネットゲームで人を集めるには、
世界的に有名なスポーツをテーマにしたり、
流行りものを取り入れます。

とにかくまずは人を集めるための
話題性や宣伝が必要なのです。

しかし、一番大切なのは、
人を集めたあとに、どれだけネットゲームに
熱中してもらえるか」です。

ゲーム自体がつまらなければ、
人はすぐにやめてしまいます。

人がいないゲームでは利益はでません。

そうさせないために、
いくらゲームが単純な出来でつまらなくても、
依存させる必要があるのです。

毎日たくさんの人にアクセスして
貰うことが「鍵」なのです。

その依存手法が、
最近えげつないと私は感じています。

そして、アスペルガー(ASD)の人が
ゲームに依存してしまうと大変危険とも
感じています。

アスペルガー症候群の特性である
興味の限定によって、
ネットゲームにはまってしまうことと、
それ以外の関心がなくなってしまうのです。

ほどほどにする」や「ある程度
ができないのです。

また、簡単に騙されてしまう特性から、
依存手法にも気づきません。

依存させるネットゲームと
アスペルガー症候群は最悪な相性なのです。

今回は、アスペルガーにとって
課金ネットゲームが危険な理由と、
無駄に依存する原因をお伝えしていきます。

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アスペルガーはネットゲームをしてはいけない理由

アスペルガー症候群の人は、
興味のあることに対して異常なほどの
執着心があります。

また、毎日の同じ行動(ルーティンワーク)が
とても大好きです。

これらの特性がネットゲームと非常に相性が
悪いのです。

ネットゲームは、人を依存させる心理的要素を
これでもかというほど、取り入れています。

また、毎日アクセスさせて同じ行動を
させることも強要してきます。

もちろん自分の意志でゲームの
やるやらないは選択できます。

しかし、1日でもそのネットゲームに
アクセスしてプレイしないと「損をする
仕組みになっています。

無課金であれば、なおさら毎日やらないと、
課金者にまったく対抗できないのです。

この毎日プレイを強要するシステムが
人間の心理を上手くついているのです。

それが最近えげつないように感じます。

特に、国外のネットゲームは、
徹底的に心理学を追及しています。

たとえば、私が昨年プレイした
某サッカーゲームと、
ここ1週間くらいプレイした
有名なカードゲームです。
(どちらもすでに引退しています)

両方に共通している依存手法は、
毎日のプレイ強要と、課金システム、
そして「人の感情を揺さぶる」システムです。

毎日のプレイさせる

毎日プレイすることを日課にさせること
によって、ゲームに依存させます。

昔は1日1回アクセスして
数十分プレイすれば
良いというようなネットゲームが
多かったです。

しかし、私がプレイしたこの2つの外国の
ネットゲームは酷すぎました。

某サッカーゲームの方では、
1日、最低でも1時間~1時間30分は
プレイしないと、1日の日課が終わりません。
それどころか、1週間続けてようやく
報酬(アイテム)が手に入るというものです。

しかし、それすら確率で操作されており、
レアは稀なのです。

それ以外にも、とにかく長時間の拘束
プレイをしなければならないシステムです。

某カードゲームの方も、
1日最低でも1時間半~3時間くらい
プレイしないと1日の報酬(アイテム)が
手に入らないのです。

どちらも1日でもプレイしないと
異常に損をするシステムになっています。

こだわりが強く、
完璧主義の私(アスペルガー)にとっては、
どうしても全てのできる最善のことを
尽くすように行動してしまいます。

どんなにつまらなくても、
一度ハマってしまうと、
どれだけ辛い反復行動でも
やってしまいます。

そして、いつのまにか依存しているのです。

課金システム

私は課金するお金が無いので、
課金による依存はありませんでした。

しかし、課金する人にとっては、
1度お金を支払って、良い思いをしたら
次も!と考えてしまいます。

そして何度も課金させるシステムに翻弄され、
たくさんのお金をかけてしまいます。

するとそのゲームから離れられなくなり、
依存してしまうのです。

ネットゲームの課金については、
ガチャシステムが社会問題化したように、
とにかくお金を使わせようと
あらゆる心理的要素を追求しています。

確率による射幸心を煽ったり、
魅力的なキャラクターやアイテム、
演出などを取り入れるのです。

課金するためのガチャ(くじ引き)や、
1プレイする為の金額も、
1回500~2000円と
物凄い高額です。

それも一瞬でなくなります。

課金させるために、人間の心理
を徹底的に突いているため、
お金がない人でも課金してしまう
誘惑にかられます。

さらに、1年でそのデータは全て
ほぼ意味がなくなるというあり得ない
システムになっています。

何年も継続して課金させる必要が
あるからです。

一度お金をかけてしまうと
止まらなくなるように心理をついて
いるため、依存してしまうのです。

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人の感情を揺さぶる

人の心を動かすことで、
人の行動を促すことができる

と、心理学ではいわれています。

この要素を依存システムに取り入れるのは
本当に鬼畜だと感じました。

「楽しい」「面白い」「幸せ」などの
ポジティブな感情の揺さぶりであれば、
ストレス解消や心に良い影響を与えるので
ゲームとして成り立っています。

しかし、私がプレイした
海外の2つのネットゲームは、
怒り」の感情をとにかく呼び起こす
ものです。

依存させるために、
ここまでやるのかというほど
酷いと感じています。

例えば10戦のうち7勝をしなければ、
良い報酬(アイテム)をもらえない
というものです。

ネットゲームですので、
対戦相手はもちろん人間です。

「勝たなければならない」
というプレッシャーを与え、
プレイヤー同士を競わせることで
感情を揺さぶります。

ゲーム自体も煽り(挑発)ができる
システムになっており、
どれだけ相手の心理の風上に立てるかも
取り入れています。

負けると物凄いストレスが溜まるように
なっており、逆に勝ったときはその
反動で、一時的に優越感に浸る
というものです。

他にもオークションシステムや
期間限定など、とにかく「競わせる」
ことに重点を置いています。

これを毎日繰り返させる
プレイを強制してくるのです。

「不安」「焦り」「心配」など
マイナスの感情を呼び起こし、心を揺さぶって
依存させるという最悪な手法です。

精神的にも非常によくないです。

アスペルガーの人は、簡単に感情を
揺さぶられてしまい、
騙されたり、無駄に依存してしまうので
本当に気をつけなければならないのです。

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まとめ

ネットゲームはプレイヤーを
依存させるためにあらゆる手法を
用いてきます。

課金させるために必要な要素は、
「プレイ人口の多さ」だからです。

そのために、心を揺さぶる心理的な
アプローチをこれでもかというほど
取り入れてきます。

アスペルガー症候群(ASD)の人は
特性により、ネットゲームのシステムと
非常に相性が悪く、依存してしまいます。

本来、ゲーム自体は楽しくて、
幸せな気持ちになるようにしなければ
ならないはずです。

しかし、最近のネットゲームは、
利益を上げる為だけに、
やりたい放題になっています。

日本ではガチャの確率表記などの規制が
行われて、まだマシになりました。

しかし、海外のゲームは未だに
儲けるために何でもしてきます。

自制ができる人であれば良いのですが、
とにかく上手く心理をついてくるので、
気をつけなければならないのです。

特にアスペルガーの人は、
騙されやすく、ハマりやすいです。

いつのまにか毎日ネットゲームに
たくさんの時間を割いているのであれば、
自分が無駄に依存している証拠なのです。

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