発達障害の自閉症スペクトラム(アスペルガーASD)の人は、水に対する好き嫌いがあります。
全ての自閉症ASDの人が、水に対して何らかの反応があるわけではありません。
発達障害の特性が強く、水に対して拒否反応、もしくは好きで執着してしまう子供や大人がいるのです。

私もASDの感覚過敏の影響から、汗(水)の感触に対する不快感は人一倍あります。
子供の頃は汗をかいてしまう環境だった為、辛かったです。

私が学生時代は、エアコンや扇風機などがクラスに無い時代であり、夏場は汗をかくことは日常茶飯事でした。
小学生の頃は、毎朝1時間目の授業の前に校庭で5分くらい全員走らされていました。

授業中は下敷きで扇いで、暑さをしのいでいた記憶があります。
1980年~1990年代でしたので、夏の暑さは今ほどではありませんでした。
最高気温も35度は超えなかったと思います。

それでもエアコンは無い為、夏場は汗の不快感が酷かった記憶があります。
とにかく肌にシャツが張り付く感覚や、おでこの汗が気持ち悪く、我慢していました。

当時は自身が発達障害とは知らなかった為、汗の気持ち悪さも普通だと思っていました。
しかし、大人になって発達障害が判明してからは、子供の頃によく「神経質」と言われていた理由がわかりました。
汗(水)の不快感は感覚過敏(触覚)の影響だったのです。

大人になった今でも、顔を洗ってもすぐに拭かないと気持ち悪いです。
汗を少しかいただけでも、そちらに意識が言ってしまうほど敏感です。

発達障害(ASD・ADHD)は、感覚過敏を抱えている人がおり、水を嫌がる傾向があります。
逆に水の見た目や感触が好きで執着することもあります。

今回は発達障害の水に対する問題をお伝えしていきます。

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発達障害の自閉症ASDは水が嫌い・嫌がる理由

発達障害の自閉症スペクトラム(アスペルガーASD)やADHD(多動・衝動・注意欠如)の人は、触覚の過敏性の特性がある人がいます。
触覚過敏とは、肌触り、肌の感じ方(不快や痛みなど)、冷たい、熱いなどの感じ方が人一倍、敏感な状態です。
もしくは、逆に鈍感で触覚が感じずらい特性の人もいます。

発達障害の触覚過敏を抱える人の場合、水を不快に感じてしまうことがあります。

・水の感触が苦手で嫌な気持ちになる
・冷たい水や熱い水の刺激を人一倍感じてしまう

発達障害の聴覚過敏では、水が発する音が苦手・頭に響いてくるなど、人一倍感じてしまいます。

発達障害の子供の場合、水に対する触覚や聴覚の過敏性により、頭に水(お湯)がかかる状態やシャワーが苦手な傾向があります。

子供の髪の毛や頭を洗う時に、シャワーや手桶を使うと思います。
その時に発達障害の感覚過敏を抱えるの子供は、頭上から降ってくる水の感触や音が苦手で嫌がってしまうことがあります。

シャワーの水が降ってくる感触が気持ち悪かったり、音が不快に感じてしまう。
手桶から頭に直接お湯を掛けられると、水の量の重さからパニックになる、音や感触が辛いなど。

発達障害の感覚過敏の症状によっては、数滴の水が顔や肌に触れただけで拒絶反応を起こす子供もいます。

発達障害の子供の髪を洗う時のシャンプーにも気を付けなければなりません。
感覚過敏の影響により、元から水に対する苦手感があります。
顔の敏感な部分である、目の部分、口の中に水(お湯)やシャンプーなどが入らないように注意してください。

目に水が入って痛くなったり、口の中にシャンプーが入って不快感を感じてしまうと、トラウマになってしまいます。

発達障害の自閉症ASDの子供は感覚過敏だけでなく、「こだわり」の特性もあります。
一度嫌いになったり、不快な思いを感じた出来事に対する拒否反応や、したくない感は人一倍あります。
シャワーやお風呂が苦手になってしまう恐れがあるのです。

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発達障害の水が好きで執着・固執する理由

発達障害の人の感覚過敏の影響から逆に水が好きになることもあります。

・水を触った時の感触や刺激が快適に感じられて好きになる
・水の発する音でリラックスする・安心感を感じられる
・水の見た目が美しく感じられ、落ち着く・楽しい

発達障害の人は特性により、水に対する五感の感じ方が、普通の人とは違う傾向がある人がいます。
視覚の感覚が人一倍優れている・感じてしまうADHDの人は、海やプールの水など、より美しく感じられるそうです。

発達障害の人は、聴覚、触覚の過敏から、水の発する音や水の感覚がより爽快に感じることがあります。
そして、ASDの「こだわり」の特性から、水に対する興味を抱き、執着・固執する傾向もあるのです。

ASDのこだわりの影響から、水遊びが好きになったり、水泳、水の生き物などに興味を持つこともあります。

発達障害ASDの人の場合、一度好きになると、ずっと同じことをしてしまいます。
水に対する興味を持つと、水遊びや水の勉強など専門的な知識を求めることがあります。

逆に水以外に興味を持たなくなる、水が無いと不安になる・つまらないなど、ASDのこだわりから極端な傾向もあります。
毎日、水に関係するルーティーンを行わないと、嫌になる、辛い気持ちを抱えてしまいます。

発達障害の自閉症ASDは水泳が苦手・得意な理由

発達障害の自閉症スペクトラム(アスペルガーASD)の人は、水泳が極端に苦手だったり、逆に得意(好き)な傾向があります。

発達障害ASDの水泳が苦手な理由

感覚過敏の影響から、水の感触や水の発する音などの刺激が辛い。
発達障害ASDの協調運動の影響から、泳ぐのが難しい。

私の場合、協調運動の影響から泳ぐの非常に苦手でした。
泳ぐための手足の動かし方が上手く連動できず、常に力任せに泳いでいました。
普通の人の何倍もの労力、そして体が進まない状態でした。

泳ぐための手足の動かす感覚がつかめず、物凄く不器用だったと思います。

発達障害ASDの水泳が得意な理由

発達障害の協調運動でも個人差があり、水泳が得意な人もいます。
水に対する浮力に対する感覚が優れていたり、水の中で体が上手く動かせてしまうなど。

水泳は球技ではなく、細かい技術やルールなどはありません。
個人競技なので、一度覚えてしまえば、後は慣れるだけです。

水が好きだったり、水泳に強い興味を持つ発達障害・ASDの人であれば、水泳が得意になることもあります。
発達障害ASDの興味の限定・こだわりの特性から、完璧主義の傾向が強く、1番を目指す努力をするからです。

水が発達障害の人の脳や神経に与える刺激

水が発達障害の人の脳や神経に与える刺激とは、水の温度や圧力、流れ、音、色、形などの情報です。

水は私たちの五感に働きかけますが、発達障害の人の五感は普通の人とは違って感じられます。

以下は、発達障害の人の水と五感のについてです。

・水の情報を過剰に感じたり、不足に感じたり、変化に敏感だったり、無関心状態

・水の情報を正しく処理できなかったり、遅れて処理したり、混乱して処理したりする

・水の情報を好ましく感じたり、嫌悪感を感じたり、興奮したり、落ち着いたりする

・水の情報に対して一貫した反応を示さなかったり、変化したり、予測できなかったりします

発達障害の人の五感は、水の情報に対して個人差が大きかったり、時と場合によって違っていたりします。

水の情報に対して独自の感覚や感性を持っていたり、創造力や想像力を発揮したりすることもあるのです。

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まとめ

水は人間にとって必要不可欠な要素です。
水を摂取しなければ健康を害しますし、体の清潔感を保つためにも必須です。

発達障害のASDの人は、生まれついての感覚過敏の影響から、水が苦手になってしまう人がいます。

子供の頃は、水の感触や音からシャンプーが嫌いなってしまう。
雨音や水の見た目から、苦手になってしまうなど。

ASDの子供の場合、一度嫌いになると、苦手感はずっと続いてしまいます。
水は人間に必須の要素ですので、克服することはマストです。

いくら水が苦手であっても、水とは毎日何かしらの関りをもちます。
人は慣れる生き物であり、嫌いであっても付き合っていくことはできます。

発達障害ASDの人の場合、普通の人と同じように慣れることは難しいです。
水に慣れるのが遅かったり、ある一定の水に対する現象がずっと苦手になっているなど。

発達障害ASDの私は、汗や体に水滴が少しでもあると、感じてしまい、意識がすぐにその場所に移ります。
感覚過敏の影響は、子供の頃から大人の今まで、治ることはありません。

いつものことなので、慣れてはいるのですが、水や汗の肌に伝わる感触は不快なままです。

目薬も、子供の頃は全くできませんでした。
大人になってようやく、目薬ができるようになりました。

発達障害の人の人間の慣れに対しての成長は遅いと思います。

それでも水は人にとって必須の要素なので、辛くても我慢するしかないのです。

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