私は22年以上引きこもっており、母親と2人暮らしです。
しかし、母親がいなくなったらニートひきこもり生活は強制的に終了となります。
生活がままならなくなり、現状を維持できないからです。

では親の死後、いなくなってしまったらどうすればいいのでしょうか。
3つ選択肢があります。

①社会復帰する
②自〇する
③引きこもり続ける

引きこもっている人の現状次第ですが、大まかに上記の3択があげられます。

一番現実的なのが①の社会復帰
というか、これ以外の選択肢はほぼ不可能です。

②の選択肢は本当に末期的であり、どうしようもない状態、勇気がある人のみ。

③の選択は、引きこもり続けるだけの資産、財力がある人だけです。

引きこもりニートは親の死後、両親がいなくなった後の脱出経路は、社会復帰(お金を稼ぐ)しかありません。
もしくは、障害年金、生活保護くらいです。
障害年金の少額で暮らしていくのは無理です。
生活保護も、ただの引きこもりニートが受給できるとは思えない。

親がいなくなって一人になってしまったら、自分でどうにかして生活できる収入源を確保しなければならない。
ではどうすればいいのか。
かなり難しい問題です。

私自身も引きこもりから22年以上脱出できていない。
親がいなくなったら、どうしたらいいのか全く分からない状態です。

わかるのは、他者の介入が必要だということです。
自分一人で考え行動しても失敗する未来しか見えない。
誰かしらサポートや支援、アドバイスをしてくれる人が絶対的に必要。
考えらえる相談場所としては、市役所や生活を電話相談できるようなところだと思います。

では具体的に引きこもりが親の死後、両親がいなくなった後はどうすればいいのか。
①の選択肢「社会復帰」について書いていきたいと思います。

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親亡き後の引きこもりニートの状態・するべきこと

引きこもりは親がいなくなった後、良くも悪くも外の世界に強制的に行かされます。
引きこもっている現状を維持できなくなるからです。
お金の問題、済んでいる家の維持、兄弟の話し合いなど。
他者との接触が必須となってしまいます。

私の場合ですと、母親が亡くなったら喪主を務めなければなりません。
3人兄弟ですが、姉が2人であり私が長男だからです。

しかし、できるとは思えない。
人とのコミュニケーションが全く取れず、対人恐怖症。
さらに親戚や母親の知り合いが多数集まる状況で仕切らなければならない。
できるはずがない。
頭が悪い(全IQ70以下)、さらに発達障害(ASD)の影響から変な言動をしてしまう。
そして、22年以上引きこもっているのがバレバレで蔑まれています。
会うことになれば精神が崩壊する。
どう考えても無理です。

もし現在その状況下に突然置かれたらどうすればいいのか。
考えられる方法として、やはり他人に頼るしかない。
市役所や専門機関などに現状を説明し、どうすればいいのか解決策を教えてもらう。

ただ、引きこもり状態のときに上記の相談場所に頼ったことがありますが、ただ話を聞いてくれただけで何も解決はできなかった。
正直期待はできない。
でも縋るしかない。
退路を断たれている状態なので、何もしない選択肢は存在しない。
行動するしかない。

親がいなくなって引きこもる現状が崩壊しているので、自分で何とかするしかないのです。

親がいなくなった後、引きこもりニートの社会復帰

親がいなくなって現状を清算、一人になった後どうすればいいのか。
引きこもり生活が継続できない場合は、脱出に向けて活動しなければなりません。

引きこもり状態からいきなり抜け出すのは難しいです。
ですが、引きこもりを解決する岐路であり、チャンスだともいえます。

具体的にはどうすればいいのでしょうか。

まずは今後に向けての方針、目標を決める必要があります。
行動するための意欲を高める「将来の展望」が大切です。
目標や希望が無いと無気力になり、やる気がなくなってしまいます。

多くの引きこもりの方は、生活するためのお金の問題の解決が必要だと思います。
どうしたら生活費を稼げるのか」が最重要課題です。

自分一人で考えて行動し、お金を稼げればいいのですが、多くの引きこもりの方は難しいと思います。
なので、市役所に相談するしかないと思います。
他の相談、専門機関を頼っても良いとは思いますが、不確かであり、個人的にあまり信用はしていません。
市役所の福祉課が一番確実だと思います。

また、A型事業所で働く選択肢もあります。
引きこもりの人はメンタルに何かしらの問題を抱えていると思います。
A型事業所は、障害者手帳がなくても利用することができます。
精神科や心療内科、その他の機関から医師の診断書があればA型事業所で働くことができます。

しかし、時給は県の最低賃金がほとんどであり、働く時間も短いです。
A型事業所の月の平均給料は8万円です。
作業内容は誰にでもできることが多く、難しいことを要求されることはないです。
ただ、専門的な知識(IT系)や肉体労働の現場もあるので吟味しなければなりません。

親がいなくなった後の引きこもりの精神のケア

親がいなくなった後、引きこもり状態を解決する手段を模索する前に、しなければならないことがあります。
それは引きこもりのメンタルケアです。

軽度や短期の引きこもりであれば、立ち直るのにさほど時間はかからないと思います。
しかし、長期引きこもりの場合、引きこもりをいきなり脱出してもメンタルが追いつきません。
今まで社会的接点がなかったのに、急に社会復帰しても精神が辛すぎます。

逆に引きこもりの頃よりも悪化して、最悪な選択をしてしまう可能性もあります。
そうならないように、メンタルサポートが必要だと思います。

精神科や心療内科に通う、お悩みを聞いてくれる相談機関、市役所に頼るなど。
一人で思い悩むのは絶対に避けたほうがいいです。

また何かしらの趣味や楽しみを見つけ、ストレス解消、現実逃避で精神の安定化をはかりましょう。

まとめ:親のいなくなった後の引きこもり

引きこもりが自力で脱出することはほぼ無理です。
自分で引きこもりが解決できるなら、引きこもりではないです。
さらに支援してくれていた親がいなくなったら絶望的です。
しかし、逆に引きこもりを解決する転機ともいえます。

人間を動かす原動力の1つとして「危機感」あげられます。
現状を絶対に変えなければならない状況に置かれたとき、強制的に行動します。
人間の脳は不思議なもので、極限状態に置かれるとあらゆる選択肢を考え、自分なりに行動してしまうのです。

ただ、長期引きこもりの場合、本当に難しい。
私自身がそうなのでわかるのですが、メンタルが壊れすぎている。
現実的に親がいなくなったあと行動しようとしても、気持ちが追いつかない。
他者との接点を本当に持ちたくない。
自己肯定感の異常な欠如、人として最底辺な状態を見られるのが怖い。

それでも親がいなくなれば何とかしなければならない。
変化を受けいれて行動しなければならない。
どうなるかは、その時の状態になってみないとわかりません。

引きこもりが親のいなくなった後の取るべき選択肢は「他の人に相談する」がマストです。
自分一人で解決できればいいのですが、大多数の引きこもりには無理だと思います。
まずは市役所や専門機関相談し、今後とるべき行動の指標を決めましょう。
何もしない選択肢は存在しないので、何かしら行動して解決策を模索しなければなりません。

ただメンタルが追いつかない。
解決するまでは、不安な気持ちや辛い思いをし続けると思います。
その為に、心療内科や自分なりの現実逃避方法、楽しみを見つけ、情緒の安定化を図ってください。

私の親もすでに80を超えているので、いつ引きこもり状態が崩壊するかわかりません。
その時の為に、今から気持ちのもちようと行動を考えておきたいとは思います。

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