今回は、アスペルガーの4つの性格タイプである「受動型アスペルガー」について考えていきたいと思います。
発達障害のASD(アスペルガー)と言っても、人によって性格のタイプは違います。
それぞれ、「受動型」「孤立型」「積極奇異型」「大仰型」と別れています。
(これらのASDの性格タイプは公式の診断基準には含まれていないです)
受動型アスペルガーとは、人と関わることに消極的なタイプです。
他人との交流に興味が薄く、自分の世界に引きこもりやすいです。
でも、それは人と仲良くしたくないわけではなく、どうやってコミュニケーションをとればいいか分からないからです。
受動型アスペルガーの人は、周囲の人からの声かけや支援に対しては素直に反応することができます。
ASDの人は、受動型アスペルガーが多いと思います。
ASDのコミュニケーション能力や社会性の低さの特性によって、受動型の性格になりやすいからです。
また、対人関係が上手くいかず、受動型に変化していく傾向があります。
私自身も、子供の頃は違うタイプでした。
しかし、人生において様々な苦難に遭遇し、受動型と孤立型の性格へ変化していきました。
私は自分が受動型と孤立型の性格であることを、あらためて自己診断プログラムで確認しました。
このプログラムは、私が作成したものです。
発達障害のASDの4つの性格タイプを診断する公的なテストはありません。
しかし、個々のASDを持つ人々の理解を深める一つの視点として、「受動型アスペルガー」を診断するプログラムを作成しました。
ただし、大切なのは、これはあくまで自己理解を深めるための一つの手段であり、専門家による診断に代わるものではないということです。
自己診断の結果が気になる方は、専門家に相談することをおすすめします。
受動型アスペルガーかどうかを診断するセルフチェックテスト
このセルフチェックテストは、受動型アスペルガーの傾向を自己評価するためのものです。
各質問に対して、あなたがどれだけその状況にあてはまるかを選択してください。
全ての質問に答えた後、スコアに基づいてあなたの受動型アスペルガーの傾向に関する結果が表示されます。
このテストの結果は、専門的な診断を置き換えるものではなく、自己理解のための一歩としてご利用ください。
受動型アスペルガーの4つの主な特徴・見分け方
受動型アスペルガーの人は、以下の4つの主な特徴を持っています。
これらの特徴は、受動型アスペルガーの人の行動や思考に影響を与えています。
受動型アスペルガーの人を見分けるためには、これらの特徴に注目してみるといいでしょう。
集団の中では人とかかわりを持つが、自らは動かない
受動型アスペルガーの人は、集団の中では人とかかわりを持つことができます。
しかし、自らは動かないことが多いです。
例えば、クラスや職場で、誰かが話しかけてくれたり、誘ってくれたりしたら、応じることはできます。
でも、自分から話しかけたり、誘ったりすることはほとんどありません。
誘われれば素直に従うが、自己主張や意見は少ない
受動型アスペルガーの人は、誘われれば素直に従うことができます。
しかし、自己主張や意見は少ないです。
例を挙げると、友達や同僚と食事に行くとき、どこに行きたいかや何を食べたいかを言うことはほとんどありません。
また、自分の考えや感想を話すこともあまりしません。受動型アスペルガーの人は、自分の気持ちや思いを言葉にすることが苦手だからです。
他人に迷惑をかけたり、反対されたりすることを避けたいという気持ちが強いのです。
他者に流されやすく、悪いことに加担してしまうこともある
受動型アスペルガーの人は、他者に流されやすいです。
自分の意志や判断が弱いため、周囲の人の影響を受けやすいです。
例えば、友達や同僚がやっていることについていくことが多いです。
また、悪いことに加担してしまうこともあります。
例えば、いじめや嘘つきに加担したり、不正や犯罪に関与したりすることがあります。
受動型アスペルガーの人は、自分の行動の結果や責任を考えることができないからです。
また、他人に受け入れられたいという気持ちもあります。
ストレスを感じていても、それを表現できない
受動型アスペルガーの人は、ストレスを感じていても、それを表現できないです。
例えば、学校や仕事でのプレッシャーや、家庭や恋愛でのトラブルなど、様々なストレスがあると思います。
しかし、受動型アスペルガーの人は、自分の感情を表現することが苦手だからです。
他人に相談したり、助けを求めたりすることもできません。
自分の問題を解決する方法を知らないからです。
また、他人に迷惑をかけたり、理解されないという恐れもあります。
以上が、受動型アスペルガーの4つの主な特徴・見分け方です。
あなたは、これらの特徴に当てはまると感じましたか?
もしそうなら、受動型アスペルガーの可能性があります。
しかし、これはあくまで一般的な傾向であり、個人差があります。
受動型アスペルガーの診断は、専門家による検査や面接が必要です。
自己診断の結果が気になる方は、専門家に相談することをおすすめします。
受動型アスペルガーの長所と短所
受動型アスペルガーの人は、以下のような長所と短所を持っています。
これらの長所と短所は、受動型アスペルガーの人の生活や人間関係に影響を与えています。
受動型アスペルガーの人は、自分の長所と短所を知ることで、自分の強みを活かしたり、自分の弱みを克服したりすることができます。
長所:交流自体は可能で、他者との摩擦は少ない
受動型アスペルガーの人の長所の一つは、交流自体は可能で、他人との対立やトラブルは少ないということです。
受動型アスペルガーの人は、人との関わりに消極的ですが、それは自分から積極的に動かないだけで、他人との交流には拒否的ではありません。
誰かが話しかけてくれたり、誘ってくれたりしたら、応じることができます。
また、自己主張や意見が少ないため、他人との意見の衝突や争いが起こりにくいです。
短所:自己表現が苦手で、悪意に害されやすい
受動型アスペルガーの人の短所の一つは、自己表現が苦手で、悪意に害されやすいということです。受動型アスペルガーの人は、自分の気持ちや思いを言葉にすることができません。
また、自分の意志や判断が弱いため、他人に流されやすいです。
その為、他人に利用されたり、いじめられたり、傷つけられたりする可能性が高いです。
まとめ
この記事では、受動型アスペルガーについて、特徴や見分け方、自己診断プログラム、長所と短所について、わかりやすく説明しました。
私自身が今現在、受動型アスペルガーであり、上記の内容の90%以上もしくは99%もろに当てはまっています。
付け加えるなら、過去の酷い経験から自己肯定感が異常に欠如しており、人が怖くなってしまったということです。
全ては発達障害のASDのコミュ問題や社会性の無さが影響してます。
どちらにしても、主体性が全くなく、相手や環境に影響されすぎてしまいます。
自分という存在が物凄く希薄であり、自己がほぼ無い気がします。
この状況を変えるには、他者の評価や意見を気にせず、自分を強くもつ必要があると思います。
難しいですが。