日常生活や会社において「自分が普通ではない」と気づいたら、発達障害なのでは?と疑う必要があります。
大人の発達障害は放置していると、自他ともに不幸になる可能性が高いからです。

生きづらさを感じたら、すぐに発達障害(自閉症アスペルガーASD、ADHD、LD)の検査をするべきです。
自分の発達障害の特性を認知し、自己分析をすることが本当に大切です。
何が出来ないのか、何が得意なのか明確に理解し、今後の人生の方針を決める必要があります。

では、大人の発達障害はどこで診断、検査ができるのでしょうか。

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大人の発達障害の検査や相談・診断が無料でできる機関や場所

発達障害の相談は無料で行うことが可能です。
ですが、発達障害の検査や診断は残念ながら無料ではできません。
心療内科精神科などの専門機関で、有料の検査が必要です。

発達障害の相談は、公的機関と民間機関があります。

公的機関では、発達障害者支援センター、精神保健福祉センターが発達障害の相談を無料でできます。

発達障害者支援センターはその名の通り、発達障害についての専門的なサポート支援、相談を行っております。
発達障害に詳しい専門家が無料で相談にのってくれます。

大人になって自分が発達障害かも?と思ったら、まず発達障害者支援センターに相談することをおすすめします。

精神保健福祉センターは、精神の問題全般の相談を受け付けています。
メンタルの問題や心の健康についてのアドバイス、発達障害についてのご相談ができます。

しかし、発達障害についての専門的な相談は難しいと思われます。
心の問題全般についてのご相談機関であり、地域によって発達障害について詳しくない職員もいる可能性があります。

公的機関で無料で大人の発達障害を相談するのであれば、発達障害者支援センターに一度お問い合わせをした方がいいです。
発達障害以外にメンタルの問題を抱えていたり、心の健康について相談したい場合は、精神保健福祉センターを訪ねてみてください。

発達障害の相談できる民間機関について

発達障害を民間機関に相談することはお勧めしません。
無料で行ってくれるところもありますが、20分までだったり、何かしらの制限があります。

また、個人情報の面から、私はお勧めしません。
発達障害者支援センターは秘密も守られています。

私も過去に何度か無料で民間の場所に相談したことがありますが、何も解決はしませんでした。
ただ、話を聞いてくれただけです。
発達障害の具体的なアドバイスや今後の行動方針を考えるのであれば、公的機関が確実だと思います。

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大人の発達障害を電話で相談

自分の発達障害の可能性に気づいたら、まずは電話で相談、公的機関に予約をする必要があります。
もちろん直接、心療内科、精神科に電話して検査の予約してもいいと思います。
私も自分の発達障害に気づいて、直接心療内科に検査の予約をしました。

発達障害者支援センター、全国の精神保健福祉センターのどちらも電話での相談を受け付けております。

発達障害者支援センター 一覧

全国の精神保健福祉センター

発達障害の相談を電話のみでは難しいと思います。
軽く聞きたいのであればいいのですが、詳しく相談したいのであれば、直接最寄りの発達障害者支援センターを訪ねてみる方がいいと思います。

時間がない、めんどくさい、発達障害かどうか確信を持ちたいのであれば、心療内科、精神科に電話予約し、検査をすることをお勧めします。

地域によって違いますが、大人の発達障害の検査の予約は1ヶ月待ちもあるので、心配なのであれば、先に発達障害者支援センターに相談してみるのもいいと思います。

発達障害とは少し違いますが、似たようなメンタルの問題の公的相談機関もあります。

こころの健康相談統一ダイヤル 一覧

通話料はかかりますが、メンタルの問題についてのご相談ができます。

発達障害もそうですが、その他にメンタルの問題を抱えているのであれば、市役所の福祉課が確実です。
お近くの地域の市役所の福祉課に電話して、発達障害の問題、個人抱えている心の状態を相談してみてください。
職員が適切な相談場所、機関を教えてくれます。

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インターネットで簡単にセルフチェック

個人的に発達障害の症状はわかりやすく、インターネットのセルフチェックで簡単に判明すると思っています。
発達障害の特性は、大人でも子供の頃に同じような問題を抱えており、わかりやすいのです。

ASDの場合は大雑把に、コミュニケーションが難しい、興味・関心の限定。
ADHDは、集中できない、不注意が多い。
LDは、特定の学習が苦手、出来ない、字が下手など。
五感の感覚過敏、もしくは鈍感。

明らかに普通の人とは違う状態です。
普段の生活、社会において定型発達の人と同じようにできない、わかりやすい状態が発達障害です。

インターネット上で発達障害をセルフチェックできるサイトをご紹介します。

大人の発達障害ナビ 武田薬品

発達障害セルフチェック

ADHD診断テスト

私は心療内科でASDと既に判明していますが、セルフチェックをしてみました。
結果は、ASDの可能性が高く、ADHDは低いと出ました。

私自身は重度のASDだと思っており、ADHD要素も多少あると思います。
インターネットのセルフチェックの結果は妥当だと感じました。

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まとめ

発達障害の相談や疑惑の相談などは、公的機関で無料で行うことができます。
しかし、大人の発達障害を無料で検査、診断を確定させてくれる場所・機関はありません。

大人の発達障害を明確に判明、断定させるには、心療内科、精神科での心理テスト、知能テスト、家族や過去の問診などが必要となります。

自分が発達障害かもと思ったら、まずはインターネットでセルフチェックをしてみることをお勧めします。

次に、発達障害者支援センターに電話して相談、予約をして直接訪問する。
もしくは、市役所の福祉課に電話、直接訪ねて相談する。

発達障害の相談の過程、時間を省きたいなら、心療内科、もしくは精神科に直接電話し、発達障害の検査の予約をします。

発達障害の症状はわかりやすく、判明しやすいと思います。
しかし、軽度発達障害のグレーゾーンの場合、発達障害ではないと診断されるケースもあります。

ただ、普通の人よりもちょっとだけ生きずらい状態。
発達障害の症状が多少みられるけど、定型発達扱いされてしまう。
この状態がサポートや理解が無く、一番辛いと思います。

発達障害であれば、障害者手帳を取得して、障害者雇用を検討できます。
ただ、給料は安くなりますし、出世も難しいです。

発達障害を隠して働いている人もいます。

ただ、自分が発達障害かもしれないと思ったら、検査をするべきです。
発達障害によって自分が何が苦手で、何が得意なのか明確に判明するからです。

発達障害の人にとって、自己分析は必須です。
普通の人と何が違い、何が出来ないのか、わかっているだけで行動、心の持ちようが全く違うからです。

自分が発達障害なのではないかと疑ったら、すぐに行動することをお勧めします。
発達障害の放置は、その後の人生やメンタルに多大な悪影響を及ぼしてしまいます。

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