私は広汎性発達障害(ASD)であり、姉が2人います。
既に2人も結婚しています。
2人の姉はどちらも健常者(定型発達)であり、私だけ発達障害が遺伝しました。

父親が明らかな発達障害(ASD)であり、母親はADHDのグレーゾーンですが健常者です。
性別によって発達障害が遺伝したのか、もしくは高齢出産の影響なのかはわかりません。

一番上の姉とは7~8歳離れていたと思います。
次女は2歳年上。
私が生まれた時は父親が40歳を超えており、母親も34歳くらいの時。
父親がアル中、ヘビースモーカーなど脳にダメージを与える不衛生なことばかりしていたので、私の時に発達障害の確率がUPしたのだと思います。

私が子供の頃(1980年代)は、発達障害の存在自体がほぼありませんでした。
私は大人になって発達障害が判明しました。
自分(私)が発達障害と知らずに姉と暮らしていたわけです。

子供の頃の様子を今振り返ると、発達障害が原因で姉に迷惑をかけてしまっていたと感じます。
また、2人も結婚していますが、今でも発達障害の私の存在自体が迷惑になっていると思います。

発達障害は兄弟に一人でもいると大変です。
問題行動を起こす、サポートしなければならない、気がすり減る生活になってしまうなど。
親も大変ですが、健常者側の兄弟も辛いと思います。

先ほど「発達障害 兄弟」で検索していたら「兄の発達障害を恋人に言う?」という記事がありました。
読んでいて発達障害当事者としては、迷惑な存在で本当に申し訳ない気持ちになってしまいました。

今日のブログのテーマはこの記事を読んで決めました。
感想を交えながら自分のことを書いていきたいと思います。

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発達障害の弟や兄を持つ姉、妹の苦悩

先ほど読んだ記事内では、兄が発達障害であり、妹が彼氏にそのことを言うかどうか葛藤しているというものでした。
前にお付き合いしていた男性が、障害を持つ人に対して蔑む、差別するような人でした。
発達障害の兄のことを思い、すぐに別れたそうです。

次にお付き合いした人は兄の障害を話したそうですが、別れたようです。
そして現在の彼氏にはまだ打ち明けていない。
「負担になってしまう」
「一緒に背負ってくれるかどうか」
と葛藤されていました。

さらに「家族の一員として責任放棄はできない」。
「親がいなくなった時、兄の世話はどうしよう」など。
常に兄を気にしており、将来への不安を抱えていました。

この記事を読んで、どれだけいい人なんだろうと思いました。
責任感が強すぎる。
普通の考えの人でもある程度は気にすると思います。
しかし、自分の幸せを考えたら、発達障害の兄弟とは距離を置く、放置など、なるべく関わらないようにすると思います。

私も発達障害の当事者として迷惑をかけたくないので、いない存在として扱ってほしいです。

そうはいっても、発達障害が兄弟にいるという事実だけでも迷惑になってしまう。
将来的に何かしらの問題を起こす可能性があると思われてしまう。
交際相手が健常者(定型発達)であっても、発達障害の兄弟がいる為、遺伝的に発達障害の子供が生まれてきてしまうんじゃないか。

発達障害の兄弟がいるだけで、普通ではないと考えられてしまうのです。
普通から外れると世間から良くも悪くも奇異の目でみられる。
いや発達障害は様々な問題から、どう考えても底辺、差別意識はなくても無意識に見下される。

普通(定型発達)では考えられない様々な苦悩があり、自他ともに不幸になってしまう存在なのです。

記事内での女性の方は、同じような問題を抱える自助会に参加し、心が救われたそうです。

私の場合、私が発達障害と判明したのが姉の結婚後15年以上経っていました。
ですので、記事のような葛藤はなかったと思います。
しかし、明らかに発達障害による問題児であり、結婚する前までは弟(私)のことを話せなかったんじゃないかと思います。

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発達障害の兄弟に対する健常者側の接し方・特徴

健常者側は、発達障害の兄弟に対して普通ではない状況、感情に支配されます。
普通の兄弟仲と違い、発達障害による解決が難しい問題が起こるからです。

発達障害の子どもには、発達障害の症状に対する理解と受容が必要です。
しかし、子供の頃に兄弟に発達障害の理解を求めるのはほぼ無理。
健常者側としては困ったり、ストレスが溜まってしまいます。
最終的に兄弟仲は不仲、もしくは無関心状態に陥ることが多いです。

私が子供の頃は発達障害と判明しておらず、姉は接し方に苦労したと思います。
それでも兄弟仲は悪くなかったと思います。
喧嘩もほぼ無かったです。

しかし、今振り返ると明らかに避けられていた。
私の言動や行動が明らかに異常であり、関わりたくない存在になっていたと思う。

小さい頃、姉の近所の友達のおままごとに参加させてもらった記憶があります。
ですが、その時に空気が読めない行動をしてしまい、それ以降、呼んでもらえなくなりました。

姉の友達の家で遊んでいた時でした。
家族ごっこみたいな感じで、姉の友達のおやつを夕食プレイで出されました。
私はおいしかったのか、おかわりを要求しました。
姉の友達が気を使わせて自分の分もくれました。
空気が読めない私は、またおかわりと言ってしまいました。
姉の友達は困ってしまい、「この子ごはんちゃんと食べさせてるの?」と姉に聞きました。
姉は恥ずかしくなったのか、その場で下を向いていました。
それ以降、姉の友達と私が接触することはなくなりました。

他にもいろいろと姉にとって異常だと思われる言動をしていたと思います。
結果、小学生の高学年になるあたりから避けられていたと感じます。
中学生の頃はもう無関心、会話もほとんどなかったです。

今思うと明らかに普通ではない私が、どれだけ姉の負担になっていたのか。
考えると悲しい気持ちになります。

発達障害の兄弟を持つ、健常者側の接し方の特徴を考えてみます。

身内をサポートしなければならない気持ち

兄弟という存在は他人とは違い、良くも悪くも絆があります。
兄弟が発達障害の場合、普通のことができない、困っている状況をよく目にします。
健常者側が慰めたり、理解をしてあげる気持ちが大切だと思います。

不幸にならないようにする

記事内でも書かれていましたが、発達障害の兄の存在が妹にとって負担になりすぎていました。
兄の為に自分の欲求や希望を犠牲にして思い悩んでいました。
兄弟に発達障害がいても、自己犠牲の精神を持たず、自分の幸せを第一に考える。
自分の負担にならない程度の接し方、サポートをする。

私自身も自分のせいで兄弟が不幸になるのが耐えられない。
放置、いないものとして扱ってほしいと思っています。

まとめ:健常者側の発達障害の兄弟に対する接し方

発達障害を兄弟に持つ健常者側は大変です。
普通ではない状況に置かれ、育つ環境、将来においてマイナスになるからです。

一般的に発達障害の人に対する接し方も難しいのに、それが兄弟となれば一生の問題となってしまう。
発達障害の存在自体が自他ともに辛い、迷惑をかける存在です。

私の姉の場合、子供の頃も今もほぼ無関心、接触もあまりありません。
私自身が発達障害の基地外であり、接し方が難しいから。

コミュニケーションが取れず、変なことを言ってしまう。
兄弟であっても必要最低限のこと以外、会話や接触をしたくないと思っています。

そもそも22年以上の長期引きこもり状態であり、発達障害に関係なく存在自体がゴミ。
姉に対して多大な迷惑をかけている存在だとは認識しています。

姉の結婚相手に対しても申し訳ないし、まったく会っていない。
会えるはずがない。

普通の兄弟であれば、自然な義弟関係になり交流が築けます。
しかし、長期引きこもり、発達障害の影響でそれができない。
姉に対して本当に申し訳ないです。

発達障害の兄弟をもつ健常者側の接し方は難しいと思います。
幼年期から大人になるまで様々な迷惑をかけてしまうから。
普通ではない状況にどう接したらいいのか。

結論として、健常者側は自分の幸せを第一に考える。
発達障害側は、なるべく迷惑な存在にならないように心がけるしかないと思います。

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