引きこもりは、精神的な苦痛だけでなく、身体的な健康にも大きな悪影響を与えます。
生活リズムの乱れ、運動不足、食生活の乱れ、目の疲労など、体を傷つける要因がたくさんあります。

引きこもりの人は、体に異常があっても、病院に行くことができません。
外に出るのが怖い、病院で引きこもりとバレて恥ずかしい、お金がないなどの理由があります。

そのまま放っておくと、病気が悪化して、体が耐えられなくなることもあります。

私も22年以上引きこもっていて、体にいろいろな問題があります。
目の網膜に穴が開いたり、頭の骨がずれたり、腰が痛くなったりしています。

最近では、左手がしびれたり痛んだりすることがあります。
調べてみると、糖尿病や脳神経の障害の可能性があると言われました。

ストレスや不健康な食事のせいで、チョコレートや飴をたくさん食べてしまいました。
具体的には、1日に5~6個の飴を舐めたり、小さなチョコを3つくらい食べたりしていました。
しかも夜中にです。

毎日少しは筋トレをしていますが、運動はほとんどしていません。
寝る以外はパソコンの前に座ってばかりです。
動かないから、運動不足です。
もしかしたら、糖尿病になってしまったのかもしれません。
でも、病院には行けません。

とりあえず、11月半ばに甲状腺機能亢進症の検査を受ける予定です。
そこで血液検査をしてもらえるので、血糖値もチェックしてもらいます。
それまで、左手のしびれや痛みは我慢します。
心は不安でいっぱいです。

引きこもりは、うつ病や不安障害、統合失調症などの心の病気になりやすいことはよく知られています。
しかし、引きこもりが長く続くと、体にも病気を引き起こす危険性があります。

今回は、長期引きこもりが体に与える影響と、それに対する対策についてお話しします。

Sponsored Link

長期引きこもりの体への影響とは

引きこもると、体の機能が低下して、体にさまざまな障害が起こります。

若いときは、免疫力が高くて、病気になりにくく、気づかないで済むことがあります。
しかし、長く引きこもっていると、老化に加えて、運動不足や不衛生な生活などで、病気になりやすくなります。

長期引きこもりが体に引き起こす病気には、次のようなものがあります。

肥満症

引きこもりの人は、外に出ないので、運動不足になります。
また、バランスの悪い食事や間食などで、肥満になりやすいです。
肥満は、体に多くの病気を引き起こすリスクがあります。

肥満によって起こる病気には、糖尿病、心臓病、高血圧、関節痛、痛風、がんなどがあります。
これらの病気は、治りにくく、重篤な場合は命に関わります。

肥満の病気は、体に違和感や痛みを感じることがあるので、気づきやすいです。

骨密度の低下

引きこもりの運動不足や食生活の乱れによって、骨の密度や質が低下します。
骨がもろくなって、骨粗しょう症になったり、骨折しやすくなったりします。

また、姿勢が悪くなって、猫背になったり、転倒しやすくなったりします。

免疫機能の低下

引きこもることで、運動不足やストレスなどで、免疫力が低下します。
免疫力が低下すると、病原菌に感染しやすくなったり、病気や怪我が治りにくくなったりします。

また、ワクチンや予防接種の効果が低くなったり、アレルギーが出やすくなったりすることもあります。

目の病気

引きこもりの人は、パソコンやスマホ、本などで目を酷使します。
また、部屋を暗くして、目に光が入らないようにする人もいます。
これらのことで、目の健康が損なわれます。

私も引きこもって目を酷使し続けたせいで、目の網膜に穴が開いてしまいました。
10年以上前に、レーザー治療を受けましたが、今も目の問題があります。

目が熱くなったり、赤くなったり、痛んだりします。
目薬で少しは良くなりますが、目の網膜や神経が危ない状態です。

でも、眼科には行けません。
以前、眼科で引きこもりだとバレて、馬鹿にされたことがあって恥ずかしいからです。

睡眠障害

引きこもりの人は、家族と顔を合わせたくなくて、昼夜逆転の生活をします。
また、近所の人に気づかれないように、夜にこっそりと活動します。

そのため、眠りたいときに眠れなかったり、昼間に騒音で目が覚めたり、睡眠障害になりやすいです。

睡眠障害は、心や体にさまざまな障害を引き起こします。

心の面では、うつ病や不安障害、統合失調症などの精神疾患のリスクが高まります。

体の面では、肥満や糖尿病、高血圧、心臓病、脳機能の低下などのリスクが高まります。

引きこもりの体の病気に対する対策とは

引きこもりは、心の問題だけでなく、体の問題も抱えています。
病院に行くことができない場合は、自分でできる対策を取る必要があります。

引きこもりの体の病気に対する対策には、次のようなものがあります。

運動をする

運動は、体の機能を高めるだけでなく、心の健康にも良い影響を与えます。
運動することで、血液の循環が良くなり、免疫力が上がります。
また、運動することで、ストレスを発散したり、気分を明るくしたりすることができます。

引きこもりの人は、外に出るのが難しいかもしれませんが、部屋の中でできる運動もあります。
例えば、腕立て伏せや腹筋、スクワットなどの筋トレや、ストレッチやヨガなどの柔軟運動があります。
これらの運動は、道具やスペースが少なくてもできるので、おすすめです。

運動するときは、無理をしないことが大切です。
自分の体力や体調に合わせて、適度な強度と時間を決めましょう。
運動後は、水分補給や休息をしっかりととりましょう。

食生活を改善する

食生活は、体の健康に大きな影響を与えます。 食生活を改善することで、肥満や糖尿病などの病気の予防や改善ができます。 また、食生活を改善することで、栄養バランスが良くなり、体の機能が高まります。

食生活を改善するためには、次のようなことに気をつけましょう。

・野菜や果物、魚や肉、乳製品など、食品の種類や色を多くとる
・揚げ物やスナック菓子、ファストフードなど、油っこいものや甘いものは控える
・食事の時間や量を決めて、規則正しく食べる
・食べ過ぎないように、自分の空腹や満腹を感じる
・水やお茶など、無糖の飲み物を多く飲む
・アルコールやタバコは控える

食生活を改善するときは、急に変えるのではなく、少しずつ変えることが大切です。
自分の好きなものや食べ慣れたものを完全にやめるのは、ストレスになります。
自分のペースで、無理のない範囲で、食生活を改善しましょう。

目を休める

目は、引きこもりの人にとって、大切な器官です。 目を使って、パソコンやスマホ、本などで情報を得たり、楽しみを見つけたりします。 しかし、目を酷使しすぎると、目の病気や疲労を引き起こします。

目を休めるためには、次のようなことに気をつけましょう。

・パソコンやスマホなどの画面を見るときは、明るさやコントラストを調整する
・画面から目を離して、遠くのものを見るなど、目の焦点を変える
・目を閉じたり、目を軽くマッサージしたり、目薬をさしたりする
・部屋を明るくして、目に光が入るようにする
・眼科に定期的に行って、目の検査や治療を受ける

目を休めるときは、自分の目の状態や感覚に合わせて、適切な方法を選びましょう。
目を休めることで、目の健康だけでなく、頭痛や肩こりなどの症状も改善できます。

睡眠をとる

睡眠は、心や体の回復に必要な時間です。 睡眠をとることで、ストレスや疲労を解消したり、免疫力を高めたりすることができます。 また、睡眠をとることで、記憶や学習能力、判断力などの脳機能が向上します。

睡眠をとるためには、次のようなことに気をつけましょう。

・夜は早く寝て、朝は早く起きる
・寝る前には、パソコンやスマホなどの刺激的なものを見ない
・寝る前には、リラックスできる音楽や本などを楽しむ
・寝室は暗くして、静かにして、快適にする
・寝る前には、カフェインやアルコールなどの刺激物を避ける
・寝る前には、水分や食事を控える

睡眠をとるときは、自分の体や心の状態に合わせて、適切な時間や方法を選びましょう。
睡眠をとることで、心や体の健康だけでなく、気分や活力も向上できます。

まとめ

引きこもりは、心の問題だけでなく、体の問題も抱えています。
病院に行くことができない場合は、自分でできる対策を取る必要があります。

引きこもりの体の病気に対する対策には、運動をする、食生活を改善する、目を休める、睡眠をとることで、心や体の健康だけでなく、気分や活力も向上できます。

引きこもりの体の病気を予防するためには、病院に行くのが一番です。

病院に行くことで、正確な診断や治療を受けることができます。

また、病院に行くことで、社会とのつながりや自信を取り戻すことができます。

しかし、病院に行くことができない場合は、自分でできる対策を取る必要があります。

自分でできる対策は、運動をする、食生活を改善する、目を休める、睡眠をとるなどです。

これらの対策は、簡単にできるものではありませんが、少しずつでも続けることが大切です。

引きこもりは、心の問題だけでなく、体の問題も抱えています。

体の問題を放置しておくと、心の問題も悪化してしまいます。

体の問題を解決することで、心の問題も解決に近づくことができるのです。

引きこもりの体の病気に対する対策は、自分のためだけでなく、家族や友人、社会のためでもあります。 自分の体を大切にして、健康になることを目指しましょう。

Sponsored Link