
最近、というかずっとワクワクしていない。
ふと、そんなことを思いました。
毎日ネガティブで、ずっと憂鬱な気分がデフォルト。
嬉しいとか、楽しいとか、幸せとか…そういう感情がほぼ感じなくなってます。
笑顔になったり、笑うような出来事が本当に無いです。
多少はあったと思いますが、それもほんの少し、数分程度で終わってしまうものだったと思います。
例えば、好きなサッカーチームが勝ったり、ポジティブなニュースを見た時などの一時的なもの。
「心の底から笑えるような気持ち」や「体がポカポカするような幸福感」をずっと感じ続けていたい。
これが最近の夢というか、目標です。
その為には、自己肯定感が上がる「何か」が必要だと思っています。
自己肯定感や幸福感は、オキシトシンが深く関わっていると言われています。
しかしASD(自閉スペクトラム症)は、このオキシトシンの分泌量が少ない傾向があり、幸せを感じにくいようです。
先天的にオキシトシンが少ない状態なのか、それとも環境要因や経験の積み重ねによって後天的に分泌が減ってしまうのでしょうか。
一般的には、どちらの可能性もあるようです。
生まれつきオキシトシンの働きが弱い場合もあれば、対人関係のストレスや孤立などの影響から分泌が少なくなる場合もあるとか。
もしオキシトシンをたくさん増やすことができれば、鬱や行動力の無さを改善することができるはず。
そこで引きこもりでも、ワクワクする感情を生み出し、それを毎日、感じ続けられる方法を考えてみたいと思います。
真性ひきこもりが幸せを感じる方法とは
私のような重度の引きこもりの場合、行動範囲が家限定であり、さらに他者との交流も皆無。
そして、絶望の状況下では、わくわくするような出来事が限られてしまいます。
せめてお金があったり、希望があれば、引きこもりでも幸せを感じる方法が増えるのですが。
とりあえず、限られた状況で得る事が出来るかもしれないワクワク感を追求してみたいと思う。
犬動画を見る
真っ先に思いついたのが、「犬動画を見る」です。
私は犬が大好きなので、タイプの犬(ゴールデンレトリバー、ラブラドール、ボーダーコリーに限る)を見ていると幸せな気持ちになります。
でもワクワクとは違いますね。
癒しであり、精神安定剤的な物かもしれません。
幸せホルモン(オキシトシン)を増幅させる、とは少しベクトルが異なっている気がする。
動画でも「ただ眺める」だけだと、心地よさはあってもワクワクまでは届かないことが多いです。
犬動画でワクワクするためにはどうすればいいのでしょうか。
感情移入出来たり、VRでその場にいるような体験をすれば幸せな気持ちが得られると思う。
共感できる感情+没入感があれば、犬動画でも癒しからワクワクに変わる気がする。
でもリアルで犬と触れ合う喜びには全く及ばない。
本物の犬を撫でたり、散歩するなどが一番幸福で満たされると思う。
美味しいものを食べる
好きな食べ物や美味しいものを食べると、その瞬間だけ幸福感が満たされると思う。
また、食べる前のちょっとしたワクワク感が得られるのかもしれない。
でも私は毎日、母親の不味すぎるご飯を食べているので、逆効果となっています。
食後のガムや飴で口直しをしている瞬間だけ、味の絶望の落差から救われた気分になります。
一般的に美味しいものを食べると、脳内でドーパミンやオキシトシン、セロトニンといった幸せホルモンが分泌されやすくなるようです。
特に、自分の好きな食べ物や、少しの贅沢は、食べる前の期待感や幸福感がえられるのです。
引きこもりの場合、外出できない(しないので)美味しい食べ物を手に入れること自体がハードルになっています。
なので、外に出なくても美味しいものが手に入る仕組みを考える必要がある。
基本的に通販が一番だと思う。
amazonだと玄関置きしてくれるし、配達員と顔を合わせる必要もないので、精神的な負担もないです。
希望を見つける
希望があって、やるべきことが見つかって、未来が明るくなる兆しがあれば、ワクワクというかだんだんポジティブになると思う。
引きこもりの場合、ずっと未来の不安感を無意識に感じていて、憂鬱な状態になってしまっています。
私は、ASDの影響で今現在しか考えていない状態なので、将来の絶望感を感知しにくい状況です。
でも、他の人から見ると終わっています。
もし、将来的に世間に顔向けできる状態になれる「希望」が見つかれば、それに向かって頑張れるはず。
しかし、そんな都合のいいものなんて無いです。
引きこもりに必要なのは、未来が明るくなるきっかけだと思います。
それが見つかれば、ワクワクや充実感は自然と湧いてくるはずです。
でも、現実問題としていきなり人生の目標や希望を見つけるのは難しすぎます。
引きこもり当事者が自力で探し出すのは極めて困難なので、そこは国や自治体などが手助けしてくれる制度があるといいのですが。
幸せな感情を感じていないとどうなる?
長年、ワクワクや喜んだり楽しむといった感情を感じていない状況が続くと、どうなってしまうのでしょうか。
私自身の体験としては、感情がなくなってしまい、うつ状態がずっと続いている状態。
ちょっとした楽しみがあっても、嬉しさが半減してしまう。
期待や希望を持ったとしても、大抵裏切られたり、残念な結果に終わる。
なので、失望感を味わわないためにも、最初から期待しないようにする。
こうして感情はますます鈍くなり、日常の色がどんどん薄れていく感覚に陥るのです。
一般的には、幸せな感情を感じない状態が長期間続くと、脳はストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が優位になり、自律神経のバランスが崩れやすくなります。
その結果、睡眠の質が低下したり、免疫力が落ちたり、体調不良が慢性化することもあります。
そして、ポジティブな刺激に反応しづらくなり、孤立感や不安感が増幅して、さらに引きこもりを悪化させてしまうのです。
まとめ
今回は、引きこもりがワクワク感を得る方法について考察してみました。
引きこもりは、普段からネガティブ思考になっているし、幸せやポジティブな感情を感じにくい状態に陥っていると思います。
幸福感が少ないと、行動が難しくなるし、リアルとのつながりも減ってしまい、負のループが続いてしまいます。
そこで、引きこもりでもワクワクや幸せを得て、ポジティブな感情を得る事が必須だと思います。
自分の好きなことを追及したり、楽しいことをし続ければ、多少は得る事が出来ます。
でも、それはあくまで一時的な気晴らしや代替の幸せ程度です。
引きこもりが本当の意味で、心の底から自然にワクワクできる日常を手に入れるためには、自己肯定感を取り戻し一般人並みになる事。
でも、それは当事者が独力で頑張るのは難しい。
なので、国が法改正したり、本気を出して環境を変えてくれたら、なんてどこか他力本願な願いもあります。
今は、目先の小さなこと(好きな事や出来事)に期待や希望を持ち、ちょっとしたワクワク感を意識的に作っています。
ただ、期待しすぎて裏切られないよう、あえて深追いはしないようにしています。