たまに、引きこもりや発達障害の人の情緒について考えることがあります。
普通の人が体験しないような出来事に遭遇したり、人生経験を積み重ねていくと、やはり特異な思考になってしまうのでしょうか。

重度の引きこもり・発達障害の私の場合、今は感情が爆発したり、情緒不安定になることはほぼ無くなった気がします。
子どもの頃は、ある一定の値を超えると、キレてしまったり、自暴自棄になるなど、といったことは稀にありました。

学生の頃は常に虐めやハブられ泣かされ、家では浮気・ゴミ屋敷・貧乏など、ずっと耐える環境だったので、感情的になる贅沢すらなかったのです。
反抗期もありませんでした。

そして引きこもりになるとリアルでの活動が無くなるので、ストレスを受けない環境になりました。
何か刺激あっても、うつ病や薬の影響で感情が低空飛行して、感情の振れ幅が大きくなっても、すぐ勝手に鎮静化してしまう。

しかし、それでも近所の室外機の低周波振動騒音に悩まされていた時は、イライラや不安感で頭がおかしくなっていました。
これは回避しようのない状況だったので仕方がないと思います。

ただ、この低周波問題を限界まで我慢し続けてしまった結果、ストレスが異常にたまり、感情も振り切ってしまいました。
一度感情のボーダーラインを超えると、引きこもりの劣等感とか関係なくなります。

なりふり構わず解決しなければならない。
そして、手紙を出すという行動に出たのです。

でも近所の室外機の低周波振動騒音を我慢し続けてしまったので、すでに重度のトラウマになってしまいました。
ちょっとした重低音が発する音に反応し、心臓の鼓動が早くなり、不安や怒り、混乱を引き起こすなど、情緒がおかしくなります。
ただ、お薬の影響で我慢の限界値が上がり、さらに鎮静化もしてくれるようになりました。

ASDには異常な忍耐力があるとは思います。
でもそれとは別に、やはり人生の経験値によって耐えられる範囲は違ってくるし、情緒の変化にも違いが出てくるのです。

そこで今回は、引きこもり・発達障害の人の感情(情緒)について考察してみたいと思います。

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引きこもりの感情抑揚が低い理由とは

引きこもりの大多数の人は、感情の希薄感が強くある意味、心が穏やかなのではないでしょうか。
引きこもり=現実逃避をし続けている状態だからです。

重度の末期引きこもりの私の場合、自分の状況を完璧に把握してしまうと絶対に病んで、毎日の生活に支障をきたす自信があります。
考えてしまうと細かいところまで追及してしまうASD脳もあり、絶望×∞の思考を延々と繰り返します。

鬱のさらに下の「何か」の精神状態になると予想しています。

だからそうならないように、考えないように無意識に脳や心がブロックしている状態です。
いや、ただ単に頭が悪くて、そこまで考えられていないだけですが。

実際脳内では、以下のようなことが起きています。

危険な感情処理がオーバーフローしました。
正常動作のために「現実感」を制限します。

考えることや感情の抑揚を勝手に制御し、無感情、平たんな状態に押し留めます。
問題意識からそらすためのセーフティーモードを起動します。

このようなことが自己防衛的な何かで無意識に常時発動しているのかも、と思っています。

発達障害の人の感情抑揚が低い原因とは

やはり普通(定型発達)の人より、「気づけない」、「感じづらい」ので、感情の変化も起きにくいのだと思います。
特にASDの人の場合は、自分が原因で問題になっていたり、周囲がおかしくなっていても、感応が低いので何も起こっていない状態となっています。

なのである意味、心の平穏が保たれてはいます。
しかし現実はそう甘くないです。

いつの間にか、周囲から嫌われたり、避けられてしまっている状態となります。
いじめの対象にもなることもあります。

普通の人であれば、途中で気づいてどうにかしようとする。
でもそれと同時にストレスや悩みも抱えることでしょう。

ASDの場合、超えてはいけない線までいかない限り、気づけないし、それまでは平穏な感情を一時的に享受はしています。

でも、この状況に気付いてしまう(嫌でも気づかされる)と、感情が爆発してしまい、取り返しのつかないことになります。
そして突然感情のコントロールが効かなくなり、周囲の人の目が、『やばい人』を見る目に変わるのです。

私がよく体験してきたことです。
そして今更ながら「キレたら負け」という教訓が常に心にあります。

ADHDの人の場合はどうなのでしょうか。
ASDとは別の方向で、感情のコントロールに難しさがあるようです。

感情の起伏が強いけど安定しない。
ADHDの特性から、その場で感じたことに強く反応してしまい、「思ったまま言ってしまう」「イラついたら抑えられない」「嬉しいときだけ妙にハイテンション」など。
そうなると、コントロール不能な状態に陥ります。
脳の自己制御が上手くいかない感覚とでもいうのでしょうか。

でもASDとは違って、ADHDの人の気づきやすさが本当にうらやましいです。
場の空気も読めるし、人の変化にも敏感です。でもそれが逆に、余計な情報まで拾ってしまって、勝手に感情のスイッチにもなってしまうようです。

あとは、ADHDの人は「気づいた瞬間」に行動に出るまでが早いとされています。
ASDのように脳内ループで思考の底に沈んでいくタイプと違って、とりあえず動く。
でもそれが空回りして周囲と衝突したり、突発的な感情爆発に繋がったりするのです。

要するに、ADHDの人の情緒不安定は、反応や気づきの速さからの精神の疲労によるものだと思います。

感情が高ぶる→発言や行動に出る→後悔や反省→でも抑えきれない→また繰り返す。
このループを、本人も「なぜこうなるのか分からない」まま繰り返しているのが特徴かなと。

そして、周囲からの評価が落ちていくたびに、自尊心が削られていく。
最終的に「またやっちゃった自分」に対して怒るか、諦めるか、あるいは自己嫌悪に浸るかの三択。

ASDとADHDは、どちらも感情の扱いが難しいです。
でも方向性が正反対なだけで、直面する感情問題は似たようなものなのです。

まとめ

今回は、引きこもりと発達障害の感情(情緒)の状態について考察してみました。

個人的な理想は、何もかも理解できるIQの高さ、それでいて冷静沈着なEQを持ち合わせている状態です。
とにかく、感情的になったり、キレたりしても何も意味はない、というかマイナスにしかならないのを人生経験で嫌というほど学んできました。

実際、感情的になって行動している人は、良い結果になっていないことが多いです。
人生は論理的に行動した方がいいとは思うのですが、それが難しくしてしまうのが発達障害なのです。

引きこもりに関しても同様で、現実逃避をし続けるマインドになってしまっているので、うまく感情を出せない。
引きこもる年数が長いほど、感情値が低いままだし、直すのも難しくなります。

人生は感情(EQ)の制御と知能(IQ)によって成否が決まっていると思っています。
頭が良くてさらに、感情もうまくコントロールできる。
この2つが高い人ほど、収入が多いし、対人関係も上手くいく。

これを得るには、親ガチャに勝利するしかないです。

そして、発達障害や引きこもり状態では、IQやEQは育ちにくいし、どんどん低下していきます。
当事者が個人で頑張っても、上手くいかないことが多いですから。

なので、発達障害や引きこもりの人は、他の人からの手助けや理解が無いと、あとは運によって人生が左右されてしまうのです。

ただ個人的な経験として、とにかく恥ずかしいという気持ちやネガティブ思考を消して、ふり構わず強気な気持ちを持ち続けて行動すれば、多少はマシな状況になっていた気がします。

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