ゲームをプレイすることは、楽しむためや息抜きなどの目的があると思います。
ストレス解消や平穏な時間を過ごせる影響があるからです。

発達障害の人も同様に、ゲームで遊ぶことで良い影響を受けます。
ゲームをすることで、発達障害の特性に効果を及ぼすこともあるのです。

ですが、逆に発達障害の人にとってゲームが悪影響になることもあります。

今回は、発達障害の人にとってゲームが与える長所や短所を考えていきたいと思います。

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発達障害の子供に及ぼすゲームのメリット・デメリット

発達障害当事者の個人的な意見としては、子供にゲームをさせてはいけないと思います。
外での運動や脳トレ要素のあるゲームは、もちろんメリットしかありません。
この記事のゲームと言うのは、主にテレビゲームのことです。

子供の頃にテレビゲームで遊んでしまうと、それが趣味になってしまい、他のことを疎かになるからです。
特に発達障害の子供は、1度興味を持つと、それに固執してしまいます。
発達障害の子供がプレステやパソコンのゲームにはまってしまうと、過集中やこだわりの特性によって、本当に永遠と遊んでしまうのです。

IQは19歳くらいまで伸びるようですが、9歳くらいまでが一番発達すると言われています。
その頃に、ゲームばかりしていると、本当にバカになってしまい、取り返しのつかないことになるのです。

発達障害の子供にとってのゲームのメリットとは?

発達障害の子供は特性によって、様々なハンデがあります。
そのハンデの問題をゲームをすることで多少改善されることもあるのです。

発達障害の人は脳のアンバランスから、脳の働きが極端であったり、悪いです。
ゲームをすることで普段使いづらい脳の機能を刺激し、物事を考える力が養えたり、記憶力を高められる可能性があります。

ADHDの子供の場合、計画的に物事を進めることが苦手です。
育成シミュレーションゲームやRPGなど、ある程度プランを考えてしなければならないゲームを遊ぶことで、多少学ぶことができるはずです。
また、ゲームは自分の好きな時にできるので、時間の管理や計画性を考える要素として利用できるかもしれません。

ADHDの人は、注意力や集中力が欠如しています。
アクションゲームやリズムゲームなどをプレイすることで、ADHDに不足しているドーパミンが活性化され、やる気や集中力を高める効果があるのです。

発達障害の子供にとってのゲームのデメリットとは?

先ほど述べた通り、ゲームに夢中になりすぎて学校がだるくなる、勉強が出来なくなる、IQが育たないことです。
また、ゲームは基本的に一人でするものが多く、コミュニケーション能力が養われません。
友達や友人が作れない、言語能力が落ちてしまうのです。

発達障害の子供の場合は特に、ゲームに依存してしまう傾向があるので要注意です。
依存してしまう理由は、発達障害のこだわり属性による興味の限定、1つの事に熱中してしまう影響があるからです。
また、発達障害の特性によって、学校での生活が上手くいかず、ゲームに逃げてしまう。
ゲームが心のよりどころになってしまい、依存してしまうので本当に気を付けなくてはならないと思います。

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発達障害の大人がゲームで遊ぶメリットやデメリットとは

基本的に大人の人がゲームを遊ぶことで得られるメリットは、ストレス解消くらいだと思います。
オンラインゲームだと、人との繋がりを多少持てるくらいです。
ゲームを通じてオフ会で知り合い、付き合ったり、結婚といった流れも多少はあります。

発達障害の大人の人が、ゲームをすることで得られるメリットやデメリットは何でしょうか。

発達障害の大人の人にとってゲームのメリットとは?

発達障害の大人は、健常者よりもリアルで辛い目に遭いやすくストレスを多大に抱えてしまいます。
ゲームをすることで、ストレス解消や気分転換になるかもしれません。

特に、発達障害の人は、特定のジャンルに物凄く入れ込みます。
達成感や満足感を得られやすく、現実でのストレスをより軽減しやすいのかもしれないです。

発達障害の人は、コミュニケーションに問題を抱えている人が多いです。
しかしリアルではコミュ障でも、ゲームでは誰でも交流が持てるのです。
ネトゲやオンラインで協力プレイするゲームなどを通じて、気軽に人とコミュニケーションをとることができます。

特に発達障害の人は、ゲームを極めてしまう傾向があるので、ネットゲーム内で一目置かれる存在になります。
ある意味、リアルとは真逆の存在になれるので、幸せな気分を味わえると思います。
でも、その分、多大な時間を浪費しています。
そのオンラインゲームがサービス終了になったら、全てが終わってしまうのです。

発達障害の大人の人にとってゲームのデメリットとは?

発達障害の大人の人にとってゲームは、ある意味してはいけないと思います。
とにかく1つの事に熱中してしまい、他が疎かになるのです。

自分のしなければならないことが出来なくなったり、やるべきことも後回しにしてしまうのです。
発達障害の人はゲームに依存しやすいので、止められず、ゲームが人生の全てになってしまう恐れもあります。

発達障害の大人の人は、現実社会で嫌なことに遭遇しやすくストレスを溜めやすいです。
そしてゲームに現実逃避をしてしまい、引きこもりになる。
人生の目標がゲームになってしまう危険性があるのです。

発達障害の人は、一度はまってしまうとそれだけになってしまいます。
ゲームの場合、長時間同じ姿勢をとってしまい体に悪影響が出る。
視力の低下や睡眠障害、感受性が失われる、脳にダメージが蓄積されるなどもあります。

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運動とゲームが脳に与える影響

「人間は動く動物である」という言葉があります。
「脳を鍛えるには運動しかない」という世界的な神経精神医学の専門家であるジョン J. レイティが記した本の名言です。
人間はもともと外で活動する生き物であり、テレビゲームとは無縁の存在なのです。

この本を要約すると、運動をすることで脳に多大な好影響が生まれるというものです。
ADHDやうつ病、ストレス、そして頭が良くなる効果があります。
ちなみに私もこの本を持っていますが、内容が難しくてあまり理解が出来ていません。
ただ、為にになることが書かれており、かなりのおすすめ本です。
amazonでは2058個の評価があり、評価値も4.4と高得点です。

ゲームが脳に与える影響は、運動では得られないメリット、デメリットがあります。

運動では得られないゲームのメリット

ゲームは、空間認識能力や反応速度、注意力、記憶力などの認知能力を向上させる効果がある研究データがあります
特に、アクションゲームやパズルゲームなどは、脳の前頭前野や海馬などの重要な部位を活性化させる要素があるのです。

また、ゲームは、創造性や想像力を刺激する効果もあります。
特に、オープンワールドやサンドボックスなどの自由度の高いゲームは、プレイヤーの自発的な行動や発想を増幅させるのです。

ネットゲームやオンラインゲームでは、普段日常生活では会うことがない人と出会えます。
遠距離だったり、海外の人だったり、、、。
年齢層の違う人や異性との交流チャンスも生まれます。

運動よりもゲームをするデメリット

ゲームは、身体的な運動不足や生活習慣の乱れを招く可能性があります。
特に、長時間のゲームは、筋肉の衰えや肥満、糖尿病、心臓病、視力の悪化などのリスクを高めてしまいます。

また、精神的な依存や障害を引き起こす可能性があります。
特に、中毒的なゲームは、現実逃避や自己肯定感の低下、うつ病や不安障害などの問題を引き起こします。
運動とは真逆の脳の影響となるのです。

ネトゲやオンラインゲームばかりしていると、リアルが疎かになり、社会的な孤立や対人関係の悪化を招く可能性があります。

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まとめ

発達障害の人にとって、ゲームはある意味「毒」であるといえます。
とにかく、一度はまってしまうと永遠とそればかりしてしまうので、他のことが疎かになってしまうからでs。

子供の頃は、ゲームが楽しすぎて学校がつまらなくなったり、行きたくなくなってしまう。
対人関係が養われないので、友達が作れなくなる。
IQが育てられず、知能が低い大人になってしまう。

少し例えは異なりますが、アップルコンピューターの創設者の一人であるスティーブ・ジョブズは、子供にスマホの利用を制限・禁止していました。
依存や時間の浪費、創造性が養われないなど、デジタル機器が子供の脳に及ぼす影響を考えてのことだそうです。

そもそも人間の本質が体を動かす為の動物だということです。
ゲームは人間の成長において、不必要な物であり、むしろ悪影響になってしまうのです。

発達障害の人は、脳の特性によりゲーム依存になりやすいです。
ゲームが頭の大部分を占めてしまい、生活の全てになってしまうこともあります。

ただ、発達障害の人にとってゲームの全てが悪というわけではありません。
普段できないオンラインゲームを通じた人との交流であったり、達成感による満足度やストレス解消など。

適度にゲームを遊ぶのであれば、メリットになると思います。
1度熱中してしまうとそれだけになってしまう発達障害の特性がデメリットに直結してしまっているのです。

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