先日申請していた、
精神障害者保健福祉手帳の結果が
昨日返ってきました。

結果は2級となりました。

私は15年以上の長期引きこもりであり、
3年前くらいに広汎性発達障害と
診断されています。

また、ひきこもりと発達障害の影響による
鬱や不安障害、対人恐怖症など
様々な2次的問題も抱えています。

ただ精神障害者保健福祉手帳の等級の
判定基準である、「活動制限」は
微妙だったので、3級かもしれないと
思っていました。

精神障害者保健福祉手帳の等級の判定は、
精神疾患と活動制限が主な基準です。

精神疾患では、引きこもりや発達障害、
その他の2次的問題は
2級相当に該当すると思われます。

活動制限については、
日常生活においては普通の人以下ではあるけど
ある程度は行動できると感じています。

社会生活においては、まったくできません。
コミュニケーションも全く取れないレベルです。

3級レベルではないけれど、
2級にするには微妙なラインだと
個人的には思っていました。

精神障害者保健福祉手帳の等級を判定する人は、
主に医師の診断書を頼りに判断すると
思われます。

医師が書いてくれた私の診断書では、
活動制限の質問項目において、
4段階の中でほぼ中間に
チェックがついていました。

ただやはり、引きこもり歴と
発達障害による生活上の問題点が大きく、
2級相当になったのだと思います。

では、引きこもりや発達障害は、
精神障害者保健福祉手帳の等級の
2級と3級の判定基準にどの程度の
影響があるのでしょうか。

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引きこもり発達障害の等級判定基準

引きこもりや発達障害の等級判定基準は、
どのように決まるのでしょうか。

政府のHPを見てみると、

精神障害者保健福祉手帳の障害等級の判定は、
(1)精神疾患の存在の確認、
(2)精神疾患(機能障害)の状態の確認、
(3)能力障害(活動制限)の状態の確認、
(4)精神障害の程度の総合判定という順を追って行われる。

なお、判定に際しては、
診断書に記載された精神疾患(機能障害)の
状態及び能力障害(活動制限)の
状態について十分な審査を行い、対応すること。

精神障害者保健福祉手帳の障害等級の判定基準について

となっています。

精神障害者保健福祉手帳の等級判定基準は、
精神疾患の状態(内容)、
日常生活や社会生活において
どれくらいの活動制限があるかが主です。

引きこもりや発達障害の等級判定基準は、
日常生活においての制限が
どれくらいあるのかが鍵だと思います。

1級の判定基準は、ほぼできない。
2級の判定基準は、援助なしにはできない。
3級の判定基準は、援助を必要とする。

医師の診断書による活動制限項目の
4段階評価で、2~3に該当する
チェックが多ければ
2級判定になるのではないかと思います。

引きこもりの場合は、
対人恐怖症、社会生活の困難、
日常生活における援助の必要性が
4段階中2~3に該当すると思います。

発達障害の場合は、
適切な食事摂取、清潔感、金銭管理、
他人との意思疎通など、
症状によって2級相当の困難さがあります。

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まとめ

引きこもりと発達障害の組み合わせは、
日常生活や社会生活において
多大な困難さがあります。

その為、精神障害者保健福祉手帳の
等級判定では2級に該当する項目に
チェックが入りやすくなり、
2級相当になるのだと思います。

発達障害の人の場合は、
普通に働いていたり、
学校に通えるなどの状態だと
援助を必要とする」基準になり、
3級判定になりやすいのではないかと
思います。

引きこもりの人の場合は、
鬱や統合失調症など、
その他の2次障害を抱えている
人が多いです。

その症状が日常生活において
どの程度の援助を必要とするかが
判断基準になります。

全ては医師の診断書類によって
決まります。

療育手帳では、
専門の機関でさまざまな聞きとりや
テストなど、複雑さがあります。

しかし、精神障害者保健福祉手帳は
医師の診断書頼りというのが
いまいちよくわかりません。

療育手帳と精神障害者保健福祉手帳の
メリットはほぼ変わりません。

発達障害の療育手帳は大人になってから取れる?メリットは?

療育手帳は大人でも取得することが
できますが、ほとんどは成人未満の子供が
対象です。

現在、特別支援学級や通級指導教室が
大変混雑しているようです。

そのため、発達障害であっても、
症状の程度によって普通学級に
振り分けられてしまうそうです。

その為、症状の程度を測るために
療育手帳の等級判定は複雑なのでしょうか。

現在は発達障害の認知の広がりとともに、
診断する医療機関が大変混雑しています。

大人の発達障害を診察する医療機関が少なく、
3ヶ月以上待たされるようです。

大人の精神障害者保健福祉手帳の判定の場合も、
一人ひとりテストしたり症状の有無を確認
する余裕はなく、医師任せになるのは
仕方がないのかもしれません。

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