引きこもり・うつ病でもできた!人生を変えた1時間の日光浴!

ここ最近ずっと、やる気も気力も起きず、気分はどんよりしていました。
何ヶ月も太陽の光を浴びていないからかもしれない。

でも昨日、奇跡的に「日光を浴びられるチャンス」が巡ってきました。

右隣の家は静か。いつものクラシック音楽も聞こえない。
後ろの家の窓も閉まっている。
斜め右上の家は昼間はいつもいない(と思う)。

私のように「近所の視線が何よりも怖い人間」にとって、これほどのチャンスはなかなかないです。

起きたのは13時。空は晴れ。
今しかない!」とASD特有の即決脳で日光浴を決行。

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ベランダで光合成。布団とバスタオルで自作サンルーム

私の家の中で唯一、太陽の光が当たる場所、それがベランダ。
しかし、ここも日当たりが悪くて、周囲は高い家々に囲まれています。
太陽の光が届くのもほんのわずかしかないです。それでも貴重な光源です。

問題は、ベランダが丸見えなこと
鉄筋の柵しかなく、外からの視線が気になる。

そこで布団やバスタオルを総動員して、簡易カーテンを作成。
どうにかこうにか、外から見えない環境を作り出しました。

最初はTシャツを着ていたけど、どうせ上空から覗かれでもしない限り見えないし、「肌に多く当てた方が効果がある」とどこかで聞いた記憶がある。

なので、上半身裸に。

そのまま固い板の上に寝そべり、うつ伏せになったり仰向けになったり。

とにかく、「これでもか!」というくらい、太陽の光を浴びまくった。

1時間の日光浴で、異次元レベルの心身リセット

正直言って、暇でした。スマホも見ず、やることも無く、ただ太陽に当たってるだけ。

でも、それが終わったあとの感覚が尋常じゃなかった・・。

・体の調子が良い!
・頭がスッキリ!
・気分が軽くなった!
・ネガティブ思考が和らいだ!
・左手のジンジンする謎の痛みが消えた!

全部、たった1時間日光浴しただけ。プラシーボかと思いましたが、明らかに違います。こんなにはっきりとした効果を感じたのは、何年ぶり?というレベルです。

数値化してみた「気分の変化」

自分の気分や脳の状態を、あえて数値で表すとこんな感じです:

状態脳の状態(数値)
通常の健康な人50
鬱の薬を飲んている私(普段)10~20
昨日の日光浴後30~40
セルトラリンを初めて飲んだ日70~80

これを見て分かる通り、薬を飲んでいても底辺レベルだったのが、日光浴で明らかに変わったのです。

太陽の力とは何なのか?セロトニンとビタミンDの関係

改めて「なぜ太陽の光だけでこんなに変わるのか?」ということを考えてみました。

太陽の光には、人間の心や体を整える“見えないチカラ”があるようです。その代表的なものが「セロトニン」と「ビタミンD」。

まずセロトニンは、脳内で分泌される“幸せホルモン”とも呼ばれる物質です。
太陽の光を浴びることで、その分泌が促されます。
これが、気分を安定させたり、前向きな思考をサポートしてくれるわけです。

次にビタミンD。これも紫外線を浴びることで体内で合成されます。免疫機能だけでなく、精神状態にも関与していて、不足するとうつ症状の悪化とも関係があると言われています。

ようするに、長い間太陽を浴びていなかった私の体内では、セロトニンもビタミンDも、枯渇しすぎていたのだと思います。その状態で急に光合成を始めたものだから、体がびっくりして一気に調子を取り戻した——そのような感覚だと実感しました。

そもそも人間は、太陽の光を浴びなければならないと思います。日の出と共に起きて、陽の下で働き、日が沈んだら休む。自然と体のリズムが整う生活。それができない現代、特に引きこもり生活をしていると、そのリズムがめちゃくちゃになります。

なので、意識して「太陽を浴びる」という行為は、想像以上に効果があるのだと思います。

理想は「日光+運動」だけど…それができない現実

今回、久々に太陽を浴びて実感したのは「日光の力は本物だ」ということです。では、さらに効果を高めるにはどうすれば?となると、次に必須なのは「運動」です。

私が感銘を受けた本『脳を鍛えるには運動しかない』著書にも書かれていましたが、運動は脳機能を強化する最強の方法です。うつ病の改善、認知症の予防、発達障害のサポートまで、あらゆる面でポジティブな影響があると言われています。

つまり「太陽の光を浴びながら運動する」——これが理想です。

でも、真性ひきこもりの現実はそんなに甘くない

私のような心の弱さを抱えている人達にとって、外に出ること自体が一苦労です。特に「誰かに見られている」と感じると、一気に心が萎縮してしまいます。近所の視線が怖い。監視されてる気がする。自意識過剰だと言われればそうかもしれないけど、それが現実です。

実際、私の住んでいる場所は高齢者ばかりで、ほぼ全員が家にいる。日中ベランダに立っているだけで「あの人、また何か変なことしてる」と思われていそうで、本当に外に出るのもつらい。

「誰にも見られず日光浴+運動できる場所」が欲しい

こうして日光浴の効果を実感すればするほど、「もっと続けたい」と思うのが人間です。毎日でも太陽を浴びて元気になりたい。でも現実はそれを許してくれない。

理想を言えば——

・人目を気にせず
・誰にも監視されず
・のびのびと日光を浴びて
・静かな場所で軽い運動もできる

そんな場所があれば、どれだけ救われるか。

田舎にぽつんと家があって、広い庭や原っぱがあって、誰にも見られずに過ごせる環境。もしそんな空間が与えられたら、私は今よりもっと心も体も良くなるはず。

贅沢?わがまま?もしかしたらそうかもしれないけど、心が壊れている人間にとっては、生き延びるために必要な環境です。

「ちょっと太陽を浴びて、少し動くだけで、こんなにも楽になる」

それがわかっているのに、実行できない。このギャップが本当に苦しい。

太陽の光は“無料の処方箋”だった

今回の体験でわかったのは、私のように完全に日光を遮断して生活していた人間にとって、太陽の光はまさに“異次元の薬”だったということ。

・引きこもりであること
・うつ病であること
・外に出るのが怖いこと

この三重苦の中にいた私が、たった1時間ベランダで光合成しただけで、まるで脳が再起動したかのように心と体の調子が戻った。

もちろんこれは一時的なものかもしれないし、日常的に日光を浴びている人にとっては「普通のこと」なのかもしれません。

でも、私のように長期間引きこもり、1年で3回程度しか太陽に当たらないような生活をしていた人間にとっては、それだけで人生の質が大きく変わる体験でした。
本当にびっくりするほど。

引きこもり・うつ病の人に伝えたい!まず太陽の光を浴びてみて!

「うつで苦しんでいる人」「引きこもっている人」ほど、太陽の光を意識的に浴びてみて欲しいと強く思いました。

最初の一歩が怖いかもしれません。私もそうでした。でも、自分の部屋の中、ベランダ、カーテン越しでもいい。1日たった10分でも、効果は確実にあると思います。

光合成、本当に侮れない。

心が限界の時、自分の中にある“人間の原始的な仕組み”を信じてみてください。太陽の光には、ちゃんとそれをサポートする力がありました。

これを読んでいる誰か一人でも、太陽の光を浴びて少しでも元気になるきっかけになればうれしいです。

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