引きこもり当事者の立場は本当に苦しいです。
身内、世間、社会的に見てゴミであり、立場においては最底辺です。
本人(私)も自覚しており辛い、親に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
どうにかして抜け出したいけど無理。
様々な問題を抱えており、解決が困難だからです。
引きこもり当事者に対する親や周囲の接し方は難しいです。
引きこもり当事者の立場や気持ちに立って考えなければならないからです。
また引きこもりに対する理解や方法を知らないと、さらに悪化する可能性もあります。
ではどうしたらいいのでしょうか。
引きこもり当事者の理解を深める講演会が洋野町で開かれた記事がありました。
講演会の内容は、引きこもり当事者に寄り添う方法、親の接し方などが話されました。
引きこもりの原因を考え、当事者に対する家族の接し方が書かれていました。
引きこもり当事者として気になったので、感想や解決手法などを書いていきたいと思います。
引きこもり当事者の立場(原因)を考える
引きこもりの立場になってしまう原因は多岐にわたります。
引きこもりになってしまう理由は人それぞれですが、主に「心の問題」、「家族」「対人関係」「発達障害」などがあげられます。
それらの問題から社会不安症や対人恐怖症、自己肯定感の欠如、うつ病が発症し、引きこもりになってしまうのです。
引きこもり当事者の立場や気持ちに寄り添うためにはまず、抱えている問題(原因)を徹底的に把握し、理解する必要があります。
そして当事者が抱えている問題をどのように解決していくのか。
当事者目線で考え、支える方法を見つけなければなりません。
引きこもり当事者の立場としては、どうにかして社会復帰したい気持ちを持ち合わせています。
現状維持をし続ければするほど引きこもりが悪化し、立場がどんどん苦しくなってしまうからです。
しかし、解決方法が自分ではわからない引きこもりが多く、抜け出せない現実があるだけです。
引きこもり自信が奮起して引きこもりを脱出できるなら、それは真の引きこもりではないです。
多くの引きこもりは自分で解決できない問題を抱えており、周囲のサポートが必要です。
周囲の人が引きこもり当事者の立場を理解し、原因を考えて解決する必要があるのです。
引きこもり当事者への接し方
函館市で開催された引きこもりの理解を深める講演会では、親の接し方について話されていました。
その中で、引きこもり当事者に対して絶対に言ってはいけない言葉がありました。
「仕事をして欲しい」というものです。
この言葉は「大事故にあったのに、休まずに仕事をしなさいと言うようなもの」という例えをされていました。
引きこもり当事者の抱えている問題を無視して、とにかく働いて「普通の人間になってほしい」親の気持ちや願望だけです。
むしろ引きこもりを悪化させる、まったく当事者目線に立っていない、間違った接し方です。
引きこもり当事者の立場に立って寄り添うことが大切だと書かれていました。
私自身も長期引きこもりであり、納得のいくお話だとは思いました。
当事者目線で考え、解決するにはどうしたらいいのか。
また、どのように接したらいいのか。
引きこもりを解決するためには大切なことです。
ですが、この問題は本当に難しいと思います。
簡単に解決できる問題なら引きこもり状態に陥ってないからです。
私の場合ですと、解決が困難、絶対に無理な問題がいくつかあります。
発達障害(ASD)はADHDと違い、薬では解決できず一生治りません。
自己肯定感の欠如は子供の頃からの酷い環境が原因であり、治すことがほぼ無理。
変わった苗字のせいで子供の頃からバカにされ、恥ずかしい思いをしてきたため、未だに病院で名前を呼ばれることが苦痛で仕方がない。
軽度知的障害のIQ(全70以下)であり、役立たずのゴミ。
その他身体的、見た目など、様々な問題を抱えています。
私ほど最悪な状態ですと、上手い当事者への接し方はありません。
強制的に何かされるしかないと思っています。
まとめ:引きこもり当事者の立場や気持ちを考える
引きこもり当事者の立場を考え、気持ちに寄り添うには、理解と受容が必要です。
引きこもり当事者の抱えている問題を考え、一緒に解決していく方法を模索していきましょう。
引きこもりの抱えている苦しみを理解し、共感する。
引きこもりに言ってはいけない言葉を言わない。
避難したり、マイナスな言動をしない。
親や身内など個人では引きこもりの当事者の理解が難しいこともあります。
そのため、心療内科や専門機関に通院してアドバイスをもらったり、薬の処方なども積極的に利用するべきです。
ただ、引きこもり当事者(私)としては、放っておいて欲しいと思っています。
いきなり病院へ連れて行ったり、「抜け出すために頑張ろう」など寄り添われても、気持ちが追いつかず、ストレスになるだけです。
引きこもりを改善するには本当に少しずつ前進するしかないと思っています。
急な変化は逆に引きこもりを悪化させます。
その為に必要なのが引きこもりの立場や気持ちの理解です。
親や周囲の人が引きこもりについて考え、当事者の問題や立場を把握し、問題解決を図るべきです。
以前、よくニュースになっていた引きこもりを脱出させる業者がいました。
いきなり引きこもりを強制的に集団生活の中に送り込むというものです。
まったく引きこもり当事者の立場を考えていません。
多大な費用がかかり、無理やり引きこもりをやめさせています。
確かに人間は環境に適応する脳を持ち合わせています。
慣れるには時間がかかりますが、いつの間にか改善することもできる引きこもりの人もいると思います。
しかし、発達障害や普通の人にはないハンデを抱えて引きこもっている人には無理です。
普通ができないから困って引きこもっている。
そのような人を無理やり集団生活の場に放り込んでも、メンタルが悪化するだけでマイナスしか生まない。
人によって引きこもる原因は様々ですので、無理やりや強制的に改善させようとはしてほしくないです。
引きこもりの人の立場に立って考え、気持ちを理解することが、引きこもりを改善させる第一歩なのです。