発達障害の人は、対人関係が苦手だったり、周囲の雑音で気が散ってしまいます。
その為、会社という集団の環境下で、ストレスが溜まったり、能力を発揮できないことがあります。

私も、4カ月しか正社員歴はありませんが、発達障害ASDの影響から仕事どころではありませんでした。
とにかく、人とのコミュニケーションを上手くとることだけに全精力を傾けてしまっていました。
子供の頃から嫌われたり、避けられる、イジメられる状況がずっと続いていたからです。

しかし、1日交流しただけですぐにハブられ、嫌われて独りぼっちになってしまいました。
その結果、4カ月で会社を辞める羽目になってしまったのです。

会社とは、社会人の集まりであり、人の円滑な交流が求められる場です。

発達障害の人の場合、「社会性の欠如」、「コミュニケーション能力の欠如」、「不注意」「多動・衝動性」などの特性から、会社の集団組織に全く向いていないのです。

発達障害の人の一般雇用での離職率は、3ヶ月以内で17.2%、1年以内で37.5%という数値が発表されています。

一般雇用で働く健常者の1年以内の離職率は約10%です。
発達障害の人の離職率は約4倍も高いということになります。

発達障害の人は、自分の適正に合った職場であれば、能力が発揮できて健常者以上の生産性があります。
ですが、その様な運に恵まれている人は稀です。

ほとんどの発達障害の人は、会社という集団に向いていないし、苦労してしまいます。
なので、可能であれば、一人でできるような仕事があればと思うのです。

そこで今回は、発達障害の人が一人でできる仕事を考えていきたいと思います。

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自分に合った一人でできる仕事の見つけ方

発達障害の人は、普通の人のように何でも広く浅く仕事をこなすのは難しいと思います。
発達障害(ASD・ADHD・LD)の特性にって、極端に出来ないことがあるからです。
ですが、逆に、出来ることや得意ないことに対しては、健常者以上の力を持っています。(能力を発揮できる環境の構築は必須)

ですので、自分の長所以外の仕事を極力しないで、得意なことをするべきです。

その為には、「自己分析」が必須なのです。

 

発達障害の人におすすめ!一人でできる仕事

一人でできる仕事と言っても、色々な種類があります。
例えば、インターネットを使って自宅でできる仕事や、外で一人で活動できる仕事などです。

発達障害の人には、自分のペースでできる仕事や、好きなことに集中できる仕事が向いていると思います。
ここでは、発達障害の人におすすめの一人でできる仕事を10個紹介します。

ライター

文章を書く仕事です。
ブログやウェブサイト、雑誌や書籍など、様々な媒体で活躍できます。

自分の得意な分野や興味のあるテーマを選んで書くことができます。
自分の意見や感想を伝えることもできます。
自宅でパソコンやスマホでできるので、時間や場所に縛られません。

発達障害(ADHD)の人は、言葉に対する感性や独創性が高いので、ライターとしての才能を発揮できる可能性が高いです。

ただ、納期や品質に厳しいこともあるので、責任感や効率性も必要です。

データ入力

パソコンで文字や数字などのデータを入力する仕事です。
正確さや速さが求められますが、基本的には一人で黙々と作業できます。

発達障害のある方の中には、細かい作業が得意な方もいます。
データ入力の仕事は、在宅でできるものも多いので、自分の好きな時間や場所で働くことができます。

データ入力の仕事は、在宅ワークのサイトやクラウドソーシングのサイトで見つけることができます。
しかし、注意しなければならないのは、データ入力の仕事は、時給が低い場合が多いことです。
それに、間違いがあるとクライアントに迷惑をかけることになるので、正確さやスピードも重要です。

プログラマー

コンピューターのソフトウェアやアプリを作る仕事です。
インターネットやスマホの普及に伴って、需要が高まっています。
自分のアイデアや創造力を形にすることができます。

コードを書くことに集中できるので、周囲の雑音や人間関係に悩まされません。

発達障害(ASD)の人は、論理的思考や細かい作業が得意なので、プログラマーとしてのスキルを身につけやすいです。

イラストレーター

イラストというのは、パソコンやスマホで絵を描く仕事です。
例えば、キャラクターや風景やロゴなどがあります。

イラストの仕事は、一人で楽しくできるし、自分の感性や個性を表現できるので、発達障害の人に合っているかもしれません。

イラストの仕事は、在宅ワークのサイトやクラウドソーシングのサイトで見つけることができます。
しかし、注意しなければならないのは、イラストの仕事は、画力やデザインセンスが必要な場合が多いことです。
それに、クライアントのイメージやテイストに合わせることもあるので、調整力や応用力も重要です。

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翻訳家

翻訳というのは、パソコンやスマホで言語を変換する仕事です。
例えば、英語や中国語や韓国語などの外国語と日本語の間で文章を変えることがあります。

翻訳の仕事は、一人で静かにできるし、言語に興味がある人に向いているかもしれません。

翻訳の仕事は、在宅ワークのサイトやクラウドソーシングのサイトで見つけることができます。
しかし、注意しなければならないのは、翻訳の仕事は、高い語学力や専門知識が必要な場合が多いことです。
それに、文化やニュアンスにも気をつけなければならないので、研究や工夫も重要です。

デザイナー

物や空間を美しくする仕事です。
ファッションやインテリア、グラフィックやウェブなど、様々な分野で活躍できます。
自分のセンスやアイデアを活かして、魅力的な作品を作ることができます。

カメラマン

写真を撮る仕事です。風景や人物、動物や料理など、様々な被写体で活躍できます。

自分の視点や感動を写真に残すことができます。
外で一人で活動できるので、人間関係に疲れることがありません。

発達障害の人は、細かい観察力や美的感覚が高い人は、カメラマンとしての技術を身につけやすいかもしれません。

ハンドメイド作家

ハンドメイドというのは、パソコンやスマホで手作りの商品を販売する仕事です。
アクセサリーや雑貨や服などを作成します。

ハンドメイドの仕事は、一人で好きなものを作れるし、自分のセンスや技術を見せられるので、発達障害の人に向いているかもしれません。

ハンドメイドの仕事は、ハンドメイドのサイトやSNSで見つけることができます。

しかし、ハンドメイドの仕事は、材料費や送料や手数料などのコストがかかります。
それに、競争やトラブルもあるから、マーケティングや対応力も必要となります。

ユーチューバー

動画を撮ってインターネットに公開する仕事です。
ゲームや料理、旅行や趣味など、様々なテーマで活躍できます。

自分の好きなことや得意なことを動画にして、視聴者に楽しんでもらうことができます。
自宅でカメラやパソコンでできる動画を作成しましょう。

発達障害の人は、独自の視点やユーモアが高い人もいるので、ユーチューバーとしていけるかもしれません。

ペットシッター

ペットの世話をする仕事です。
犬や猫、鳥や魚など、様々な動物で活躍できます。
ペットの飼い主が留守の間に、ペットのエサや水をあげたり、散歩や遊びをしたりする仕事です。

外で一人で活動できるので、人間関係に疲れることがありません。
発達障害の人は、動物に対する愛情や共感力が高い人もいるので、ペットシッターとしての信頼を得やすいです。

テストユーザー

テストユーザーというのは、パソコンやスマホで新しいサービスや商品を試す仕事です。

例えば、アプリやゲームやウェブサイトなどがあります。
テストユーザーの仕事は、一人で新しいものを体験できるし、自分の感想や意見を伝えられるので、発達障害の人に向いているかもしれません。

テストユーザーの仕事は、テストユーザーのサイトやクラウドソーシングのサイトで見つけることができます。
ただ、テストユーザーの仕事は、細かいチェックやフィードバックが求められます。
それに、報酬や案件の数にばらつきがあるようです。

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発達障害者が一人でできる仕事のメリットとデメリット

一人でできる仕事には、発達障害の人にとって、多くのメリットがあります。
しかし、一方で、デメリットも存在します。
ここでは、一人でできる仕事のメリットとデメリットをそれぞれ5つずつ挙げてみます。

メリット

自分のペースで働ける

基本的に自分のスケジュールや目標を決めて働くことができます。
発達障害の人は、集中力や気分が波があったり、環境に敏感だったりします。
自分のペースで働けることは、ストレスを減らすことにつながります。

人間関係に悩まない

基本的に他人とのコミュニケーションが少ないか、必要最低限です。
発達障害の人は、人間関係が苦手だったり、理解されなかったりすることが多いので、人間関係に悩まないことは非常に大切です。

好きなことに集中できる

一人でできる仕事は、自分の興味や得意な分野に関連する仕事が多いです。
発達障害の人は、好きなことに対しては、深い知識や高い技術を持っていたり、熱中できることがあります。

自分の個性や才能を発揮できる

一人でできる仕事は、自分の個性や才能を発揮できる仕事が多いです。

発達障害の人は、一般的な常識や思考とは異なる独自の視点や発想を持っていたり、細かい作業や論理的な作業が得意だったりします。
自分の個性や才能を発揮できることは、自信につながります。

収入が安定する可能性が高い

一人でできる仕事は、需要が高いか、競争が少ないか、独占できるかのいずれかの条件を満たす仕事が多いです。
発達障害の人は、障害者枠で働くよりも、一人でできる仕事で働く方が、収入が安定する可能性が高いです。

デメリット

孤独になりやすい

基本的に他人との交流が少ないか、必要最低限です。

発達障害の人は、人間関係が苦手だったり、理解されなかったりすることが多いので、孤独になりやすいです。
孤独は、精神的な不安やうつ病などの原因になります。

保険や年金などの福利厚生がない

一人でできる仕事は、基本的に自営業やフリーランスとして働くことが多いです。
なので、保険や年金などの福利厚生がないです。
保険や年金などの福利厚生がないと、病気や怪我をしたときや、老後に困ることがあります。

自己管理が難しい

一人でできる仕事は、自分のスケジュールや目標を決めて働くことができます。

ただ、発達障害の人は、計画性や決断力が低かったり、やる気や集中力が不安定だったりするので、自己管理が難しいです。
自己管理ができないと、仕事の質や量が低下したり、期限に間に合わなかったりすることがあります。

評価やフィードバック(行動したことによる結果を伝える事)が少ない

基本的に他人からの評価やフィードバックが少ないか、必要最低限となります。

発達障害の人は、自己評価が低かったり、自分の弱点に気づきにくい弱点のある人もいます。
評価やフィードバックが少ないと、自分の仕事に対する客観的な認識が欠けたり、改善の機会が失われてしまいます。

スキルや知識の更新が遅れる

一人でできる仕事は、基本的に自分の興味や得意な分野に関連する仕事が多いです。
発達障害の人は、固定観念が強かったり、新しいことに挑戦するのが苦手だったりするので、スキルや知識の更新が遅れることがあります。
スキルや知識の更新が遅れると、仕事の効率や品質が低下したり、市場のニーズに応えられなかったりすることがあります。

まとめると

メリット

・自分のペースで仕事ができる

・人間関係やコミュニケーションのストレスが少ない

・自分の興味や得意なことを活かせる

・創造性や個性を発揮できる

・自分の時間や場所を選べる

デメリット

・収入や仕事量が不安定な場合がある

・自己管理や自己責任が求められる

・孤独や孤立を感じる場合がある

・スキルや知識の更新が必要な場合がある

・トラブルやクレームに対処しないといけない場合がある

となります。

一人でできる仕事は、能力も必要とされることもあります。
また、責任感が必要ですし、個人で頑張らなければならない辛さがあります。

会社では上司の言うとおりにしたり、仕事を与えられます。
しかし、一人で出来る仕事は、個人事業主のようなものであり、自分次第となります。

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発達障害の人が一人で出来る仕事を探すには

発達障害の人が一人で可能な仕事を見つけるには、どうすればいいのでしょうか。
基本的にネットで探す必要があります。

専門のサイトやサービスを利用する

発達障害のある方に特化した仕事を紹介するサイトやサービスもあります。

例えば、「発達障害の人のための仕事情報サイト ハッピークリエイター」、「発達障害の人のための就労支援サービス アスペルギア」、「発達障害の人のためのフリーランスマッチングサービス アスクラ」などです。

これらのサイトやサービスでは、発達障害のある方に向いている仕事や案件を紹介してくれたり、就労に関する相談や支援をしてくれたりします。
発達障害のある方のニーズや特性に合わせた仕事を探すことができます。

インターネットで検索する

ネットで検索すれば、仕事を見つけることができます。
例えば、「データ入力 在宅」「ライティング 依頼」「プログラミング 案件」などです。

ただ、インターネットで仕事を探すときは、注意も必要です。
詐欺や悪徳な業者に引っかからないように、信頼できるサイトや口コミを確認しましょう。

自分で仕事を作る

発達障害のある方が一人でできる仕事を探す方法の中で、最も自由度が高いのは、自分で仕事を作ることです。
あなたが得意なことや好きなことを仕事にすることができます。

例えば、自分のブログやYouTubeチャンネルを作って、広告収入やファンからの支援を得る。
自分の作品や商品をネットで販売したり、自分のスキルや知識を教えたりすることができます。

自分で仕事を作るときは、自分の目標や計画を立てて、コツコツと努力することが必要となります。
あくまで自分次第ですので、結構大変です。

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まとめ

この記事では、発達障害の人が一人で出来る仕事についてお伝えしてきました。

発達障害の人は、集団に馴染めず、転職を繰り返している人が多いです。
会社という組織に不適合な特性があるので、仕方がないとは思います。

しかし、働けないと、私みたいに長期ひきこもりになってしまいます。
回避するためには、在宅ワークでもいいので働くしかないです。

ですが、在宅ワークの仕事は限られています。
以前、就労支援A型事業所で働こうとした時も、在宅ワークを探していました。
しかし、A型事業所を紹介している機関を頼っていたのですが、在宅ワークの仕事は少ないとおっしゃっていました。

今は、例の流行り病の影響から、在宅ワークをする人が増え、競争も激化しています。
また、在宅ワークは、頭の良い人や出来る人しか成功しないと思っています。
個人で考えて仕事をするのは、かなりの難易度です。

ですので、仕事を斡旋してくれるようなサイトを利用した方が良いかもしれません。

また、発達障害というハンデがありますので、自分に向いている仕事を見つける必要があります。

発達障害のアスペルガーASDの私の場合は、データ入力や頭を使わない作業系だと思ってます。

就労支援A型事業所で進められた仕事も、リサーチ業務でした。
守秘義務がありますので詳しくは書けませんが、誰にでも出来る仕事内容です。
結局、母親のせいでA型事業所で働くことはできませんでしたが。

発達障害の人が会社や集団で働くのが難しいのであれば、一人で働く仕事をした方が精神的にも良いと思います。

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