クローズアップ現代+「企業が注目!
発達障害 能力引き出す職場改革」
にゲストとして出演された市川拓司さん。

市川拓司さんは、発達障害のASD
(自閉症・アスペルガー)
ADHD(多動性/衝動性/注意欠陥)、
LD(学習障害)の全ての特性が
発症しているそうです。

番組内では、常に揺れ動いていて
落ち着きがない印象がありました。

それでも受け答えなどは凄く
しっかりしており、特性のハンデを
感じさせない印象を受けました。

発達障害の全ての特性をあっても
作家として活躍し、人生の成功者と
なれた要因は何だったのでしょうか。

発達障害を公表した理由や、
過去の母親の教育の影響などについて
お伝えしていきます。

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市川拓司さんが発達障害を公表した理由

市川拓司さんは、普段書いている日常の
ブログに、「今日、精神科の先生に
アスペルガーと言われた」と書いたことが
きっかけで広まったそうです。

市川拓司さんのブログ
doorinto

市川拓司さんは恋愛小説家として
有名人です。
自身が発達障害として世間に知られる
影響はあると思います。

ですが本人は、自分がポジティブな性格で
特に気にしてはいないといいます。

またアスペルガーの影響で、
社会的に自分に何か不都合がっても
アスペルガーの影響で何も考えずに
言ってしまう(書いてしまう)。

そして、ADHDの衝動性の影響から
書く事が抑えられない。

周囲の人からは、「発達障害を公表して
すごいですね
」と言われたそうです。

ですが、市川拓司さんは、
公表の意味すら知らなかったそうです。

自身の前向きな性格によって、
特性による予想外の公表になっても
周囲の影響は関係ないようです。

人生の成功理由とは?母親の過去の教育

市川拓司さんはASD、ADHD、LD
の3つの特性を抱えているにもかかわらず
作家として大成しました。

ASDでは、こだわりが強く、
孤独への耐性が強い、
コミュニケーションが苦手。

感覚過敏では、まぶしい光が苦手、
大きな音が苦手。

ADHDでは、多弁・多動、
落ち着きがない、物忘れがひどい。

LDでは、文字を書くのが非常に苦手で
鉛筆で書くと紙に穴を開けてしまったり、
芯の先が折れてしまうほど力強く書いて
しまっていたそうです。

1つの特性だけでも生きるのが辛いのに、
発達障害の全ての問題を抱えて
大学を卒業して、就職もされていました。

背景には、過去の子供の頃の母親の教育
影響しているそうです。

市川拓司さんの母親は、
物凄く破天荒な女性だったそうです。

彼女の教育方針は、

お前は何をやってもいい
お前は間違っていない
(人と少し)違うだけなんだよ
もっとやれもっとやれ

と、本人を全く否定しない育て方
だったそうです。

そして市川拓司さんは、
鋼のような自尊心」、
ダイヤモンドのような自尊心
で育ったと言います。

市川拓司さんは、
1962年生まれで現在56歳です。

市川拓司さんの母親は、
発達障害などは知らない年代です。

意識的に自尊心を高める教育が
発達障害の子にとって大正解という
ことも知らないと思います。

それでも、息子の困った行動や
振る舞いを注意せず、自尊心を常に
高める教育
方針をされていました。

他の発達障害のある有名人や成功者の
子ども時代は、大抵母親がこのように
自己肯定感や自尊心を向上させる教育
をされています。

武田双雲とは?発達障害を公表後の気持ちの変化や作品への影響

発達障害の子には、メンタルを成長させる
教育
方針をして、二次障害を防ぐことが
いかに大切かがわかります。

市川拓司さんは母親から培った強い心で、
就職後に特性で失敗し、
叱責を受けたり、失敗しても
まったくへこたれなかったそうです。

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市川拓司さんが伝えたいこと

テレビの番組内で、
発達障害で苦労している人に
メッセージを送っていました。

「発達障害に苦しむのは、
自分で辛いと思っているから。
周囲の人も、そういう人間として捉えて
しまうのが良くない」

「本質的な人間の捉え方を間違っている。
(働いて)お金を生み出す力や生産性が
ある人間が肯定されている世の中」

「最近の世の中は、人間を資本社会で
必要かどうかに注視している」

「人間として生まれたら
人として生きているだけで価値がある」

「尊いんだ。というふうに本人が
思うべきだし、周囲の人もそうみるべき。
それが人間の本質的な元々の考え方」

「それが変わってしまっただけ。
近代化社会で価値観の変わった世の中で
想像力を働かせて、価値観を変えるべき」

テレビでの発言と少し違いますが、
大体このようなニュアンスのコメントを
されていました。

現代社会では、役に立たない人間や、
そう思われてしまう発達障害の人が
生きづらい世の中です。

発達障害の雇用促進や法整備、
今回の発達障害キャンペーンなどで、
理解や支援は広がってきたように思います。

ですが、学校環境や就職の面なども
現状ではまだまだ不十分だと
感じています。

給料や昇進という面で考えた場合でも、
定型発達(健常者)とは、
段違いに劣っています。

特性によってできないことや、
発達障害と聞くだけで、
マイナスの認識はまだまだあると
思っています。

このような状態を、市川拓司さんは
変えるべきだと訴えているし、
人としての意味を考えて欲しいと
伝えていました。

まとめ

市川拓司さんは、発達障害の3つ全ての
特性を受けながらも
人生の成功者として道を切り開きました。

母親の子供の頃の教育方針の影響も
あったと思います。

しかし、3つ全ての特性があると、
95%以上の人は、人生が上手くいかない
のではないでしょうか。

さらに56歳という年齢から
発達障害を理解されない環境。

かなりのハードモードであると
私は感じています。

しかし、やはり3つの特性があっても
1つ重要な要素がありました。

それは、IQです。

市川拓司さんは、
埼玉県の与野高校を卒業していまます。
偏差値は56くらいです。

さらに獨協大学経済学部経済学科卒業も
卒業されています。

少なくともIQが特性により凹凸が
あっても、100以上はあると思います。

そして小説家として大成功しています。

凸の部分で文才や言語能力の発達が
人並み(IQ120)以上であると
考えられます。

以上の理由から、発達障害であっても、
IQの数値、母親の教育しだいで
人生の岐路が変わってしまうのだと
思います。

また、ギフテッドと呼ばれる、
普通の人には絶対に負けない
能力がある人も、
大抵人生が上手くいっている気がします。

発達障害の子を持つ保護者さんは、
いかに子供に自己肯定感自尊心
高めることができるか。

そして、幼い頃からの教育次第だと
私は感じます。

IQは子どもの脳が幼いほど、
教育すれば上がっていくそうです。

タイトルと話が違ってしまいましたが、
結局親の教育次第で、
子どもの未来が変わってしまうのだと
思いました。

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