
私は大の犬好きで、Youtubeでいつも見ている、とあるゴールデンレトリバーの動画があります。
その犬を見ていると、「あれ、もしかして私よりも、この犬の方が幸せなんじゃないか…?」と思ってしまうことがあります。
悩みもなさそうで、毎日が一直線で天真爛漫。人に撫でられて、散歩して、ご飯をもらって…あまりに充実していてる。
一方の私は、23年以上の引きこもり、ASD、IQも67と低い。
「普通の生活」からは遠く離れてしまった状態で、毎日が不安と絶望の連続です。
犬と人間の幸せを比べること自体がまちがってはいるとおもいます。でも、やっぱり比較してしまいます。
「今の自分と、あのゴールデンレトリバー。いったいどっちが幸せなんだろう?」と。
犬と人間の“幸福度”を本気で比較してみた
犬の幸福度(YouTubeのゴールデンレトリバー編)
YouTubeに登場するような犬は、可愛がられて、しっかりとトリミングもされて、見る人に癒しを与える代わりに、完璧な「犬ライフ」を送っているように見えます。
もちろん、99%以上、少なくとも中流家庭以上です。
だいたいソファーや綺麗な家具などがあり、部屋も広い。
そもそも、犬を飼うのにはお金がかかるので当たり前ですが。
特にゴールデンレトリバーを買っている人は、裕福な人が多いと感じています。
その犬の一日を思い浮かべてみてください。
大体youtube動画では、以下のような犬の様子を見ます。
- 朝、優しい飼い主に起こされて
- ご飯を食べて
- お散歩に行って
- 帰ってからはお昼寝
- 時々おやつやおもちゃで遊んでもらって
- そしてまた撫でられて…
きっと「安心感」や「愛情」に満ちた毎日を送っているのではないかと感じます。
もちろん、“自由”という意味では制限されている部分もあります。
でも、それ以上に「安心して存在していい」という絶対的な土台があるように見えるのです。
🐶 犬の幸福度スコア(独自分析)
項目 | 点数(100点満点) | コメント |
---|---|---|
安心感 | 100点 | 飼い主に完全に守られている |
食事満足度 | 30点 | 同じドッグフードばかりだけど気にしてなさそう |
社会性・愛情 | 80点 | 撫でられ放題、愛され放題 |
自由度 | 20点 | リード付きだが気にしてなさそう |
生存不安 | 0点 | 不安という概念がほぼない |
総合幸福スコア:230/300 → 約77%の犬満足度
ここまで幸福度が高い生き物、なかなかいないのではないでしょうか。
私の幸福度(現在)
私は現在、23年以上引きこもり。
ASD(自閉スペクトラム症)の診断を受け、IQは67というハンディキャップもあります。
社会と接することも無く、外の世界と断絶された暮らしをしています。
食事は、母親が用意してくれていますが、病院食のような薄味で、毎日が苦行のようです。
あまりに味気がないので、どうしても甘いもの(飴、ガム、チョコなど)を食後に口にしないと落ち着かなくなってしまいました。
そして、いつも感じているが「未来への強烈な不安」と「身体の調子の悪さ」、それから「心労」。
周囲との接点もなく、誰かに愛されているという実感もありません。
何を目指せばいいのかも見えず、毎日憂鬱です。
🧍♂️ 私の幸福度スコア(自己採点)
項目 | 点数(100点満点) | コメント |
---|---|---|
安心感 | 10点 | 日々の生活すら不安定 |
食事満足度 | 5点 | 味気なく、後味も苦い日常食 |
社会性・愛情 | 5点 | 人との関わりがほとんどない |
自由度 | 40点 | 外出も自由だが、心と環境が制限になっている |
生存不安 | 100点 | 生きていること自体がギリギリ |
総合幸福スコア:60/300 → 約20%の人間絶望スコア
犬と比べて、圧倒的な完敗です。
犬と人間の幸せの“本質的な違い”とは?
犬は「今」を生きています。昨日のことも、明日のことも、基本的には考えていないと言われています。だから、今日散歩に行けた、それだけで大満足。
一方、人間の私は「過去に傷つき、未来に怯える」。
過去の失敗したことを延々と引きずり、明日はもっと悪くなるかもしれない、と思ってしまう。その連続が、幸福感を削っていくのです。
犬には「こうあるべき自分」も「他人と比べる意識」も無いそうです。
だから幸福度が高く見えるのかもしれないです。
それでも「犬を上回れる可能性」は0.1%くらいある
この状況のままでは、どう考えても犬の方が幸せだと思います。
でも、人間には「未来を変える可能性」が0.1%くらいはあるはず・・・。
私の場合で言えば、
- 引きこもりから少しずつ脱出していく
- 自分なりに働いて収入を得られるようになる
- 誰かと信頼関係を築く
たとえそれが「普通」とは言えない形でも、「犬よりはマシな状態」に近づける可能性はあると思います。
ほんの少しずつでも動いてみることで、その0.1%が0.5%になって、1%になるかもしれません。
まとめ:犬と人間の幸せは比べられない。でも、今は完敗です
結論から言うと、今の私の人生は「YouTubeのゴールデンレトリバー」に完敗していると感じます。
でもそれはあくまで今この瞬間の話であって、人間には変化の可能性があります。
逆に言えば、「今ここにいる私」がそう感じているなら、それはきっと何かを変えたいと心のどこかで願っているからだとも思います。
だから、比べることに意味はないのかもしれませんが、比べたからこそ気づけたこともありました。