私(ASD)は、子供の頃から物事に対して強いこだわりがあります。
その為、できる限り限界まで突き詰めてしまう完ぺき主義なところがあります。

自分でやると決めたことや、
興味のあることに対しては、
完璧にしないと気が済まない
というアスペルガーの特徴があるのです。

誰も気にしない、どうでもいい
小さなことまで固執してしまいます。

普通の人が「そこまでやっても意味がない」
という状態まで、やってしまいます。

そのため、呆れられたり、
変な人と思われてしまうのです。

その完璧主義の執着心を
活かすことができれば、
通常では考えられない
成果をあげることもあります。

しかし、ほとんどは無意味なことであり、
自己満足であることが多いのです。

また、手間暇を異常にかけてしまうので、
疲労度が半端ではないです。

気づいた時には、他のことが
何も手につかない状態になるまで
疲れ切ってしまうのです。

自分で必要だと考える物事に対しては、
妥協することができません。

中途半端な状態や、ほどほどの出来が
どうしても我慢ならないのです。

それだったら、
「始めから完璧にするんじゃなかった」
と後悔してしまいます。

途中で自分の思い通りにならなかったり、
完璧に出来ない状態になってしまうと、
モチベーションが物凄く下がってしまい、
やる気が著しく低下してしまいます。

〇か×か、0か100かで考えてしまう
極端な思考なのです。

何故、そうなってしまうのかはわかりません。

アスペルガー症候群の3つの特徴の1つ
こだわり」の影響によって
引き起こされていると考えられます。

普通の人とは違う脳の機能異常であり、
全体よりも細部」にこだわってしまう為です。

そこで今回は、発達障害(アスペルガー)の
人の完璧主義の特徴と、疲れる原因について
お伝えしていきます。

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完璧主義者のアスペルガーの特徴と疲れる原因

発達障害のアスペルガーの人は、
物事を完璧にしなければならない
という気持ちを強く持っています。

自分ルールや、こだわりの特性の
影響があるからです。

普通の人(健常者)が妥協する物事でも
自分の興味の対象であれば、
細部までこだわってしまうのです。

また、全ての物事に対して、
自分の思った通りのやり方で
「上手くいく」と信じています。

その為、途中で邪魔が入ったり、
変更しなければならない常態に陥ると、
怒ってしまいます。

中途半端な状態が嫌いですし、
自分の予想通りの行動ができないと
ストレスを溜めてパニックになるのです。

アスペルガーの完璧主義は
細部までこだわってしまいます。

真面目で責任感が強い人が多い為、
間違った状態になっていないか、
細かいところまで追及してしまうのです。

そのため、物事に対して時間が
かかり過ぎてしまい、
非常に効率が悪くなります。

仕事では、自分一人だけ周囲と違う
ペースで行ってしまうため、
協調性がない人と思われてしまいます。

状況判断も苦手で、融通も利かないため、
自分勝手な人と誤解されてしまうのです。

周囲と同調しようとしても、
どうしたらいいのか自分では思いつかない為、
臨機応変な対応もできません。

変化が苦手な為、自分のいつものやり方で、
こだわってしまい、大局が見えないのです。

何か新しいことに取り組もうとするときでも、
事前の準備段階で完璧を求め過ぎてしまいます。

物事を始めるまでに、できるだけ情報を集めて、
自分の手順を考えてしまいます。

ようやく物事を始める段階になっても、
最初のつまずきから問題解決に走ってしまいます。

不安な状態では先に進めず、
いろいろと調べてしまい、
なかなか前に進めないのです。

「とりあえずやってみよう」とか、
「いったん全体を通してみよう」などといった
柔軟な思考が苦手なのです。

経験したことのない未知の物事を
想像することが苦手なため、
自分ルールを模索しなければならないのです。

そのため、異常に神経や脳を使ってしまい、
疲れ果ててしまいます。

好きなことや、どうしてもやらなければ
ならないことであれば、続けられます。

しかし、重要だけれども
「途中で投げ出してもよい」と判断できる
物事であれば、挫折してやめてしまうのです。

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まとめ

発達障害のASD(アスペルガー)の人は、
自分の興味があることや、
するべき物事に対しては、
完璧にしないと気が済まない
気持ちになります。

こだわりの特性から、
普通の人が気にしない些細な点や、
細部にまで気を使いすぎてしまう為です。

想像力も著しく欠如しており、
全体を把握することが苦手です。

そのため、細かいところまで追求してしまい、
時間が異常にかかってしまうのです。

脳への負荷も高いため、
疲れ切ってしまいます。

夢中になれることでない限り、
途中で休憩を何度も挟まなければ
やる気を保つことも難しいです。

気も散りやすく、途中で投げ出してしまう
こともよくあるのです。

アスペルガーの完璧主義を治すには、
ある程度の妥協をする、意識改革が必要です。

まずは全体を通すことを目標にしましょう。

雑でも適当でもいいので、
終わらせることを意識します。

とりあえず全てを終わらせてから、
局所を修正する作業の方が
圧倒的に効率的なのです。

「適当では意味がない」と思わずに、
全体を終わらせることを意識する
ことが大切なのです。

例えば私の場合、
文章を書くのが非常に苦手です。

最初の数行書いただけで、
何度も見直して書き直しています。

そのため、めちゃくちゃ時間がかかりますし、
頭も使いすぎて途中で休んでしまいます。

気が付くと、いつの間にか他のことを
してしまっています。

そのため、普通の人が30分くらいで
終わるようなことを、
私は3~5倍の時間がかかるのです。

しかも、途中で休憩を何度も挟んでいる為、
頭が切り替わってしまい、
文章が変になってしまっているのです。

この状態を改善する為、
とりあえず、自分の書きたいことを
一気に全部書いてしまって
全体を終わらせることを意識しています。

適切な言葉や表現を使っていないか、
いちいち何度も振り返ってしまうのを
やめるだけで、かなり効率的になりました。

ただ、自分の知らないことや難しいこと
になると、一つずつ考えながら
細部にこだわってしまいます。

自分の書く型が決まっていないと
不安になってしまい、
完璧主義に走ってしまうのです。

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