朝、目が覚めた瞬間、右肩に強烈な痛みが走っていて、とても驚きました。何かにぶつけたわけでもなく、ただいつものように寝ていただけだったのですが、ズキズキと刺すような感覚で……。肩を持ち上げたり、姿勢を変えたりするたびに痛みがあったのです。

私は普段、横向きかうつ伏せで寝ています。というのも、仰向けで眠ることがほぼできない状態だからです。

うつ伏せで寝ると、喉が圧迫されてしまい、息が詰まってしまうことがよくあります。まるで窒息しかけるような感覚で、死ぬかと思うほど苦しくなることもあります。なので、今ではほとんどうつ伏せは避けていて、ほとんど横向きで寝るようになりました。

本当は仰向けで、リラックスした姿勢で眠れたら理想なのですが……。私の場合、仰向けだとほぼ眠れないです。たとえ数時間後にやっと眠れても、心臓がバクバクして目が覚めてしまったり、無呼吸症候群のような症状で息苦しくなってしまったりと、安心して眠れないのです。

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敏感すぎる夜と、耳を塞ぐ工夫

さらに、私の生活は昼夜逆転しているため、日中のちょっとした物音や外の騒がしさにとても敏感になってしまっています。ほんの少しの物音でもすぐに目が覚めてしまうのです。

そのため、せめてもの対策として、布団を頭までかぶって耳を隠すようにしています。これで多少は音が遮られるかと思っているのですが、実際には体感で10%程度しか効果がなく……。それでも、少しでも眠れるようにと、できる限りの工夫を重ねています。

また、顔を枕に埋めていると、不思議と眠気がやってくる感覚があります。横向きやうつ伏せでないと寝付けなくなってしまったのは、もしかするとその影響もあるのかもしれません。

また、調べてみたところ、顔周りには「眠くなるツボ」がいくつか存在するようです。

眠気を誘う「顔まわりのツボ」一覧表

ツボの名前位置の目安期待できる効果
印堂(いんどう)眉と眉の間(眉間の中央)緊張をゆるめて心を落ち着かせ、リラックスしやすくなる。入眠前の不安感やイライラにも効果的。
攅竹(さんちく)眉頭の少し内側、鼻の付け根寄りのくぼみ目の疲れや頭重感を和らげることで、リラックス状態を促し、眠気をサポート。
太陽(たいよう)こめかみの中央あたり、目尻と眉尻の延長線上のくぼみ緊張性の頭痛や眼精疲労に効果があり、全体的なリラックス効果が期待できる。
睛明(せいめい)目頭の少し内側、鼻の付け根近く目の疲れからくる神経の高ぶりを抑え、落ち着いた眠気を誘導。
迎香(げいこう)小鼻の横、ほうれい線上のくぼみ呼吸を深く整えるサポートになり、副交感神経の働きを促すことで眠りに入りやすくなる。
地倉(ちそう)口角の外側、ほんの少し下あたり表情筋の緊張をほぐし、顔全体のリラックス感を引き出すことで、安眠を促す。
顴髎(けんりょう)頬骨のすぐ下、目の下あたりのくぼみ顔のこわばりを和らげてリラックス状態に導き、自然な眠気を引き出すサポートに。

私が仰向けで眠れず、顔に枕を埋めるようにしてしか眠れないのは、もしかすると顔に圧がかかることで眠気を引き出していたのかもしれません。知らず知らずのうちに、「眠くなるツボ」を刺激していたのかも……。

右肩の痛みと、子どもの頃の記憶

今朝の痛みは、まさに「刺すような痛み」といった感じでした。普段どおり、横向きで眠っていたはずなのですが……。ちなみに、どちらの向きで寝るかは日によって異なります。この日は右側を下にしていたようで、起きてから右肩に強い痛みを感じました。

時間が経てば少しは和らぐかと思って様子を見ていたのですが、起床から4時間以上経っても痛みはなかなか引かず、回復度は体感で40%くらいです。肩を上げたり、向きを変えたりすると、まだ鋭い痛みが走っています。

そういえば、こういう「肩の異常」には、思い当たる節がありました。

小学生の頃に受けた暴力と、その後遺症

小学生の5~6年生の頃、私は両肩を何度も殴られていた時期がありました。きっかけは、当時流行っていた漫画の影響で、友達の間で“パンチのアクション”がブームになっていたことです。私はその遊びの「標的」にされていました。

今思い出しても、とてもつらい記憶です。痛みはもちろん、精神的にもかなりきていました。

その影響なのか、今の私の肩は、力を加えなくても関節をずらせるようになってしまっています。完全に外れるというよりも、「ずれる」と表現したほうが近い感覚です。強くやると痛みが出ますが、軽くなら問題なく動かせてしまいます。

これはおそらく、あの頃に肩の靭帯や関節包(かんせつほう)など、関節を支える構造が傷んでしまったせいなのだと思います。

病院に行ったけれど……

実は当時、病院に行ったこともあります。ただ、診察の場で「肩をずらす」ことができず、周囲に理解してもらえなかった経験がありました。

特に母親からは「何ふざけてるの」と言うようなことを言われてしまい、とても悲しかったのを覚えています。

今ならわかるのですが、座っている状態では、肩の関節をずらすことが難しいのです。立っていたり、腕を下にだらんと下げたりしたときには、すっと簡単にずれる感覚があります。むしろ、そういう状態だと“勝手に外れそう”になるほどです。

いろいろ調べてみたところ、こういう状態は「病的脱臼」や「亜脱臼(あだっきゅう)」と呼ばれる可能性があるようです。小学生時代の繰り返された外傷によって、肩の関節が不安定になってしまった状態とのことでした。

長年放置してきた肩の異常

この肩の状態――いわゆる病的な亜脱臼かもしれない状態については、小学生の頃からずっと気になってはいたものの、特に大きな支障がなかったため、長年放置してきました。

日常生活の中で、肩が勝手に外れるような場面はそう多くありません。ただ、だらんと腕を下げたときに「今にも抜けそうだな」と感じることがあり、やはり関節が正常ではないのだろうと思っています。

今回のように、たった一晩、横向きで寝ていただけで右肩に激痛が走るような事態になってしまうと、「もうさすがに放置してはいけないのかもしれない」と感じ始めています。

とはいえ、現時点ではまだ病院に行く予定はありません。幸い、2日前に運よく湿布を手に入れていたので、今はそれを貼って様子を見ています。少しずつ痛みも和らいできてはいるのですが、それでも根本的な不安は消えません。

寝方すらも「選べない」現実のつらさ

この肩の問題に加えて、私はもともと「寝る姿勢」にも大きな制限があります。

仰向けでは眠れませんし、うつ伏せでは喉が圧迫されて呼吸が止まりそうになります。これまでは唯一、横向きだけが「安全かつ眠れる姿勢」だったのですが、今朝のように肩を痛めてしまうと、その選択肢すら危うくなってしまいます。

たかが「寝る姿勢」と思われるかもしれませんが、私にとっては本当に深刻な問題です。もともと睡眠には敏感で、ちょっとした音でも起きてしまいますし、体勢がしっくりこないと眠りに入れません。

そうした中で、「もう横向きでも安心して眠れないかもしれない」と考えると、心の底から不安になってきます。寝ることすら気をつけなければいけない――それは、日々の小さな積み重ねがどれだけ大切か、そしてそれがどれほど脆く崩れてしまうかを思い知らされるような感覚です。

まとめ

今は、肩の痛みが少しでも和らぐよう、無理をせず、なるべく安静に過ごしています。眠るときの姿勢も、少し角度を変えてみたり、抱き枕のようなものを使って負担を分散させたりと、できる範囲で工夫を続けています。

正直なところ、「どんな姿勢でも安心して眠れるようになる日が来るのだろうか」と不安になることもあります。でも、それでも日々を少しでも穏やかに過ごすために、自分なりに模索していくしかないのだと思っています。

つらいことも多いですが、今日の痛みをきっかけに、これまで見て見ぬふりをしていたことにも少し目を向けていけたらいいなと感じています。

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